アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

ほうろく屋の菜種油

2014-11-22 11:45:35 | たべもの
    最近、素晴らしい菜種油の存在を知りました。ほうろく屋の菜種油です。

    圧搾一番搾りの菜種油は、自然食品店に行けば結構手に入りますが、こちらの油は、これまで私が知っていた菜種油とは製法が違うようです。

    昔の道具をそのまま使って圧搾。菜種は国産で、天日干し。瓶のふたを開けた瞬間、香りが広がり、瓶を傾けると、菜種の色そのものかしらと思わせるような美しい黄金色の液体が、とろっと流れ出します。

    ほうろく屋は、愛知県西尾市にある油屋さん。昔ながらの道具を使って圧搾しています。

    上の写真の瓶は、ヘルシーメイト岡崎店で入手しました。このお店は、ほうろく屋の菜種油を今とくにおすすめの商品として売り出し中です。こちらに置いている油は、近くの東浦町産の菜種をだけを使用。天日干しした後、日本で唯一のオリジナルのほうろく窯で薪焙煎します。そして先日このお店で開いた、アンティマキのパンとスコーンの講習会では、フォカッチャにもスコーンにもこの菜種油を使いました。
    保育園の年長組に在籍している男の子も参加。彼が切っているのはジャムスコーンの帯の部分です。そして焼きあがったのがこれ。

    いつものスコーンより、色が黄色味を帯びていて、おいしそう。手に取るとぷーんといい香りが漂います。口に入れると、香ばしくてコクのある味わいが口中に広がります。

    上の瓶は、やまのぶ梅坪店のママンのお気に入りコーナーで入手したもの。こちらは販売者がりんねしゃになっていますが、中身は同じです。

    両方のラベルに書いてあることを抜粋します。

    「昭和24年創業の大嶽製油から、昔ながらの伝統と道具を引き継ぎました。(中略)初代喜八郎の教えを忠実に守り、伝統の圧搾菜種油を残したい一心で、香り深き黄金色の菜種油を絞っています」
      
     「脱臭脱色 化学溶剤抽出などの化学的処理は一切行っていません」

      「鉄窯に長時間じっくりと様子を見ながら菜種に熱を加えていきます。長年の経験と職人の勘で焦げる直前のギリギリの焙煎を見極め、その後すばやく圧搾します。これにより極上の滑らかなコクと新鮮な風味を持つなたね油ができあがります」

      わたしは講習会で使ったほかは、もったいないので、まだドレッシングくらいにしか使っていないのですが、一番最初にこの油を勧めてくれた人からは、「ぜひ、てんぷらbに使ってほしい」といわれています。彼によれば、この油は酸化しないので、てんぷらにつかった後は、炒めものなどにして最後の一滴まで利用できるとのこと。今度、試してみようと思います。

    
コメント (1)
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