*な、な、な、なんじゃあこりゃ―――
!!!
下書き状態で公開待ちの記事が山積みなのだが…(^^;)緊急投稿。これがわめかずにいられるかっての!
本日ウォルフガング・ペーターゼン監督の『トロイ』が地上波初登場となりました。テレビ朝日の日曜洋画劇場40周年記念特別企画だそうです。
でも、ラテ欄見てビックリ! 枠が2時間24分ですよ!!
正味2時間の放映枠でこの映画をオンエアしちゃうわけですかぁ!?(この映画の本編、2時間43分あるので民放では3時間枠でもノーカット放映はムリ)本編も3時間半近くあったランニングタイムをペーターゼン監督が断腸の思いで3時間以内に縮小したと言われているのに…。
私は映画館に13回足を運びましたが、ディレクターズカット版を観たくて観たくて、強烈な欲求不満に陥ったのです。
あれ以上短くするなんてことが果たして可能なのか?
しかも40分以上でしょ???
―というわけで、好奇心に逆らえずつい観ちゃいました。
あああ~止めときゃ良かったですぅ
1.ボアグリアスが蔑ろに!(ひ、ひどいっ)
2.ジュリー・クリスティの出番が丸ごとカットかい!?
「故郷に留まれば幸せに暮らせるけれど、トロイへ行けば生きては帰れない」と母親に言われる重要なシーンなのに。
3.ブリセイスの登場シーンをカット(これはハッキリ言ってどうでもいい)
アキレス様を変える女なのに…。
4.アキレス様が従弟に戦士の孤独について語るシーンをカット(ショボ~ン)
「お前にはバカ(アガメムノン)のために命を落として欲しくない」と言ういいところなのに。
5.プリアモスがヘタレ王子パリスに「勇者の剣」を授けるシーンをカット
6.メネラウスの許へ戻ろうとするヘレンをヘクトルが止めるシーンをカット
ダイアン・クルーガーが一番芝居してるシーンなのに。
7.「ヘクト―――ル!!」の途中でCM入れやがった(ありえない)!!
8.息子の亡骸を取り返しに来たプリアモスがアキレス様を説得するシーンを半分カット
従弟を失ったアキレス様と息子を失ったプリアモスの気持ちがシンクロする感動的なシーンなのに。
9.さんざん傷めつけたヘクトルの死体の前でアキレス様がさめざめと泣くシーンをカット
10.「安らかに友よ」でいきなり終わり(
ハァ?)
馬鹿にしとるんかゴルァ
!!!
他にもあると思うけれど、とにかくもうあれは『トロイ』じゃありません。あれを観てしたり顔で素人が酷評レビューをネットに投稿したらどうしてくれるのさ。もう数え切れないほど本作を観て英語の台詞まで覚えた私的には立派な屈辱です!
発作的にDVD観返しちゃったジャマイカ!
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せっかくなので、公開当時(2004年)の思い出画像などを。
著作権とかヤバイかもだが、拾ったページはすでに閉じちゃってるし…まあいいか。
※クリックするとオリジナルサイズでご覧いただけます。
ルオモ・ヴォーグ
こんな姿で表紙を飾ることになるとは。「パンチラ」が話題になったりした。
パトロクロス役のギャレット・ヘドランド
年端も行かぬ従弟設定とはビックリだったけど、可愛くてなかなか良かったですよね
物語の設定上B・Pに似ていなくちゃいけないわけで、確かにかけだしの頃(アイドル時代)の彼にソックリでした。
エキストラ出演のつもりが、B・P似のルックスのおかげで重要な役に大抜擢!というラッキーガイのようです。
ちなみに『トロイ』がデビュー作。
B・Pと
なんかホンモノの兄弟みたいで微笑ましい。年は親子ほど(21歳…)違うけど。
ペーターゼン監督と
アキレス腱に矢が
結構似合ってたスカート
何気に脚がキレイだったブラピ。個人的にはパンチラより脚線美に目がクギヅケでした。
ドイツ人の映画監督だけあって、ハリウッドスタイルに馴染めず衝突が多いそうですね。CGを極力避け、大掛かりなセットでエキストラを何千人も使って撮影したり、スタントマンなしで俳優に激しいアクションシーンを演じさせたり。
妥協を許さない性格から撮影スケジュールも押せ押せだったらしいし、製作費もかなりオーバーしたと聞いています。
「泣く泣くカットした」という30分が気になって仕方ありません。
■カットされたシーン、変更された設定などが分かるデヴィッド・ベニオフの脚本(初稿)は
ここ で読めます(当然英語ですが)。
■ナンシー・Chang!の『トロイ』レビューは
こちら で。