きのうはちょっと時間があったので、やまのぶ店内のお菓子コーナーを見てまわりました。買うのが目的というより、勉強。一般受けするお菓子の種類や原材料を知るため。そのなかに、「揚げ餅をお塩だけで味付けしました」という名のかきもちがありました。
原材料表示を見たら、材料は国産もち米とこめ油と塩だけ。隣には同じメーカーの、たしか「・・・・醤油と砂糖だけで味付けしました」という名のお菓子も並んでいました。株式会社丸井スズキの製品です。
やまのぶでは、ごんべいの里コーナーにあるおかきシリーズはときどき買いますが、一般の売り場にこんなのがまぎれていたのを発見できて、うれしい。味はごくシンプル。値段は安め。一緒に陳列されている他のもっと高いおかきには、添加物が山ほど入っていました。
粗悪な原材料を添加物でごまかして味付けし、安い価格で売る、というなら理屈は通る。そうしたいメーカーの意向は十分理解できます。
でも、米と油と塩がある程度ちゃんとしていたら、なんで値段を高くしてまで、ごちゃごちゃ味付けしなくちゃいけないのか。かえって持ち味を損なうのに、と私は思うのですが、たぶん、私には余分に思える味付けが、おいしいと思えるからなのでしょう。
先日、子育て真っ最中のおかあさんたちから聞いた、添加物まみれのベビーフードの話を思い出しました。離乳食の時代から人工的な味付けになれていたら、塩と米と油だけのおかきがおいしいとは思えなくなるのでしょう。と、ここまで来て納得。
そのお母さんのうちの一人の子供たちは、わたしの作る玄米おかき(材料:名倉三川農園産の無農薬玄米もち米、国産粗糖、海塩)がことのほか好きだそう。うれしく、ありがたく、そして彼らの味覚に、改めて敬意を抱いたことでした。その味覚を作ったお母さんにも。
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