見たいものを見てしまいましたが、せっかくなので他のゾーンも巡ります。
何もないだろうな~と思いながら、湿地ゾーン方面へ。
そうそう、去年あったあのヤナギの芽は・・・ありました!
ちょっと小さめだけど、クロヤナギ(黒柳;ヤナギ科ヤナギ属)です。
こちらは湿地ゾーンの木道の手前の通路に生えています。
さすがに、毎年通い詰めていると、どの時期に何があるか大体分かってきます。
で、一番湿地らしいゾーンですが・・・
季節ごとに、クリンソウやエンコウソウ、ツリフネソウにサクラタデなど、色々咲き乱れるゾーンですが、今は何もありません。
そういえば、こちらに咲くザゼンソウ、去年は2月10日に見ていました。
今年は見逃したのか、出てこなかったのか・・・
右手の緑色は、美味しそうなセリです。
反対側に咲いていたこちら。
この場所にはニシノオオタネツケバナ(アブラナ科タネツケバナ属)が沢山生えるのですが、合ってるでしょうか。
オランダガラシにも似ています。食べられそうです。
花はいかにもアブラナ科・・・
湿地ゾーンはThat's All!
突き当りから右手に行きます。すると、だれが置いたのか、ツヤツヤ瑠璃色の実。
どなたがおっしゃったのでしょう、まるでラピスラズリのような輝き・・・
お馴染み、ノシラン(熨斗蘭;キジカクシ科ジャノヒゲ属)の実でした!
すぐ横にまだこんなに残っていました。
肉眼で見たときは青紫色がかってもっと綺麗だったのに、デジカメで撮るとどうしてもこんな青になってしまいます。
こちらの写真の方が少しは実物に近いです。
な~んてやってると、向こうの方に白い灯りが点って・・・
と思ったらなんともうゲンカイツツジ(玄海躑躅;ツツジ科ツツジ属)の花が!
ツツジの中でも開花が早い種類で、野生の花はピンク色です。
筒型にならず、平たく咲くので覚えやすいです。
花言葉は「自制心」だそうですが、こんなきれいな花を見たら、自制心が吹っ飛びます(笑)
でもいくら写してもイマ億・・・
まだほとんどこんな蕾なので、しばらくは楽しめそうですね。
くるっと園路を回って、湿地ゾーンの入り口近くまで戻ってきました。
青空が綺麗です。
もう生態園には何もなさそうなので、次はこの時期だけのお楽しみ、「早春の草花展」を覗いてみることにしました。
【撮影:2020年2月21日 京都府立植物園】