なおパパ日記

前日の自分からの変化/成長を記録してみます!

ベンチャー企業の経営者と語り合う

2008年05月13日 | テニス
先日のテニス合宿の宿ですが、実はなおパパと同じ年でベンチャー企業を立ち上げた方の別荘にお邪魔しておりました。その彼は、都内のど真ん中にご自宅をお持ちなのですが、お子さんのぜんそくのことを考慮されて、箱根に別荘を購入されたそうです。もちろん、お子さんのことだけではなく、生活のonとoffを使い分けることが目的だとは思いますが。
通常は、金曜日の夜に東京から箱根に移動して、日曜日の夕方に東京に戻られるとのこと。東京に戻る際には、新鮮なお魚や野菜を一週間分買い込んで、戻るらしいです。(なんと、刺身にできるアジなんて、1匹:20円から30円という格安らしいですから)


合宿の日の夜は、人脈力や人がモチベーションを感じること、経営者として心がけていることなどを語り合いました。(と言っても、9割くらいは聞き手でしたが)

その際の会話で印象に残っていることが2つ。1つは、人脈力の形成方法についてです。
60歳を超えられた方々が若い世代の方々と比較して、圧倒的に強いのは人脈を持っていること、とのこと。ただ、人脈の作り方には、2種類あり、通常の方々は、社内外に同年代との人脈を構築している。しかし、この人脈は、自分がリタイヤしたときには、相手もリタイヤしているので、60歳以降、会社で働き続けたとしても、会社に貢献できることは少ないです。(もちろん、経営者として、相手の方が活躍されている場合もあるので、全く役に立たないわけではありませんが)
そこで、役に立つ人脈というのはどういうものか、ということを聞いてみると、自分が現役世代の時から積極的に若い世代との人脈を構築してきていることが重要とのことでした。つまり、自分がリタイヤした頃、会社の中で重要なポストに就いた方々と顔つなぎができることは、リタイヤ後の会社にとって、大きなメリットになるとのことです。
確かに、今回のテニス合宿のメンバというか、発起人の方は、既に70代中盤ですが、現役時代から多くの若手と交流を持ってきたので、もの凄い人脈を持っていました。合宿の夜の語り合いの席で、ベンチャーを立ち上げた方は70代中盤の発起人の方をご自分の会社に引き入れようと、ラブコールを送っていました。


そして、もう1つは、経営者として、雇用確保で考えていることでした。彼やテニス合宿の発起人の方は、60歳でリタイヤされた方々の雇用確保方法を工夫しないと、日本の起業は、ノウハウを蓄積できない会社になって、競争力がなくなるとのことを力説されていました。このことについては、なおパパが勤務している会社にも当てはまり、正社員ではなく、アライアンスの方々にノウハウが蓄積されて、アライアンスの方々がお仕事を辞めてしまったら、問題になるということが散見されています。

また、なおパパが勤務している会社には、社内公募制という制度があり、一定条件を満足した社員は、社内の様々なポストに異動することを立候補することができ、試験に合格したらめでたく異動できるわけです。その際、後補充はないので、自分の担当から社内公募で出ていってしまった場合は、元の職場の上長は逆恨みすることが少なからず発生しているみたいです。
これについても、いろいろな意見を交わしましたが、基本的には、自分の担当で働いてもらいたいという風に社員に思ってもらえなかったということが問題の根源にあることを認識すべきという意見が大半でした。
私もその意見には賛成なのですが、果たして自分がそのように振舞えているかどうかは、???ですね。

ベンチャーの経営者は、常に社員の流出のリスクを背負いながら、経営しているらしく、社員をつなぎとめておけない経営者は経営者としては失格である。まぁ、ベンチャーの社長ではなくても、一般の管理者にも当てはまることですね。うぅ、、、耳が痛い。


今回、ゆっくり語り合って感じましたが、とても同い年とは思えないほど、しっかりとした考えを持っていて、こういう信念を持っている人のところには、自然と人が集まってくるものだと関心しました。(なにか、マネをできることはないかなぁ。。。)

こういう人脈を重要にして、今後も社内外の方々と交流を持っていきたいと感じた次第です。

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3 コメント

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人ではじまり ()
2008-05-14 23:53:52
結局「人につきる」ってことだと思います。

僕が社内ベンチャーで会社を立ち上げた時、寄せ集め部隊だったんですが、やる気のある人が集まったのでそのパワーはすごいものでした。

でも、途中から送り込まれてくる人は、とても優秀だと評判の人だったのに、ちょっと見劣りしました。

気持ち(今風に言うとモチベーション)をどう高めるか、が一つのポイントかなぁと思います。

うちも人材公募制がありますが、ほとんど機能してません。今の部署が嫌だから使う制度と周りから見られるようになってます。出て行く人間もその部署の長も評価が下がるので。

そういう意味では、人材の流出については経営者の方の言うとおりでしょうね。
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人脈は ()
2008-05-14 23:57:59
無理に作るのって難しいなぁと前の会社で営業をやっていて思いました。

ただ、どんな些細なつながりでも大切にしないといけないことを学びました。
(世の中、広いようで狭くて、どこかで必ずお世話になるんですよねぇ)

業界や業種を超えて、っていうのは意識してるんですけど、世代を超えて、っていうのはあまり意識してませんでした。

やっぱり経営者の方は視点が違いますね。
いいお話を聞かせてもらいました。
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圧倒されました (なおパパ)
2008-05-15 06:43:05
>杢さま
 コメントありがとうございます。

人のモチベーションを高めるのって、本当に難しいですね。今あるリソースを最大限に引き出し、かつメンバにもやる気を持ってもらう努力を怠ってはいけないと痛感しました。昔風に、俺の背中を見て、感じとれ!は通用しませんね。

また、人脈についても参考になる話が多くて、ベンチャーの経営者の方も、ある方から「初対面の方と会ったら、その日のうちにお礼の手紙(もしくはメール)を即座に出しなさい」という忠告を受けて、実践していることを伺いました。人と違うことをすると、相手の印象にも残り、次回会ったときのきっかけになるそうです。私は、顔を忘れていることすらあるので、その話を聞いたとき、冷や汗が出ましたよ。


いずれにしても、私の価値観、行動が幼稚であることを気づかせてくれた貴重な夜でした。
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