京都御苑には松の木が多く、初めて来たときは何と愛想のない庭かと思いました。
今から思えば失礼な話ですが、その後何度も通うにつれて奥深い自然に気づくことになりました。
(京都御苑のマップはこちら)
今回も苑内を歩くにつれて、点々と現れる赤や黄色の彩りに目を奪われました。
さて、そんな様子をご覧くださいませ。
出水の小川です。
もっと紅葉があるかと思いましたが、意外とこちらにはカエデなど少ないようです。
白雲神社の横を通って進みます。
突き当りに見えているのは、仙洞御所の門。
この辺りには真っ赤に色づいたカエデが点在しています。
色づきがいいですね~
奥の方に見える黄葉した木が気になります。
手前にはドドーンと松の木がありますが、奥の方にイチョウが存在を主張していました。
ここは凝華洞跡です。→
下の方に別の木があるのかと思ったら、同じイチョウの木。下の方は緑、上が黄色です。
不思議な光景。
こちらのイチョウはすごく大きくて、ついつい見上げてみました。
下にはびっしりと落葉。一本の木で次々季節が変わっているようです。
北の方に歩いていくと、お久しぶりの鳥さん。
ビンズイです!
この辺りはカエデも多く、人々が愛でながらくつろいでいました。
人はいましたが、なんせ広い苑内です。
点在する人も景色のようで、全く気になりませんでした。
この木は分かりますか?
神社によく植えられているナギの木です。奈良の春日山では自生しています。
真っ直ぐ進んだ正面は建礼院門。京都御所の南側の門です。
菊の御紋の上に紅葉したカエデ
ちょうど、京都御所の秋の特別公開を行っているということで、あわよくば見学したいと思っていました。
(今年は11月27日~12月1日)
ところが・・・
こちらが受付の清所門。長蛇の列に、一瞬で諦めました。
この日は夕方大阪で用事があったので、この辺りで京都御苑をあとにすることに。
帰りは乾御門から出ることにし、歩いていくとイチョウの巨木が目の前に現れました。
綺麗な紅葉・黄葉に心を高揚させ、京都御苑をあとにしました。
【撮影:2024/11/30 京都御苑】
12月近くなると、京都市内の紅葉が徐々に綺麗になってきました。
どこかに行きたい、でもどこに行っても混んでる。
そこで出かけたのが京都御苑です。
地下鉄丸太町駅を下車し、間之町口から中に入ります。
すぐ左手にある閑院宮邸跡、ここならゆっくり見られるはず。
(京都御苑のマップはこちら)
正解!空いています!
入口横は、去年行った時と同様、絶滅危惧種キクタニギクが綺麗に咲いていました。
中に入ると中庭に真っ赤に紅葉したカエデ
正解でしたね!
レトロな窓ガラスに映った紅葉。
残念、庭の紅葉はまだ中途半端でした。
でも床紅葉がなかなかの風情です。
収蔵庫は前に見たので今回はパスし、庭にでました。
エノキはまだほとんど黄葉していないように見えます。
それでも地面には落葉が積もり、そこにちょこちょことハクセキレイ。
そして・・・
見上げると、青空にイロハモミジの紅葉と、エノキの黄葉!
これだけ見たらすごく紅葉が進んでいるように見えますが、実際にはこんな感じ。
赤くなっているのは上の方だけで、下はまだまだ緑です。
日当たりが良く、寒暖の差をまともに受ける場所が赤くなりやすいのかもしれません。
庭には何本も大きなカエデの木があります。
この木は特に大きく、遠目にも迫力。紅葉は中途半端に見えますが・・
日が当たると、すっごく綺麗!!
去年は小川に沢山の赤い落ち葉が浮かんでいましたが、今年は全然。
この写真は11月30日に撮りましたが、今だったらきっと一面散紅葉かもしれませんね。
中央に花の咲いている木がありました。
ピンクのサザンカが満開です。
庭には池もあります。
下にはアオサギさんがいました。
ということで、閑院宮邸跡の紅葉、まだ半ばでしたが綺麗でしたよ~
そろそろ宮邸跡をあとにし、広い御苑を歩くことにしました。
【撮影:2024/11/30 京都御苑】
わち山野草の森は京都市内よりは北部ですし、山沿いなので当然綺麗に紅葉しているはず・・・
九十九折れの園路を2回折れ曲がって少し進んだところの紅葉はこんな感じ。
赤、オレンジ、黄色、緑が入り混じって、まだまだ紅葉進行中の気配です。
好みにもよりますが、私はこんな雰囲気は嫌いではありません。
サザンカ発見!
紅葉をバックにした白いサザンカ、風情ありますね~
とりあえず途中で右に曲がり、湿地ゾーンに行くことにしました。
夏の名残のアジサイ(ドライフラワー化)とキウイ(採られないまま干からびてきた?)。
さらに進むと、前方に湿地ゾーンが見えてきました。
ほほ~なかなかいいではないですか!
真っ赤はイロハモミジ、黄色はイチョウ、茶色はラクウショウのようです。
もう少し近づいて撮ってみると
空の青、常緑樹の緑も参加して、絵具箱のようです。
まだ少し緑が残るラクウショウが不思議な色合い。
湿地ゾーンをあとにして、小川沿いの園路に向かいます。
ここが今、園長さんイチオシの場所。
というのも、この場所の紅葉が一番進んでいるとのこと。
確かに!
そして小川の畔にはこんな植物も。
コアカソの実(左)と、キツネノマゴの花と草紅葉(右)
緑が綺麗な苔(左)と、まだ咲いてるミズタビラコ(右)
少し背後の斜面に目を向けると、モチツツジ(左)とキリシマツツジ(右)の返り咲き。
突き当りの東屋で少し休憩し、また紅葉を見ながら帰路につきました。
スポットライトを浴びたカエデ。先の方だけ不思議な感じで紅葉しています。
日が射してくると、また景色が変わって見えます。
遠目にハートに見えたので撮ったら、へしゃげていました。
まあそれでも、長々と下手な写真を見てくださった皆様に愛を込めて・・・
これで長~い11月23日はおしまい。
次はもっと長~い11月30日のお出かけの様子を投稿しますね!
【撮影:2024/11/23 わち山野草の森】
大野ダムまで行ったら、ここまで足を伸ばしたくなります。
その場所とは、わち山野草の森。
大野ダムから車で10分ほどです。
こちらの紅葉もなかなかのもの。きっと真っ赤に染まった園路を歩けるはず。
だったのですが・・・
その紅葉の様子の前に、まずは咲いていた花をご覧くださいませ。
こちらは縁起の良い名前のキチジョウソウ(吉祥草)。
ヤブランなどと同じキジカクシ科です。
とても丈夫で繁殖力旺盛な植物なので、ここ数年でどんどん増えていまや園路にびっしり。
一斉に花を咲かせていました。
これはほんの一部です。
目出度い名前の由来を調べてみると、
・この花が咲くと、その家に目出度いことが起こる。
・目出たいことが起こった家に咲く
の2つがあるようです。
じいちゃん庭にも咲いていますが、これから目出たいことが起こると信じています。
目出度いと言えばマンリョウの実が真っ赤に熟していました。
タイワンホトトギスの名残花です。あとはみんな実でしたね~
名残の花と言えば他にも・・・
まだアケボノソウが咲いていました!びっくりです。
紅葉を見に・・・と書きましたが、入ってすぐの鉄橋の手前のカエデはまだ半分しか紅葉していません。
なんだかくすんで冴えない色・・・
もっと赤くなっていると思っていた!
九十九折れの園路、最初の急カーブを曲がらずまっすぐ進んだところに・・・
黄色い花が沢山。ツワブキのようです。
でもそこまで行ったら戻るのが面倒なので、望遠でパチリ。
なんの写真か分からん(笑)
先に進んだところには沢山カエデがあるのですが、半分も紅葉していません。
でもラッキーなことに
電車来たー!
こちらは天橋立か城崎温泉から京都に戻る特急列車ですね。
この辺りは単線なので、少し待っていると反対側からも列車が来ました。
ちかくの和知駅ですれ違うのです。
お~こんどは素敵な色の特急、丹後の海ですね!
京都丹後鉄道の列車で、京都から天橋立まで運行しているそうです。
乗ってみたい!
ということで、本題の紅葉レポートは明日・・・
【撮影:2024/11/23 わち山野草の森】
朝早く出かけたので、平の沢池を出発した時点でまだ10時半にもなっていませんでした。
そこで、もう一か所紅葉が綺麗と紹介されていた場所に行ってみることにしました。
その場所とは・・・
南丹市美山町にある大野ダム公園。
上の写真は公園のわんぱく広場です。
大野ダム公園は、由良川水系の美山川下流にある大野ダムの周りに作られた公園です。
府道12号線沿いの大野ダムバス停横の駐車場に車を停め、公園に入りました。
道からも綺麗な紅葉が見えてこれは期待できそう!
(地図はこちら)
すご~い、散紅葉で道路が真っ赤!
山側の紅葉、微妙に色が違って綺麗。
こちらはふれあい広場。いいですね~
なぜかチガヤが風にそよいでる。なぜ今??
イロハモミジが多かったのですが、トウカエデも。
今年は紅葉が遅いですが、先の方から赤くなる様子もお洒落な感じですね!
この一帯は桜と楓が並んで植えられているところです。
春の桜シーズンも有名なお花見場所なんだそうです。
あ、やっとダムが見えました!ここのダム湖は虹の湖という名前なんだそうです。
イチョウも綺麗に黄葉していました。手前のサクラの木は完全に落葉していましたね~
さらに進んで時計台広場です。
日が射してきました!
樽が並んでいるように見えるのは、ゴミよけにダム湖に浮かべるダムフェンス。
さらに進むと虹の湖が見えてきました。
湖畔の遊歩道なのに意外と見えないのです。
ちなみにこの道はささやきの小径
やっとちゃんと虹の湖が見えました。なかなか綺麗ですね。
ダムも見えてきました。
ここにもサザンカが咲き始め。
ぐるっと回って紅葉見納め。
最後はダム湖と紅葉です!
最後まで見てくださってありがとうございました。
【撮影:2024/11/23 美山町大野ダム】