暖冬といっても季節が一足飛びに進むわけではありません。
それでも三寒四温、二寒五温といった具合に、例年より早く春めいている気がします。
京都府立植物園のサクラ園には、前にもご紹介した秋から冬に咲く桜が色々。
その名もフユザクラや、
年中咲いているという噂のフダンザクラ(不断桜)。
エレガンスみゆきちゃんもまだ咲いていました。
今回初お目見えのカンザクラ。
(吹き降りの中望遠で撮ったのでヘンテコ写真ですが・・・)
てな具合でしたが、下に目をやると、驚くほど沢山の早春の野草の花が咲いていました。
当たり前すぎて、セツブンソウなどのように、山野草としてもてはやされているわけではありません。
それでも、美しさは遜色ないと思うのは私だけでしょうか。
コゴメイヌノフグリ(オオバコ科クワガタソウ属)
少し前まで東京の小石川植物園にしかないと言われていたのに、少なくともここ京都府立植物園では年々勢力を拡大。
今年はといえば、桜園の下の草地一面に白い可愛い花を咲かせていました。
サクラの木に寄り添うように咲く花・・・
もちろん、お馴染み、星の瞳ことオオイヌノフグリも。
ヒメオドリコソウや・・・
まだ花茎がのびていないミチタネツケバナ。
アブラナ科の白い花が初々しいです。
もちろん、ビタミンカラーのセイヨウタンポポも健在。
綿毛を飛ばしかけている株も・・・
桜の園にはどうしてこんなに沢山咲いているのか・・・
サクラを保護するため、木の下には人が入れないようになっています。
そのため、野草たちは伸び伸び過ごすことができるのかもしれません。
そうそう、桜界のアイドル、カワヅザクラの蕾ももう膨らんできていましたよ!
今年は暖かいと喜んでいたら、今週に入って寒い日が続いています。
開きかけた蕾もかじかんでいるのではないでしょうか。
こうして、結局は例年と同じころに、同じように咲くのでしょうね~
その日を待ちわびて・・・
(つづく)
【撮影:2020/1/25、1/31 京都府立植物園】