なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

ヤマブキとの出会い~宇治川Weekly散歩200322 (3)

2020-04-03 05:20:32 | 植物

左岸を吊り橋(ただし工事中)付近から下流に向かいます。
何もないやん、と思いながら歩いている途中で見つけた不思議物体。

まてよ、前にどこかで見かけたことがあるような・・・
ガの繭? 「ガ、繭、緑」で画像検索してみると、見事にヒット。ウスタビガの繭でした~
ヤママユガ科ヤママユ属だそうで、成虫は結構なインパクトのようです。見てみたい・・・

なーんて考えながらふと山肌を見てみると、おや、緑の葉の付け根に小さい花が咲いているではないですか。

おーっと!これは前にひょっとしてと思っていたヤブサンザシの花!
スグリ科スグリ属。ということは、ここにあの赤い透明感のあるスグリの実がなるはず。
と思って調べたら、雌雄異株、この花は雄株のようです・・・
雌株じゃないと実がならない。もっと探してみればよかったです~

ルンルンで歩いて行くと、前の週には雨で萎んだ花しか見られなかったスズシロソウが元気に開花!

こうやって見ると、アブラナ科ですね~
なかなかの群生で、前の週よりうんと花数が増えているように思えます。

この山肌にも、別の場所にもびっしり。
今の時期だけのお楽しみですね!
この花、植物園で見てもあまり魅力を感じないのです(失礼!)。
自然の、特に斜面に咲く花を見ると、可憐な野生の魅力がありますね。

近くには同じくアブラナ科のタネツケバナ。足元が濡れるほどの湿った場所に生えていました。
まえに教わった、「咲く場所、雄蕊の数」でいくと、雄蕊が6本なので、間違いなくタネツケバナですね。


定番のシロバナタンポポ(キク科タンポポ属)。律儀に毎年同じ場所で咲いています。


セントウソウも。それほど数は増えていませんでしたが、ぽつぽつ咲いていました。


川の方向に目をやると・・・

この写真では見えないと思いますが、キンクロハジロ、ホシハジロ、オオバンが点々と・・・
ホシハジロは気持ちよさそうにお休み中。


そして見つけたのがこの花。宇治市の市の花、ヤマブキです!

見ての通り、雑然としたところで咲いていました。
こちら、完全に野生の木となります。
植栽されたヤマブキしか見たことがなかったので、大感激です。
全景はこんな感じで、まさに藪っぽく繁っていました。
後で調べたら、宇治川の河岸にヤマブキが自生する、とありましたので、その通りでしたね。


そんなこんなの宇治川Weekly散歩、いかがでしたでしょうか。
その次の週は行けなかったので、今週末はまた見に行ってみたいと思います。
(歩いて行けるお散歩コースは貴重です♪)

【撮影:2020年3月22日 宇治川左岸】

コメント (10)
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