アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

4月のどんぐり工房草木染め講習会

2019-04-29 22:47:04 | 草木染め
   先週末土曜日は、4か月ぶりの、どんぐり工房での草木染講習会でした。

   風がきわめてつよく、しかも冷たくて、冬が戻ったようなお天気でしたが、日差しは明るくて、久々の草木染めを満喫できました。

   染めた草は、萌え出たばかりのヨモギとカラスノエンドウ、それにスギナをちょっと。ソーダ灰を加えての緑葉染め。春しか出ない色を楽しみました。

   ヨモギとカラスノエンドウの、1番液どうし、2番液どうし、3番液どうしをそれぞれあわせて染め液に。カラスノエンドウを煮だしたほうのコンロは、強風のためガスの火が踊り、煮え方が遅くなりました。そのためカラスノエンドウからはなかなか緑の色の成分が出てこず、黄色の色が強い染液になりました。

   媒染は、アルミと銅の2種類。いつもの草木染めに比べて媒染による違いはさほど大きくないのですが、それでも、色は微妙に変わりました。

   オーガニックコットンの同じ素材のTシャツを数枚持って来られた方の作品。ちょっとずつ色が違って、きれい。

   こちらは私が染めた絹手袋。ソーダ灰と絹の相性はあまり良くないのですが、いちおう染まりました。薄いところが春らしい。

    左側のスカーフは、常連の友人が染め重ねたもの。重ねると、色はより深くなり、濃くなります。

    左上の布はベージュのエプロン。草色になりましたが、バケツに突っ込んだままにしてしまったので、むらだらけに。今度何か濃い色を重ねて、めだたないようにします。

    色とりどりのシュシュは、参加者のお一人が台所で糸を染め、編んだもの。高キビ、黒豆、黒米、桜の樹皮の色。美しい。

    冬じゅう、全く染めの仕事をせずにいたので、久々の講習会は新鮮。何度やっても、染め液に布を入れる瞬間はどきどきします。草色や薄い黄色、黄緑色、どれもいい色になりました。

    来月は5月25日土曜日開催。木から採取した古い枇杷の葉か昨冬剪定した枯れた枇杷の葉、それにカリヤスを使う予定です。お申し込み、お問い合わせはどんぐり工房までどうぞ。なお、5月15日には、ヘルシーメイト岡崎店で、絹手袋をカリヤスで染める会を催します。詳しくは、こちらをごらんください。  

    
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする