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流れ流れてきた此処は、終の棲家にふさわしいのか?入ってみなきゃ分からない、それがリスク。

猫弁

2016年09月01日 01時26分22秒 | 読書事
大山淳子さんです。

お初にお目にかかります。

ドラマ化されているようですがそのドラマは、家にTVのない生活を10年以上続けているので、当然見たことはない。

そもそも今作は「TBS・講談社ドラマ原作大賞・3回目の受賞作らしい。

ドラマ化されるべき作品らしい。

本を買うときに入ってくる情報で、ドラマの杏さんは獣医の役だとずっと思っていました。

だって、長身でかっこよくってワイルドな感じ。

相談員は特にそのような記述はない。

閑話休題。

それよりも、読んでいて思ったのは、映像化しやすそうだなっていう点。

当たり前といえば当たり前。

だが、

小説っていうものに(たとえ探偵小説だとしても)文化を落とし込みたいと思う作家はかなりの数が居る。

内容でなく、単語の選び方や比喩表現の仕方に力の入っているモノどもだ。

今作は、映像化されることを前提にしているお蔭か、非常に安い。

とても「安い」のだ。

内容が「安い」。

何となく先が判ってしまう程度に「安い」し、終わった後の流れも「安い」

久々に「安い」話が読めて感動しました。

よって、そのあとにすぐ、ドラマも観ました。

やっぱり本のほうが20%以上良いですね。

まぁ、時間の関係で削らなければならなかったようですが。







ここで使っている「安い」は

「心がおだやかである。落ち着いている。」

の意である。

ホワイトクロウ

2016年09月01日 01時17分17秒 | 読書事
加藤実秋さんです。

スタイリッシュで、個性的なホストが集うclub indigoはオープン三年目を迎え、リニューアルを決定。ある伝手で有名インテリアデザイナーに内装を依頼した。改装工事の間、店は仮店舗で営業することになる。そんなバタバタの中、ホスト達はそれぞれトラブルに見舞われて…。ジョン太、アレックス、犬マンがプライベートで巻き込まれた事件の顛末に加え、indigoリニューアルに絡む騒動まで勃発。ますます快調なシリーズ第三弾。ホスト探偵団は、今日も夜の街を駆け抜ける。by Amazon

3作目です。

特異な環境での探偵作業。

合間にはきちんと「ホストのお仕事」

あの内容を片手までやれるんかい?

が、

頭をよぎる。



読みやすいし、設定も面白い、キャラクタが作者の上で弾んでいるし良いんだけど。

おそらくおじさんとしての私が、

「ホストという職業≒生き方」

を良しとしない、という偏見者のせいだと思う。