晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

涸沢のコウモリ

2008年08月26日 | 
土曜の夜から、北アルプスの涸沢というところに行ってきました。曇りか小雨のあいにくの天気でしたが、のんびりと山を楽しんできました(夜は寒かったです!)。

生き物はというと、今や上高地の定番となってしまったニホンザルと、、、リス、スミスネズミ系の野ネズミ、ヒキガエルなど。野鳥はメボソムシクイ、ウソといった亜高山~高山帯の定番ものがいました。

で、いちばんよかったのが、涸沢ヒュッテのテラスから見たコウモリですね。
可聴域で鳴くおそらくオヒキコウモリと思われるコウモリがぶんぶん飛んでいました。

夕暮れからチッチッチ…と鳴き声が聞こえて、姿も見えました。ときおり、ブブブブ…と虫を捕獲する時につかう「バズ音」も聞こえました。



夕暮れの涸沢。誰も頭の上を飛ぶコウモリに
気づいていません…



あまり詳しくはないのですが、可聴域で鳴くコウモリは、オヒキコウモリのほかにヒナコウモリとかヤマコウモリぐらいだと思います。それぞれ声を聞いたことはありますが、音圧といいますか、音量的には、涸沢のはかなり声が大きく、たぶん、、、おそらくオヒキコウモリではないかと、、、一方的に思っています。結局、捕まえてみないと分からないのでなんとも言えませんが。

このオヒキコウモリ、コロニーは限られたところでしか見つかっていませんが、この可聴域でなくコウモリは、もうどこにでもいるような感じがするぐらい、各地で声を聞きます。

涸沢と同じ北アルプスだと、燕岳でも夏に同じ声を聞いたことがあります。

なんか、声ですっきりと断定できるようになるとシロウト的にはいいのですが、そういうもんではないようです・・・。