昨日の続きです。
晴れているが寒い山科川右岸を上流方向に歩いていきます。
遊歩道沿いにはソメイヨシノを始め色々な木が植えられていますが、今は何の花も見られません。
あれ、あそこでせわしなく動いているのは・・・鵯(ヒヨドリ、ヒヨドリ科ヒヨドリ属)です!
ついに、美味しくない栴檀(センダン、センダン科センダン属)の実を食べ始めたようです。
喉、詰まりませんか?
学校(?)の屋上にいつもとまっている黒い鳥・・・
最初はカラスかと思いましたが、なんと、川鵜(カワウ、ウ科ウ属)です。
このときだけではなく、いつ行っても休んでいます。
おや、唐鼠黐(トウネズミモチ、モクセイ科イボタノキ属)の実も減っています(左)。
ほんの1週間前にはこんなに沢山あったのに・・・(右)
さすがに餌が少なくなってきたのでしょうか。
鳥は飛ぶためにあまり脂肪などを蓄えられないので、ひっきりなしに餌をとる必要があります。
考えてみたら大変ですね。
向こう岸に渡れる飛び石がありました。
降りてみます。
向こう側は別の川が合流しているようでした。
そこに生えていたこの緑色の水草。
青々して綺麗ですが、これは悪名高い大房藻(オオフサモ、アリノトウグサ科フサモ属)。
アマゾン川など原産。綺麗なので水草として輸入されたものが逃げ出し、全国各地に繁茂しています。
在来の生態系を乱すということで、特定外来生物に指定されているそうです。
奥の方に結構沢山生えていますね。
おまけに、なんと水中にいたのはどうみても金魚・・・
前に錦鯉(少なくとも2匹)がいるとレポートしましたが、金魚もいました。
さて、対岸に渡りました。
川面を見下ろすと・・・小鴨(コガモ、カモ科マガモ属)がせっせと餌とり中。
茶色い頭に、目の周りだけ緑色になっているので、わかりやすいです。
2月に入ってから、山科川でコガモが見られるようになりました。
結構あちこち分散して餌をとっています。
他は何もないので、また右岸に戻りました。
沢山の鳥がババっと飛び立ちました。椋鳥(ムクドリ、ムクドリ科ムクドリ属)です。
何羽か、水辺に降り立って水を飲んでいました。
センダンを食べているのもいます。
今日も沢山の鳥さんがみられて幸せです。
ふと空を見上げると・・・
どこに行くのかな~
おかえりなさいかな?
寒いけれど、気持ちのいい一日でした。
(おしまい)
【撮影:2020年2月上旬、京都市伏見区】