ビストロ ハッチ(フランス料理/吉祥寺)
【2018年1月に当時の日付で記事を編集しています】
初訪問店については、すでに閉店していようと、賞味期限切れのネタであろうと、全て新記事を作成します。
※再訪店でTwitterの写真付きツイートによる実況がなかった場合は、後日画像をスライドショーで貼り付けています。
*路地裏の名店 トラットリア チッチョの兄弟店
吉祥寺詣での定番となった、某ギャラリーでの個展鑑賞からの~暴飲暴食ツアー、今回は1軒目がお初に訪問となる此方。何度か足を運んだ
トラットリア チッチョ と同系列ですが、営業をスタートしたのは先とのことで、いわばお兄さん(お姉さんというイメージではないよねw)的存在のお店です。カテゴリーはカジュアルフレンチ、たっぷりポーションのお料理がリーズナブルにいただける「ビストロ」です。
店舗外観
吉祥寺駅北口から5分ほど、此方も程好い路地裏感があります。通りに面したデッキテラス席、ウッディな造りはハッチ(=小屋)という雰囲気を上手く醸し出している感じ。
店内風景
オープンと同時のディナースタート(2時間の時間制限あり)につき、一番乗り。誰もいないうちに店内の様子を。
入ってすぐカウンター席と、グループでもOKの細長いダイニングテーブルがあります。席数は弟店とほぼ同じながら、レイアウトの関係か此方の方が落ち着いた雰囲気。
シャンパーニュでスタート!(950円)
泡をグラスすり切りでサービスしてくれるのは弟店と同じだけど、こちらは「シャンパーニュ」です(嬉)!! オーナーの高島さんが自ら注いでくれました。曰く「フレンチとしてのメンツがありますから!」とのこと。
Gaston Chiquet Brut Tradition
ガストン シケ ブリュット トラディション(シャンパーニュ/フランス)
発泡/ガストン シケ/ピノ・ムニエ、シャルドネ、ピノ・ノワール
それにしても高島オーナーに「あなた、チッチョで見かけたことありますよ」と言われたのにはビックリ(
)
3回しか行っていないのに・・・いずれも早い時間の利用だから、酔っぱらって悪目立ちしたということはないと思うけど。
おすすめワインと料理は黒板に(安っ…!)
遠方からはるばるやってきたので、おすすめを中心にオーダーしようと思います。
昆布森オイスター
赤ワイン塩でいただく「フリット」と、青海苔ソースがたっぷりかかった「ムニエル」を友人とシェア(各450円)。どちらも美味しいけれど、シャンパーニュにはフリットの方が合いますねー。
静岡県産 戻り鰹のリヨン風(1,250円)
絶妙に火を入れた鰹の程好いレア感と、さり気なく和を意識したソースのマッチングが素晴らしい。サラダ仕立てでお野菜がたっぷり食べられるのもうれしい。「リヨン風」というのは玉葱が使われているからかな。
2杯目は白(750円)
グラスワインは高島さんにおまかせ。
Silver Point Sauvignon Blanc
シルバー ポイント ソーヴィニヨン ブラン(ホークスベイ/ニュージーランド)
白/クーパーズ クリーク ヴィンヤード/ソーヴィニヨン ブラン100%
栃木県産さといも ルブロッション タルティーフレット(750円)
サヴォワ地方の郷土料理、タルティーフレット(じゃがいも、玉葱、ベーコンのチーズ焼き)を里芋で。サヴォワのチーズ ルブロッションを使っているのに、里芋のねっとりした食感で全く違った趣のお料理に。里芋をチーズと合わせた料理、初めて食べたかも。
北海道産 鱈白子ブールノワゼット(950円)
鱈の白子をソテーし、焦がしバターソースで仕上げた「今日イチ!」の一品。白子(魚の精巣)を食べるのって日本人くらいだと聞いたことがあるけれど、美味しいですよね
私的には和食のポン酢でいただくスタイルより焼いたり揚げたりする方が好き。バターとの相性は抜群だと思う。
3杯目はマコンのビオ(850円)
Domaine Cordier Pere et Fils Macon Clos de la Maison
ドメーヌ コルディエ ペール エ フィス マコン クロ ド ラ メゾン(ブルゴーニュ/フランス)
白/ドメーヌ コルディエ/シャルドネ100%
フランス産 ジロール茸のリゾット」(1,200円)
和名ではアンズ茸。名前の通りアンズの甘酸っぱい香りが特徴ですが、鍋物との相性が悪く日本ではなかなか食べる機会が少ないジロール茸を贅沢に使ったリゾット。香りを殺さないようシンプルな味付けで、メインの前の一皿としては完璧です。
カリッと仕上げた鴨胸肉のキャラメリゼ 赤ワインソース 長ネギのドフィノワ」(1,400円)
お砂糖で香ばしく焦げ目を付けて焼き上げた鴨にたっぷり赤ワインソースをかけ、じゃがいもと長ネギのグラタンにトッピング。
ドフィネ地方ではグラタンにポワロー葱を使いますが、「1,400円で提供するには予算オーバー」なので、長ネギで代用しているそうです。まあ鴨とネギの相性の良さは日本人には浸透しているので問題ないと思います。
4杯目は鴨に合わせてブルゴーニュのピノ(850円)
Dommaine de l'Ecette Rully Brange
ドメーヌ ド レセット リュリィ ブランジェ(ブルゴーニュ/フランス)
赤/ドメーヌ ド レセット/ピノ・ノワール100%
別腹デザート
柚子とチョコレートのジェラート、「人気No.1」のアップルパイ。ハシゴするのでコーヒーはなし。
多少ポーションを調整していただいたものの、ほぼ1皿を2人でシェアしました。ワインを4杯(泡・白2、赤)付けて支払いは1人7千円ちょい。
CPの素晴らしさを実感するには「おひとりさま」より断然「2人以上」の利用がおススメかなぁ。
ちなみに「定番」メニューはこちら。
1人利用ならアントレを肴にワイン、というスタイルが良さそう。
満席御礼の人気店ゆえ、思い立ってフラッと寄れる確率は低いけれど(深夜の時間帯なら電話で確認するとOKの場合があるようです)、吉祥寺遠征の際にはまた立ち寄りたいお店です。
■Bistro Hurch
□17:00~27:00(L.O 26:00)
□年中無休
*夏季・冬季に連休あり
□蔵野市吉祥寺本町2−17−3 本町ハウス1F
□050-5869-1869
17/11/25のツイログで実況済み