宇治市植物公園の4月中旬から下旬にかけてのハイライトは間違いなく八重桜・・・
園内の修景池の周りを中心に多くのサトザクラ系の八重桜が植えられています。
そして、今春、コロナ禍をもろに被ったのが八重桜・・・
ソメイヨシノやしだれ桜の咲く頃は、京都府立植物園が閉園期間中も、ここ宇治市植物公園は開園していました。
元々地元民憩いの場所で、遠方から多くの人が訪れる所ではなかったからだと思います。
(いつ行っても、びっくりするくらい、人に出会いません・・・)
ところが、どんどん事態は悪化し、京都府が緊急事態宣言の指定を国に求めるに至ったころ、宇治市営の施設はすべて閉鎖に決定。
ここも4月13日から少なくとも5月11日まで閉園と決まりました。
私がギリギリ訪れた4月11日は、八重桜には少し早い時期・・・
それでも今年は少し開花が早かったのでしょう。咲き始めの花を見ることができました。
どうぞ、ここで八重桜のお花見をお楽しみください。
一番多いのがカンザン(関山)。ピンクの華やかな八重桜です。
八重桜の枝はびよ~んと伸びて特徴的です。冬には枝が面白くて写真を撮ったこともあります。
今はその先に可愛い花。ラクウショウをバックに・・・
下には爽やかな麦の緑・・・
修景池方向へ。
こんなベンチで花を見ながら読書したい。
びよよよ~んの群れ。
こちらは花の色が違います。
クリーム色の八重桜、ウコンです。
ラクウショウの下には、沢山のシロヤマブキ。花は咲き初めでした。
修景池の向こう側、ムクゲ林だと思っていたら、八重桜も沢山!
イチヨウ(一葉)が咲き始めていました。
こちらはベニフゲン(紅普賢)の樹名板がありました。
蕾はピンクですが、花は白に近いピンクです。まだ数輪しか咲いていません。
華やかなピンクは、その名もヨウキヒ(楊貴妃)。
修景池越しに、対岸を臨む。ピンクはほぼ関山。緑色はシダレヤナギです。
こちらはフゲンゾウ(普賢象)でしょうか。ベニフゲンかも・・・
この木だけは満開でした!
サトザクラの一重の品種もまだ咲いていました。品種名はタオヤメ(手弱女)。
おお、恐竜君、こんなところにいてたのですね!見えますか?
かわいいピンクの桜は、十月桜から生まれた品種、オモイガワ(思川)です。
いかがでしたか?
最後は、ハーブ園のボリジ。バックに関山です。
満開の時期には誰にも見てもらえなかった桜たち・・・
来年は気持ちよく出会えますように・・・
【撮影:2020年4月11日 宇治市植物公園】