外出自粛が続く中、これまでのような植物園や宇治川畔を中心とした大がかりな特集が難しくなってきました。
そこで、しばらくご無沙汰していた「今日の一枚」を復活、ひとつの植物(鳥も?)に絞ってご紹介しようかなと思います。
最初は、前からちょっと温めていたこの木の花。ユズリハです。
ユズリハ科ユズリハ属。
最初に気づいたのは、4月上旬、山科川のお散歩コースです。
暗緑色の葉を付けてそれまであまり目立たなかったユズリハがえらい赤くなっていました。
どうみても蕾!
(いずれも、2020/4/5撮影)
次行ったら咲いてるかな~と思い見てみると、ん?これはまだ蕾?
赤いもこもこしたものが沢山。どうもこれはまだ花ではなくて蕾のよう。
ユズリハの名の通り、古い葉が黄色くなってきています。
(2020/4/11撮影)
翌週見ると、まだ蕾・・・
新緑が鮮やかで、まるでフラダンスを踊っているかのよう。
(2020/4/18撮影)
そして、さらにしつこくその次の週、ショッピングモールは閉鎖されていましたが、遠出のお散歩。
あ、これはひょっとして花が咲いているのか・・・爆ぜて花粉?
ここまで来たら、調べないわけにはいきません。
例によってWiki先生やその他色々調べてみると、ユズリハは雌雄異株。
花には花弁はなく、雄株の場合は蕾が茶色くなって、いきなり蕊から花粉が飛び出すそうです。
この写真はまさにその状態になりかけ。雄株だったんですね!
遠目に見ると、少し薄汚れた感じに見えます・・・
さらに全体を見たところ。
新葉がどんどん伸びて、黄緑・赤・濃い緑のコントラストが美しいです。
ちなみに、花言葉は想像通り「世代交代」、「新生」など。
このユズリハ、当然雌株もあるはずなのですが、残念ながら山科川で見られたのは雄株のみ。
マイアルバムを探してみると、以前南丹の瑠璃渓で見た木の写真に偶然雌花が写っていました。
分かりにくいですが・・・というより全然分かりませんね。
(2017/5/6撮影)
で、幸運にも雄株の近くに雌株があって受粉すれば、こんな実がなります。
ちなみに、ユズリハにはアルカロイドが含まれて毒があるそうですので、ご用心!
(2016/11/20撮影)
最後にオマケ。
山科川にセイヨウミヤコグサが咲き始めていました。
4月18日にはまだコガモもいましたよ~
のんびりNO密散歩ができるので、機会があればこの後の様子もフォローしたいと思います。