*焼酎、日本酒、梅酒が約120種類、1,000円で飲み放題!
9/16(火)、18:30~20:00、日比谷の第一生命本社S階にて、第一生命都心総合支社主催の「お酒を楽しむ会」というイベントがありました。
焼酎では貴重な甕壷仕込み「蔵の師魂」や、プレミアム焼酎の元祖「伊佐美」。清酒では朝日酒造の最高峰であり年1回の限定品「得月」や、新潟を代表する「〆張鶴」。梅酒ではなかなか手に入らない「八海山の梅酒」、幻のお酒ともいえる昭和37年醸造の46年熟成梅酒「渾然」などなど、酒飲みには堪えられない銘酒がズラリとリストに名を連ねています。
これはスティーブ@茅ヶ崎先生にもお声をかけねば―と、早速メール。当日第一生命本社のエントランスで18時に落ち合う約束をしました。
会場となった第一生命本社S階
社員食堂のことだったのですね。
それにしてもなんと立派(しかも広っ!)な社食なのでせう
天井が高く、中央には木が植えられていて、ビルの中にいながらとても開放的な空間。大きな窓からは皇居の日比谷濠を一望、まるで展望レストランなみの景観です。
何気に一番楽しみだった梅酒のコーナー
窓の外には丸の内の夜景が
お酒は全て1本勝負。焼酎60、日本酒30、梅酒30の計120本が美しい夜景をバックにズラ―ッと横一列に並ぶ様は壮観。珍しいものばかりなので、好みのものに的を絞って攻めないとあっという間に空になってしまいます。
当日は全銘柄の一覧表が配布されたのですが、主催者のご挨拶そっちのけ(スミマセン
)で真剣にチェックしてしまったことは言うまでもありません。
いちご梅酒
見た目もかわいらしいピンクの梅酒は、荒濾過果汁がたっぷりのほとんど「いちご酒」。ほんのり甘い口当たりの良さにグイグイいけてしまいます。ゲストが久保田の萬寿に群がっているスキにたっぷりいただいてしまいました
産地:和歌山
蔵元:中野BC
度数:12
ちなみに当日堪能した銘柄はトップ画像をご参照のこと。
ラベルしか撮らなかったわけは、飲み比べイベントにつきテイスティングは全てミニサイズのプラカップ。
いくら中身が美味しいお酒でも全く画にならないのです。
とりあえず簡単にご紹介(銘柄をクリックするとラベル画像がご覧いただけます)。
蔵の師魂 極上(芋焼酎)①
甕壷仕込み、木樽蒸留、甕壷熟成。
人肌の伝わるやさしいテイスト。
産地:鹿児島
蔵元:小正醸造
伊佐美(芋焼酎)②
プレミアム焼酎健在。
甘みのあるまろやかな口当たりは、芋焼酎独特の風味が苦手な人(実は私です)にもオススメ。
産地:鹿児島
蔵元:甲斐商店
朝日山 得月(日本酒)③
9月限定発売。
「ゆきの精」を28%ほど磨いて仕込む、まさに中秋の名月のような凛とした味わい。
造り:純米大吟醸
産地:新潟
蔵元:朝日酒造
〆張鶴 純(日本酒)④
低温でじっくりと醸したお酒。米の香りが生きています。
造り:純米吟醸
産地:新潟
蔵元:宮尾酒造
八海山 うめしゅ(梅酒)⑤
個人的にはこの1本がイベント最大の「お目当て」。
取り扱えるのは全国でもごく限られた酒販店のみ、市場にはほとんど流通することのない幻の梅酒なのだ。
何故かあまり人気がなかったおかげで、多分私1人で半分は飲んだ
1,000円の参加費3倍くらいの価値があったかも~。
産地:新潟
蔵元:八海醸造
度数:14
久保田 萬寿(日本酒)⑥
久保田シリーズの最高峰はさすがに知名度No.1!
イベント開始と同時にみるみる長蛇の列が。まっさきにボトルが空になった銘柄です。
ちなみに私、このシリーズでは大吟醸生酒の「翠寿」が一番好き。
造り:純米大吟醸
産地:新潟
蔵元:朝日酒造
以下の3銘柄はスティーブ先生のお墨付きであります。
獺祭 50(日本酒)⑦
芳醇な上立ち香、純米らしいふくよかな味わいに大地の豊かさを感じます。
造り:純米吟醸
産地:山口
蔵元:旭酒造
菊姫 加陽菊酒(日本酒)⑧
大吟醸同様の仕込みによる大吟醸タイプの吟醸酒(笑)。
要するに「いいとこどり」のお酒。
造り:吟醸
産地:石川
蔵元:菊姫合資会社
八海山(日本酒)⑨
厳選された高度精白の酒造好適米で造られた年2回限定発売品。
造り:大吟醸
産地:新潟
蔵元:八海酒造
私のイチオシ
渾然(梅酒)
この1本に出合えただけでもイベントに参加した意義がある!と断言しても過言ではない究極の銘酒。
製造はなんと昭和37年、46年熟成の梅酒ですよ
プラカップが画にならなくても、このお酒だけは撮っておくべきだったと激しく後悔しています
色、味、香り、全てが梅酒の領域を超えているのです!
ラベルが黒く汚れている? 汚れじゃないんです!
これ、このコールタール(ブラックコーヒーなんて生やさしいものではない!)のように真っ黒なシミこそ、46歳の梅酒の色なのです。
香りだけで酔ってしまいそうな強烈なアロマ、それとは対照的にまろやかでマイルドな口当たり、しかし飲み干すまでねっとりと口の中に広がる余韻がハンパない。
今まで体験したことのない魅惑的な味わいでした。
年代物の紹興酒と貴腐ワインを足して2で割ったような…。
黄金色のシルクを敷き詰めた桐箱入りでしたわ~
。
またいつかどこぞで出合うことが出来るかしら?
産地:山梨
蔵元:シャトー酒折ワイナリー
度数:15
こんな豪華なツマミもありました!
いや~、それにしても素晴らしいイベントでした。
こういうことがある度に「酒が飲めて良かった~
」としみじみ思いますなぁ。
しかし、少量ずつ何種類もの酒を飲むということはけっこう危険なので、強い自制心が必要でもあります。
自分で思っているよりも飲み過ぎているので要注意。
なーんて言いながら、イベントお開きの後、「丸の内のバールに取材に行く」というスティーブ先生と別れた私は、第一生命のS女史と東京會舘のメインバーへハシゴ。
ずっと飲んでみたかったミルク入りジントニックとマティーニオンザロックにチャレンジという暴挙に出たのでした(爆)。
上機嫌で東京駅まで歩いて横須賀線に乗ったまではいいけれど、ものの見事に寝過して久里浜まで行っちゃいました
下りの終電には3本早い時間だったものの、上りの電車がすでになく、タクシー代6,490円の散財となりますた
しかしまー、あれだけ高価な酒を飲みまくって会費1,000円だったことを思えばこれでもお釣りが来るよね(良しとしよう)。
東京會舘の
メインバー での記事は後ほどUPします。