2月3日は節分。
冬と春の季節の分かれ目です。
セツブンソウ(1/31)
節分といえば、豆まき、鬼退治。
鬼=魔だそうですので、厄除けの行事なんですね。
実はお豆さんがちょっと苦手ななつみかん。
豆の代わりに、鬼退治に役立ちそうな植物を並べてみました。
その名もオニシバリ(鬼縛り) ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属。
夏に葉を落とし、真冬に青々した葉を茂らせ、一番寒い立春前に黄緑色の花を咲かせます。
で、肝心の「鬼縛り」ですが、樹皮が強靭でなかなか枝が折れないことに由来します。
オニシバリで鬼を縛っても千切れないんですね。
同じジンチョウゲ科のコショウノキ。
鬼をコショウで退散させましょうか。
クシャン、クシャン。
鬼もマスクしてたりして・・・
玄関にヒイラギとイワシの頭を飾る風習があるそうですが、実際には見たことがありません。
かなり臭いと思いますが、その匂いで鬼を退散させるのですね。
ヒイラギは咲いていませんでしたが、ヒイラギナンテンとマホニアの交配種が綺麗に咲いていました。
綺麗すぎて、鬼が退散しそうもない・・・
メジロ登場!
とがった葉といえば、こちらを見つけましたよ~
ナギイカダ(クサスギカズラ科)です。
前にもご紹介しましたが、この葉状の緑の部分は、茎が変化したものだそうです。
花はこの葉状の上に咲き、そこに実ができます。
写真を撮っていたら、棘で指を刺されました。
これはちょっと効きそうです。
どんどん、節分から離れてきた・・・
あちこちから豆をまかれて追い出された鬼たち、戻ってこないで、成仏してほしいです。
【撮影:2020/1/25、1/31 京都府立植物園】