映画の前身、活動写真と言われる頃、活動弁士(略してカツベン)なる役割がいたことを題材にした”カツベン”を鑑賞してきました。映し出される連続写真(=動画)に対し、セリフだけでなく情景説明をすることで、鑑賞者の感情を動かす役割。そのカツベンに憧れた少年と、その少年に恋心を持った少女が、大人になり再会する場面を映画で映し出してくれています。互いに愛し合う二人に、それまでに経験した様々なことが障壁となって襲い掛かります。何を大事にして生き、愛する人のために何をするのかを感じつつ、喜劇風作品を楽しませていただきました。時代の移り変わりの中で、こういう役割の仕事があったのだと知れることは有難いことです。今、当たり前の仕事としてやられていることも数十年先には、仕事ではなくなっているんでしょうね。変化に対応できる柔軟な人間になろうと感じた作品でした。ありがとうございます。 . . . 本文を読む