ベルのきもち

日常のささやかな幸福感を書いていきたいと思います。

スウェーデンミステリー『背後の足音』

2013-07-08 08:37:03 | 本の紹介
byヘニング・マンケル。柳沢由実子訳。創元推理文庫。 
夏至祭の野外パーティーをしていた若者3人が行方不明に。それをひそかに捜査していた同僚の刑事が自宅マンションで射殺されていた・・・お馴染みイースタ署のヴァランダー刑事は50前の無骨で中年太りの田舎刑事。だが凶悪、冷酷な犯人をひたむきに追いつめ、立ち向かう姿はヒーローそのもの。この小説は文体が簡潔で読みやすく、主人公のヴァランダーはじめ、同僚刑事ら登場する人たちの描写が巧みで会話がウィットとユーモアに富んでいる。