アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

茹でて作るカリンシロップ

2013-01-30 15:26:20 | 手作りのたべもの
   豊田市街地に住むSさんが、カリンを持ってきてくれました。

   きれいなカリンです。そして大きい。左の黒っぽいのは私の家のカリン。石垣の上に落ちてから気づいたので、あちこち打ち身だらけ。そこが黒ずんで傷んでします。おおちがい。

    こちらに来てから、あちこちのお宅でいただいたカリンで、カリン酒やシロップを毎年のように漬けてきました。のどの痛みに効くので、大事な飲み物です。

   でも、このカリン、サルも鳥も食わない果物で、渋いだけでなく、とても固いのが難点です。いつも、漬けるときに果肉を切るのが、けっこう大変な作業なのです。

   いつもとは違う方法でつくってみたくてネット検索してみたら、ありました! 果実をそのまま茹でてから切って漬ける方法です。

   鍋にたっぷりの湯を沸かし、果実を入れます。浮いてくるので、ときどき沈ませながらゆでます。でも、レシピには茹で時間が書いてなかったので、竹串が通る程度でざるに上げました。そして、水けを切ります。

   それから果実を半分に。生のままよりずっと楽に包丁が通ります。また半分に切ったら、中心部分と種をのぞきます。このわたと種はお茶パックに入れておきます。
   
   果肉は、3mmほどの厚さにスライス。いつもは、2センチほどの厚さに切るのも大変なのに、ゆでてあるので、らくらく。

   蜂蜜か砂糖は果実とほぼ同量使います。この量もいつも控えめなのですが、今回はきちんとはかりました。使ったのは、いつもどおり、国内産の粗糖です。

    容器に、果肉と粗糖を交互に入れてできあがり。種やワタを入れたお茶パックも一緒に漬けます。このワタや種が咽喉の痛みを和らげるのに、大事な働きをするのだそうです。

     梅酒や梅シロップ、そのほかの果実飲料に比べて、カリンの飲料はいつも濁りがちでしたが、その理由が分かりませんでした。たぶん、ワタ部分を一緒に漬けていたからなのでしょう。それと、長いこと、果肉を容器に入れっぱなしにしていたのも、よくなかったかもしれません。

    今回は、レシピどおりひと月後に中身を取り出し、漉すことにします。きっと、美しいカリンシロップができあがることとおもいます。

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2 コメント

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Unknown (ya2012ru)
2013-01-30 15:33:30
きっと、美しいカリンシロップができあがることとおもいます。
楽しみね
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たぶん (アンティマキ)
2013-01-31 09:37:38
期待はしていますが、私はいつも粗糖を使うので、ジャムにしてもシロップにしても、少し茶色っぽくなるのが難点といえば難点です。
返信する

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