アンティマキのカレークッキーに使っているカレー粉は、豊田市旭地区のニランジャンのネパールカレー粉です。
ニランジャンは、ネパール人の夫ニランジャンさんと日本人の妻のまさえさんが経営する、スパイス工房。お二人の長女ルチカちゃんの絵の展覧会が開かれたので、見に行ってきました。開催は、刈谷市のポップアートギャラリーで、8月5,6日の二日間。ルチカちゃん、はじめての個展です。
以前から、福蔵寺ご縁市やまさえさんのFBなどで、彼女の絵を見ていたのですが、とにかく色使いが面白い。多彩の色を使って、画面いっぱいに書いてあります。
上の絵は、まさえさんのFBで見ていて気にいっていたもの。「龍の再会」というタイトルがついています。龍だからこそ、山の上に上る大きな月あるいは太陽の仲介で、劇的な再会ができた、ということなのでしょうか?
こちらは「トナカイの王様」だったかな? 表情はかわいいけれど、優しい目には威厳がある。角の色も形もおもしろい。
タイトルは「ジェット機自爆」。物語があります。
小さい時に乗っていた自転車をデコレーション。派手!!
下の写真は、「women」と名付けられた小さな作品群。外国の女性たちだそうです。イラストとして、このまま使えそうな作品がたくさんあります。
「クビになった自動販売機」。こちらも、物語があります。
「ジェット機自爆」のジェット機も、この自販機も、人間の桎梏から離れて、自由に気ままに生きています。ルチカちゃんの気持ちが映し出されているのかな。
下の絵は「ないしょ話」。魚かクジラかがひそひそと語らっています。太い線、大胆な色遣いが、見ていて楽しい。
ニランジャンさんのお宅に一度伺ったことがあるのですが、古い民家の玄関先には、フライパンがたくさんつるされていて、みな、絵がかいてありました。ルチカちゃんのお母さん、まさえさんの作品です。木にも絵が吊り下げられていて、入る前から楽しくなる家でした。彼女は、自作の歌の弾き語りもします。
小さい時から、お母さんがさまざまに表現するのを当たり前と思ってきたのであろう、ルチカちゃん。お母さんの隣で絵の具をいじり、色紙をちぎって貼り付け、何を描いているのかをお母さんに言葉で伝え、そしてお母さんからもアドバイスや同感の言葉をうけとってきたのでしょう。それが、才能を開花させるみなもとになったのだろうな、としみじみ感じました。
ギャラリーを一巡した後、突然胸が詰まり、涙が出そうになりました。ルチカちゃんの絵の力強さに圧倒されたのかもしれませんが、突然、子供のころ絵が好きなったことを思い出したのです。絵だけではなく、詩もたくさん書いていたし、ハーモニカもやたらに吹いていた。踊ることも大好きだった。それなのに、すべていつの間にかやめてしまった。
たぶん、たいていの子供は、絵をかくことも歌うことも踊ることも、言葉をやたら並べることも、みんな好きのはずです。でも、それをし続ける大人は極端に少ないし、つづけていたとしても、ほんとにしたいようにしているかどうか疑わしいことも多いと思います。
教師や親や同級生からバカにされたり、ほかのことで忙しくなったりして、いつの間にか表現したい欲求をなくしてしまった。
ずっと前のことですが、深夜のテレビ番組で、その番組のディレクターとか出演者たちに自画像を描かせる、というコーナーがありました。毎回面白がってみていたのですが、そのなかで、ものすごくみすぼらしい絵を描く人がいて、唖然としたことがあります。
デッサンがなっていないとかそういう次元ではなくて、とにかくみじめな絵でした。描くことにたいして、委縮しているのです。小さい時によほど怖がらせられたのだろうな、と同情しました。
ともあれ、ルチカちゃんの絵は、見ていて気持ちがのびのびしました。なんでもどんどんやろうではないか、と大人にも子供にもアピールしているみたい。元気になりました。またいつか、大きくなった彼女の作品を見るのが、楽しみです。
ニランジャンは、ネパール人の夫ニランジャンさんと日本人の妻のまさえさんが経営する、スパイス工房。お二人の長女ルチカちゃんの絵の展覧会が開かれたので、見に行ってきました。開催は、刈谷市のポップアートギャラリーで、8月5,6日の二日間。ルチカちゃん、はじめての個展です。
以前から、福蔵寺ご縁市やまさえさんのFBなどで、彼女の絵を見ていたのですが、とにかく色使いが面白い。多彩の色を使って、画面いっぱいに書いてあります。
上の絵は、まさえさんのFBで見ていて気にいっていたもの。「龍の再会」というタイトルがついています。龍だからこそ、山の上に上る大きな月あるいは太陽の仲介で、劇的な再会ができた、ということなのでしょうか?
こちらは「トナカイの王様」だったかな? 表情はかわいいけれど、優しい目には威厳がある。角の色も形もおもしろい。
タイトルは「ジェット機自爆」。物語があります。
小さい時に乗っていた自転車をデコレーション。派手!!
下の写真は、「women」と名付けられた小さな作品群。外国の女性たちだそうです。イラストとして、このまま使えそうな作品がたくさんあります。
「クビになった自動販売機」。こちらも、物語があります。
「ジェット機自爆」のジェット機も、この自販機も、人間の桎梏から離れて、自由に気ままに生きています。ルチカちゃんの気持ちが映し出されているのかな。
下の絵は「ないしょ話」。魚かクジラかがひそひそと語らっています。太い線、大胆な色遣いが、見ていて楽しい。
ニランジャンさんのお宅に一度伺ったことがあるのですが、古い民家の玄関先には、フライパンがたくさんつるされていて、みな、絵がかいてありました。ルチカちゃんのお母さん、まさえさんの作品です。木にも絵が吊り下げられていて、入る前から楽しくなる家でした。彼女は、自作の歌の弾き語りもします。
小さい時から、お母さんがさまざまに表現するのを当たり前と思ってきたのであろう、ルチカちゃん。お母さんの隣で絵の具をいじり、色紙をちぎって貼り付け、何を描いているのかをお母さんに言葉で伝え、そしてお母さんからもアドバイスや同感の言葉をうけとってきたのでしょう。それが、才能を開花させるみなもとになったのだろうな、としみじみ感じました。
ギャラリーを一巡した後、突然胸が詰まり、涙が出そうになりました。ルチカちゃんの絵の力強さに圧倒されたのかもしれませんが、突然、子供のころ絵が好きなったことを思い出したのです。絵だけではなく、詩もたくさん書いていたし、ハーモニカもやたらに吹いていた。踊ることも大好きだった。それなのに、すべていつの間にかやめてしまった。
たぶん、たいていの子供は、絵をかくことも歌うことも踊ることも、言葉をやたら並べることも、みんな好きのはずです。でも、それをし続ける大人は極端に少ないし、つづけていたとしても、ほんとにしたいようにしているかどうか疑わしいことも多いと思います。
教師や親や同級生からバカにされたり、ほかのことで忙しくなったりして、いつの間にか表現したい欲求をなくしてしまった。
ずっと前のことですが、深夜のテレビ番組で、その番組のディレクターとか出演者たちに自画像を描かせる、というコーナーがありました。毎回面白がってみていたのですが、そのなかで、ものすごくみすぼらしい絵を描く人がいて、唖然としたことがあります。
デッサンがなっていないとかそういう次元ではなくて、とにかくみじめな絵でした。描くことにたいして、委縮しているのです。小さい時によほど怖がらせられたのだろうな、と同情しました。
ともあれ、ルチカちゃんの絵は、見ていて気持ちがのびのびしました。なんでもどんどんやろうではないか、と大人にも子供にもアピールしているみたい。元気になりました。またいつか、大きくなった彼女の作品を見るのが、楽しみです。