なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

平等院のツツジも見逃せません

2023-04-25 05:30:21 | 植物

この時期平等院の見どころは藤だけではありません。
藤を撮影したそのすぐ先の方には、鮮やかな朱色のツツジが・・・


まるで絵葉書のような光景ですが、こちらはキリシマツツジではないでしょうか。
この手前には沢山の人が池の向こうの鳳凰堂とツツジの写真を撮って・・・と思いきや


あれ、アゲハを撮ってたんですね。
確かに人がなめても甘いツツジの蜜。
カメラを向けようが、人が近づこうが、全く気にしていません。


あちらの花からこちらの花。意外と早いスピードで飛び回って蜜を吸っていました。
よく見ると二頭いましたね。
 

おっと、つい癖でお堂よりチョウに夢中。
ご案内を続けま~す。
こちらが正面から見た鳳凰堂でございます。


ご本尊の阿弥陀如来のご尊顔は外からでも拝むことができます。→
こちら鳳凰堂は平安時代かの有名な藤原道長の別荘でした。
その没後、息子の藤原頼道が寺院に改め、父の極楽往生を願ったものです。
この鳳凰堂は極楽浄土を模して、中央に定朝作の阿弥陀如来、周りに雲中供養菩薩像が安置されています。
創建当時は、本堂内部は極彩色の絵画などが描かれ、その様子はミュージアムでうかがい知ることができます。
随分説明を端折っていますが、詳しく知りたい方は平等院のHPやWikipediaなどをご覧ください。
相当詳しく載っています。


中央の中堂の屋根の左右に有名な鳳凰が乗っています。
(ちなみに今作業しているPCの壁紙はこの鳳凰です…余談ですが)
 

前の池は阿字池、池面にゆらめく鳳凰・・・


芝生に咲いていたブタナです。


池の端から入り口方向を見るとこんな感じ。
ツツジとフジが見えています。


阿字池の端っこはスイレン池になっています。
 



境内には大きなアカマツが沢山ありました。


ちょうど花が咲いているところ。
下の粒粒が雄花、上の飛び出したところが雌花でしょうか。


歴史的な建物に来ているのに、目はついつい植物へ・・・
あ、あそこにヤエヤマブキが。


まだ咲き残っていて良かったです。
鳳凰堂の周りをぐるっと一周回れるようにになっています。
こちらはスイレン池とは反対側の橋の方から鳳凰堂をみたところです。
新緑が目に鮮やかですね~


そろそろ人が増えてきて歩きにくくなってきました。
最後に入り口近くにあったヒラドツツジをパチリ。


ということで、平等院一周弾丸ツアー(出勤前に立ち寄りました)、これにて終了~

【撮影:2023/4下旬 宇治市】

 

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平等院の藤の花

2023-04-24 05:25:06 | 植物

10円玉で有名な宇治の平等院には、樹齢300年と言われる藤(ノダフジ)の木があります。
毎年4月下旬には見事な花を咲かせ、特に朱塗りの平等院を背景にした撮影スポットは人気があります。
ベタですが、今年も朝いちばんに平等院と藤のコラボ写真を撮ってきました。
まずはご覧くださいませ。



イマ億の腕でも、ロケーションがいいので雰囲気は伝わるかも・・・と信じたいです。
さて、少し先走りましたが、宇治駅について平等院に向かうところからスタートです。
この日は少し朝霧が出ていました。
朝霧の朝霧橋です。


全く藤とは関係ないですが、宇治橋の欄干の下にこんな虫が・・・


多分地元民の方ならご存じかと思います。
顔をしかめる方も多いかも・・・
そう、こちらは宇治川名物のオオシマトビケラです。


昆虫エクスプローラーによると、「生息地は限られるが、しばしば大量発生する」とあります。
そして、まさに宇治川の写真が載っていました。
・・・おっと、トビケラの話をする予定ではありませんでした。
平等院表参道も朝早いのでとても静かです。


お茶屋さんの店先に藤の花・・・
あれ~まだ二分咲きくらい?


平等院入り口です。時間は8時10分頃でしたがもう10人くらいの列ができていました。
(ちなみに、開門は8時半です)


私も列につき、暇なのであちこちパチパチ。
門の外にも藤棚があり、白いフジが咲いていました。


イロハモミジの花


タンポポ撮ってどうする(笑)


さーて、ようやく開門です!
思ったより人が少なかったので、急いで平等院と藤のコラボ写真が撮れるスポットへGO!
去年も行ったので、今回は迷いませんでした。
そして撮ったのがトップの写真です。
左手から朝日が射していたので、この方向からだと花が赤みがかってしまいました。


あとはのんびりと~


二分咲きだったらどうしようと思いましたが、五分咲きくらいにはなっていました。


マメ科なので、花は蝶形花。


下の写真で花の作りをみてみると、上の大きな花弁が旗弁。
中央の黄色い部分が虫を呼ぶ目印になっています。
そして、下の飛び出した部分の中央が竜骨弁(舟弁)でその中に蕊が隠れています。
舟弁を両側から包むような花弁が翼弁です。


この翼弁にハナバチが止まると、竜骨弁の中にある雄蕊と雌蕊が露出し、受粉するそうです。
確かに大きなハナバチがあちこちでぶんぶん飛んでいました。

下から見たフジ・・・う~ん、やはりまだ半分しか咲いてないのでスケスケですね。


明るめに撮ってみました。


同じような写真ばかりで恐縮です。
見ての通り、フジは1本だけではなく、4本ありました。


宇治名木の札がありましたが、文字が消えて見えません。
直せばいいのに・・


根元がすごいですね。


藤棚の前のヒラドツツジ。


そうこうしているうちに、人が増えてきました。
早く行って、人が入らない写真がとれたのはラッキーでした。

ところで、記事を書くために平等院のホームページを確認していて知ったことですが・・・
今回五分咲きなのでちょっとボリュームが足らないと思っていましたが、この位が実は見頃なんだそうです。
というのも、これ以上咲き進むと、最初に咲いた上の方が枯れてくるから。
そうなると全体としてはちょっと見栄えが悪くなるらしく、初々しい五分咲き位がベストだとか。
運が良かったです!

明日は、フジ以外の平等院の様子をお届けします。

【撮影:2023/4/20 宇治市】

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夕暮れ早回り 宇治市植物公園の春

2023-04-23 05:51:43 | 植物

滞在時間50分で宇治市植物公園に八重桜を見に行ったのですが、他の花たちも少しですが撮っていました。
歩いた順に載せていくので、どうぞ一緒に見て回ってくださいね。
え、ちょっと忙しなくてしんどいですか?(笑)

エントランスホール(緑の館)の1階出入口から園内へ。
そこで見たのがこちら。
黄色いオドリコソウ、ラミウム・ガレオブドロンです。
可愛い花なのに、なんだかいかつい名前ですね。
ちなみに、ラミウムはオドリコソウ属のことで、別名がツルオドリコソウ。


少し行くとオオデマリの花が咲いていました。
まだ初々しい緑色。結構好みかも。


フラワーブリッジ突き当りにある池の向こう側は、こんな風に滝になっています。


手前の大きな鉢には、エリカが満開。
夕方なので、光がヘン・・・


なごりのクリスマスローズ


滝を見て振り返ると階段があり、突き当りは花と水のタペストリー。


そして八重桜のゾーンに入ります。
シバザクラが綺麗ですね。


ポピーでしょうか。


八重桜を見ながら九十九折れっぽい園路を進むと、向こうに真っ赤な木。
燃えるような木は、ベニバナトキワマンサクです。


 

突き当りにあるエノキの下には原種スイセン、ナルキスス・バルボコディウム。


ウサギのペーター君。この日も人気で、みんな前で写真を撮っていました。
でもなんだかお疲れのよう・・・


ラクウショウが見えてきました。
そろそろ芽吹いてきましたね。


この突き当り右側に咲いていたのが・・・
そう、シロヤマブキです。


めちゃ咲いてる!


そういえば冬場ここにツヤツヤした黒い四個一の実が沢山生っていました。
 

普通のヤマブキは五弁ですが、シロヤマブキは四弁花。
中国地方の石灰岩地だけに自生するそうですが、意外と育てやすいそうです。
そういえば、こちらでも年々増えているように思います。

鳥が横切りました・・・ヒヨドリです。
今の時期、声は聞こえても、なかなか姿が見えません。
「しゃーない、撮らせたるわ」


昨日ご紹介した修景池の向こう側の八重桜、通路はさんで反対には沢山のレンコン・・・もとい蓮鉢です。
桜の花びらが散って綺麗・・・なんですけど、やっぱりレンコン・・・


池にカルガモがいました!


仲良しです。


本当にもう帰らなくては・・・
この右手の大きな木が、前に載せたあのエドヒガンです。


最後にタペストリーを見て・・・
お~チューリップが綺麗ですね。


 

ということで、ここからあの階段を急ぎ足で登って、植物園を後にしました。
皆様もお疲れ様でした~

【撮影:2023/4/9  宇治市植物公園】

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八重桜、あっという間にアーカイブ

2023-04-22 05:26:42 | 植物

今日は、今から2週間ほど前に行った宇治市植物公園の八重桜をお届けします。
八重桜はサトザクラとも呼ばれ、オオシマザクラを親とする八重の栽培品種の総称なんだそうです。
(まあ、山に対する里ということで、栽培品種全体をサトザクラと呼ぶこともあるようですが)

今年は枝垂桜も早かったですが、八重桜も早かったですね~
というのも、これを見に行ったのが4月9日ですが、ほぼ満開。
恒例の夜間ライトアップはまだ始まっていませんでした。
(今年は4/10~4/25の予定)

この日は珍しく星夫が家にいたので、「八重桜でも見に行こう」と思い付きで出かけました。
ただ、私一人だと大体開園と同時に行くのですが、星夫と一緒だと家を出たのが15時半すぎ・・・
エントランスに着いたらもう入園ギリギリの16時でした。
何とか入り、無事沢山の八重桜を見ることができました。
蘊蓄なし、どうぞ一緒にお花見追体験してくださいませ~

おや、前にシダレザクラを見たあたりにキッチンカーが出ていますね。

すっかりコロナ前に戻った感じです。
右手のしだれ桜、うっそうと葉が出ていました。


丘の斜面に沢山の八重桜


時間がないのでどんどん進みます。


一番数の多い濃いピンク色は関山




夕日を浴びて、よりピンク色が濃いです。




恐竜くん出た~


桜ではなく、梅の木にしっぽを巻き付けていました。
思いのままという品種のようで・・


こちらは、オモイガワという桜。八重ではありません。






白味の強い綺麗な「一葉」


こちらは「白妙」


淡いピンクの普賢象。気に入りました。


 

黄色みかかった「鬱金」


咲いてから時間が経つと、中央が赤くなってくるようです。


さらに進みます。圧倒的に関山が多いです。


左手に少し見えている白っぽい八重桜。
2年まえに見た「天の川」という桜ではないでしょうか。
なぜかほとんどバッサリと切られて、ほんの少ししか咲いていませんでした。
でも生きてます!
 

関山。上に見えている赤い葉の木はベニバスモモです。


修景池を見下ろす場所の関山。

光を浴びてムード満点。




まだこれで終わりではありません。
修景池の向こう岸、そこにも沢山の八重桜が・・・


驚きの光景でした。
中でも綺麗だったのが普賢象によく似た紅普賢。




ひょっとして一番気に入ったかも・・・


前に菜の花と桜を見た場所は、八重桜でピンク色に・・・




そろそろ時間は16時45分頃。
閉園は17時なのでかなり焦ってきました。
でもまだ結構人がいます。


最後にヒヨドリが見送ってくれました。


八重桜弾丸ツアー、楽しかったです。


え~、こんな感じだったのですが、ほんの少し八重桜以外の写真も撮ってきました。
明日はそんな写真を出しますね~

【撮影:2023/4/9  宇治市植物公園】

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池の春・・オドリコソウが咲いてきた!

2023-04-21 06:15:03 | 植物

先日の予告通り、今日は地元の北池の様子です。
ここは池というより太めの水路のようになっていて、いつ行っても釣り人の姿があります。
私は釣りはしませんが、ここに咲く花を見るため、月に一度くらいは水路沿いの道を歩いてみます。
もう2週間近く経ってしまいましたが、どうぞその時の様子をご覧くださいませ。

まず目についたのがオドリコソウです。
前より数が増えていました。ここのはほぼ白。


お隣にはヒメオドリコソウがまだ咲いていました。


競演です!・・・って、前も似たような様子を投稿したかも。
それにしても、ヒメオドリコソウの花期は長いですね~


ちなみに、先週末に同じ場所を道の上から見下ろすと、オドリコソウが10倍増くらいになっていました。
この日の池(水路)はこんな感じ。


まだセイヨウカラシナが残っています。


オオバン!


何羽かいましたが、みな私の気配を感じて逃げていきます。


この辺りに多いのがカキドオシ。
歩いているだけでも、爽やかなシソ科の香りがします。


前に咲き始めを見たムラサキケマンは、すごい群生・・・


さらに先に進むと釣り場になるので、ここでUターンして戻りました。


あとは中池の方から帰ります。
もうキショウブが咲いていました。


工場から続く水路にはツルニチニチソウの花が・・・


川岸の石積みを這って咲いているのはツタバウンランでした。


川の向こうの壁面に咲いている花たち。
一時元気のなかったヒメツルソバが完全復活、そして右手に咲いていたのはペラペラヨメナでした!


アカメガシワの芽吹きです。
その名の通り赤い!


川にいたコサギ。こちらのコサギは結構シャイですぐにどこかに行ってしまいます。


そして、向こうでしきりに羽繕いをしていたのは、マガモのご夫婦でした~


ちょっと、見られてるみたい。


ま、いっか~


とにかくひたすら羽繕いに余念のないマガモでした~
まだ帰らないのかな?


【撮影:2023/4/9  宇治市】

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