さてさて、お楽しみの放蝶温室、昨日ご紹介した「温室に飛んでいるチョウの数」によるとオオゴマダラが一番多いようです。
確かに~
アップで・・・
少しお疲れのユーパトリウム(キク科)にしがみついて蜜を吸っているようです。
数が多い上に、大きな白黒の翅でふわりふわりと温室中を飛び回っているのでよく目立ちます。
日本では南西諸島などに生息し、年中繁殖しているそうです。
見られませんでしたが、蛹が金色になることでも有名だそうで、ちょっと見てみたかったです~
マダラの仲間はアサギマダラもそうですが、幼虫はキョウチクトウ科の植物を食草とし体内に毒をため込みます。
そうやって、捕食者から身を守っているのですね。
それにしてもよほどユーパトリウムがお気に入りなのでしょうか。
そうか!ユーパトリウムは別名セイヨウフジバカマ。アサギマダラがフジバカマに集まるのと同じなのかも・・・
お次はリュウキュウアサギマダラ。
アサギマダラと似ていますが、少し小型で色も鮮やかな感じです。
渡りはせず、日本では南西諸島に生息。
体内にアルカロイドをため込んでいるので、捕食者を恐れないそうです。
なので、あまり人が近づいても逃げません。
お次は翅をたたんだところしか見られなかったこちらのチョウ。
あなたはだあれ?
こちらも同じ種類ですね。
結構個体数が多そうなので、「温室に飛んでいるチョウの数」を見てみると、該当しそうなのはツマムラサキマダラのみ。
え~全然写真と違う。その名の通り、紫色の翅が美しいチョウのようです。
でもネットでみてみると、まさに上の写真のような翅の裏。こちらの模様はオスのようでした。
そして、種類が違うと思っていたこちらは、ツマムラサキマダラのメスらしいです。
わからないものですね。
ちなみに、こちらのチョウ、やはり八重山や沖縄など南西諸島に分布し、食草はキョウチクトウ科だそうです。
どうせなら、翅の表側の美しい紫色も見てみたかったです。
ということで、今日の3種類は全部お仲間さんでした~
【撮影:2020/2/16 橿原市昆虫館】