入院して筋力が衰え、まったく歩くことができなかったえむびーまんが
歩けるようになるまで。
7月11日に救急搬送。人工呼吸器
をつけました。
意識はありません。
コロナ陽性と判明。
その病院はコロナ患者の受け入れていないということで、
コロナ重症患者用の大阪急性期病院のコロナ重症者病棟に入れられていました。
病棟といっても、プレハブの掘っ建て小屋ということでした。
壁がなく、だだぴろい部屋にベッドが並べられているだけでした。
私が意識を戻したのは、7月27日。
看護師さんからここは、住吉区万代の大阪急性期病院だと教えられました。
コロナ陽性が解除されたのは、7月31日となっていました。
それまでは、icuにいたことになっていました。後で治療明細書を見ると、この20日間の治療費は880万円となっていました。
8月1日だったか、私のベッドの場所が変えられました。
ベットの上で寝ているだけ、点滴が打たれ、寝返りも打てませんでした。
声は聴けますが、言葉をしゃべることができませんでした。
イエスかノーはうなずくだけしかできませんでした。
食事は点滴だけ。
8月4日に転院するまで、一度も与えられませんでした。
あちらこちらか激しい咳。
スマホ持ち込み禁止で外部と連絡できません。
窓には、カーテンが。
カーテンを開けてくれと
いうと、それはできないといわれました。
ベッドに寝ているだけ、テレビを見ますかと言われ、見るというと、そぱにあるテレビがつけられました。
ここにいると死ぬと思い、早く脱出したいと願いました。
外部と遮断された空間で、外に脱出するすべを考えていました。
唯一の外部との連絡は、家族とのオンライン面会でした。
声がほとんど出ないので、看護師さんが通訳となって、話してくれました。
特に、家族に話したのは、月末の支払いについてでした。
それと、元居た病院に転院したいということでした。
元居た病院では病室というものの中に入り、何よりも、食事が出されるからです。
家族が転院の手配してくれて、8月4日に転院日が。
ベッドに乗せられたまま運ばれ、介護タクシーで病院まで。
当時は、ベッドの上で起き上がることもできませんでした。いわゆる寝たきりです。
病院では、個室に入りました。
個室でなければ、ノートパソコンの持ち込みやスマホでの会話ができないからです。
入院当初はスマホでの会話はほとんどできませんでしたが、だんだんと声が出てくるようになりました。
病院内では、車いすへの乗り降りだけ許されました。
個室なのでマスク着用はうるさく言われませんでした。
そ当時、まだ、立つことはできませんでした。ベッドによこたわり、寝返りをうつだけしかできませんでした。
食事はベッドを起こしてもらい当初ゼリーのような液体物だけでした。
その後は、おかゆに変わりました。
ずっと味のないおかゆにはうんざりしました。
鯛味噌がついているときは、それをおかゆにかけて食べていました。
リハビリ室に車いすで行って、リハビリが始まりました。
最初は、立つだけ。かなり困難を極めました。
すぐによろけてしまいます。
その後は。歩行棒につかまって、立つことです。
それができるようになると、歩行棒につかまって歩くことを始めます。
それを何日か続けます。そのうち、歩行棒につかまるのは、片手だけに。
そして、歩行器というものに入って歩くように練習します。
そして、さらに杖だけで歩くことも練習します。
8月31日の退院時には、つえ
を使って、数メート歩けるようになっていました。
先生は、挿管した人は、寝たきりになるのが普通なので、退院ではるって珍しいケースと言われました。
退院は当然タクシーで実家まで。
タクシーを降りて玄関まで、杖を使って歩けたのを覚えています。
実家へは、毎日訪問看護と訪問リハビリに来てもらっていました。
家の中では、杖なしで歩いていましたが、よちよち歩きでした。
寝室は2階にありましたが、階段は這うようにして手すりを持ちながら上り下りしていました。
そして、家の中ではよちよち歩き。
便秘で困っていました。
そんな中、おしっこが出なくなりました。
訪問看護の人が病院に連絡してくれて、9月9日に診察に行くことに。
そして、その日から入院することになるかもしれないと。
タクシーで病院へ。
その日から入院へ。
CTを取ると二つの腎臓のところに尿路結石があり、それがぴたりと尿路をふさいだのが原因でおしっこが出ないということに。
そして、ウンコも出ない・おしっこも出ない状態でからだがどんどんむくんできて、酸素飽和度も８０台半ばに。本当にやばいと思いました。が、女医さんが９月１１日。休日にも関わらず出勤。臨時に人工透析をしてくれて、危機は脱出。９月１２日には、泌尿器科のある系列病院に転院。ステンドを入れる手術を。
そこでは、個室が取れず、6人部屋で。
そこでは、歯磨きなど放置プレイで自分でする癖がついて、病室内や廊下はよちよち歩きでいけるようになりました。
そして、５日間の入院の後、９月１６日には、元の病院に戻りました。
元の病院では、個室でした。
そして、9月27日までいました。途中、3時間の人工透析を開始しました。
点滴の台を片手に歩く練習をしました。
病院内の廊下をいったり来たり歩く練習をしました。
そして退院。
家の中は杖なしで歩けますが、外を歩くことは無理でした。
今川駅前の透析クリニックに通わなければなりませんが、送迎の手配は1週間後ということで、
自力で今川駅前まで。
タクシーがつかまらないので、電車で。
近鉄針中野駅まで歩いて。そこから近鉄に乗って、今川駅まで。
駅前のスーパーの3階にあるので、今川駅からはすぐです。
ただ、階段ののぼりおりができないので、エレベータやエスカレーターを頼ります。
針中野駅から自宅まで、普通なら10分ちょいのところ30分かかっていました。
7月11日以来、会社に行っていないので、気になり、行くことにしましたが、
自宅から30分歩いて針中野駅まで行くのが大変なので、実家近くの湯里2丁目のバス停からバスであべの橋まで出て、
天王寺駅から地下鉄御堂筋線で大国町まで行き、そこから事務所まで歩いていきました。
帰りは、同じく大国町から天王寺まで。そこから住道矢田行のバスに乗り、湯里2丁目へという形で通っていました。
そして、天王寺駅で地上階から地下への階段おりにチャレンジしたらできるようになり、
階段の昇降ができるようになり、それなら、自宅マンションへも行けるのではないかと。
実家では、毎朝、かけ膳をしているため、正座したいものの、一瞬しか正座できず、すぐに、足をくずしていました。
訪問リハビリの人に足をマッサージしてもらった直後しか正座できませんでした。
10月10日ごろから階段の昇降がなんとかできるようになったので、実家から自宅マンションに。
まだ、自転車に乗れません。
自宅マンションから7分くらいかけて駒川中野駅まで。そこから地下鉄とバスを使って、行きたい場所へ。
大阪シティバスと地下鉄は、身障者用の全線無料パスのカードをもらっていました。
それらを使ってどこへでも行けます。
その後、10月26日、自転車にチャレンジ。
転んで足にけがをしましたが、なんとか乗れるようになりました。
そのころから行動範囲が広がりました。
!0月29日から11月18日までは出雲へ。
リハビリと思い室内を歩き回っていました。
11月1９日は出雲大社にお参りに行けました。
11月20日からは、大阪に戻り、普通の生活に。
12月に入って、目薬が的確にさせるようになりました。
それまでは、2階から目薬という感じで目にいれることはできませんでした。
それ以来、毎日、会社に通勤しています。
当初は、長居プールで。現在は、浪速屋内プールで原則1200メートル泳いでいます。
現在の目標は、駆け込み乗車ができることと、訪問リハビリの人にそう言っています。
階段を駆け足で下ったり、登ったりすることがまだできません。
そのことが目標となっています。
病院に入院している頃、人はどうやって歩いているのか観察していました。
また、杖をついて歩いているとき、人はどうやって自転車に乗っているのか観察していました。
現在は、スマホを見ながら階段を歩いている人を見て、どうすれば、人は、スマホを見ながら階段の上り下りができるのか観察しています。
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