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流れ流れてきた此処は、終の棲家にふさわしいのか?入ってみなきゃ分からない、それがリスク。

タイピスト!~POPULAIRE

2013年10月13日 22時22分05秒 | 映像事
1950年代の働く女性の人気職業=秘書。

その職に就いた田舎娘のローズ(デボラ・フランソワ)と保険会社のオーナーのルイ(ロマン・デュリス)。

密かな下心と非日常性を求めたルイの方針でタイプ早打ち大会での勝利を目指す二人。

フランス大会での勝利を収め著名人になるローズ。彼女のために身を引くルイ。

そしてNYで行われるタイプ早打ち大会でのチャンピオンとの対戦は?

っていう内容です。

監督:レジス・ロワンサル



フランス映画です。

イメージ的には、「マイ・フェア・レディ」のフランス版って感じ。

劇中にもオードリー・ヘプバーンの写真とか出てくるし、意識していることは明白。

POPなラブコメディなんですが、全編が「CANDY POP」「CUTE&PRETTY」に満ち満ちていたら評価は90点くらい。

この映画で唯一、どうしても許せないのが

「ローズとルイとのラブアフェア」

ほとんどがアメリカの小学生に見せても全く問題がないストーリー・絵柄・社会背景。

なのに

なんで、

なんで!

なんで!!

デボラ・フランソワさんの乳首までさらさなきゃいけないの?

日本だったら、寸止めですよ。

アメリカで公開される前提ならカットかPG13くらいでしょう。

絶対的に入れなきゃいけないシーンでもないし、寸止めで次のシーンに入った方がよっぽど爽快なのに。

もしかして、フランスでは「それ」で興行数が伸びるのでは?とか勘ぐっちゃいました。



後、気付いたのは、女優のみなさん、足首が太いのと脚は健康的に太い。

アメリカ・日本の女優さんは概ね足を細く見えるように撮っていらっしゃるよう。

この辺にもフランス映画の異質さが感じられました。



採点は85点。

あのシーンがなきゃ90点!



追記:最近批判された某日本のアニメでも話題になりましたが、過去の時代を背景にした映画にはやたらと喫煙シーンが多い。
でも、当時の世相を描く必然を考えると煙草の文化なので、それを削って描くこと自体が過去の否定やねつ造、歪曲につながる。
それによってPG指定されたり、成人指定されても表現者は胸を張って表現すべきだと思う。

クロニクル~CHRONICLE

2013年10月13日 22時04分42秒 | 映像事
錦糸町では2週間限定での公開でした。

しかも1,000円という価格。

監督:ジョシュ・トランク 出演:デイン・デハーン、アレックス・ラッセル

内容は、

根暗な高校生が自分をヴィデオ撮りし始め、知り合いの二人とひょんなことから(ほぼ死語に近い)サイコキネシスの力を得る。

超能力を使い、暗かった学園生活から抜け出せそうだったが、優等生の死から徐々に逸脱し始め、最後は末期的な破壊者と化す。



アメリカの高校生って今でも「プロム」とか通過儀礼なのかなぁって思う部分もあるが、観ていて思ったのは、やっぱり、

「キャリー」ブライアン・デ・パルマ監督作の影響。

今作の俳優の一人は、デ・パルマのリメイクの「キャリー」にも出演しているようだ。

CGによる映像は見事ではあるし、どこまでが現物でどこまでがCGなのか、見分けが付かないほど技術のレベルはアップしている。

しかし、私が見たいのは、ストーリーでありドラマである。

映像のちゃちさとストーリーのちゃちさだったら、絶対にちゃちなストーリーは選ばない。

飛んでるストーリーはいけることも多々あるが…。

今回はストーリーも概ねイケてた。



今回は65点くらい。

一応人には「見ても良いんじゃない」レベル。