晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

『まっくら、奇妙にしずか』

2008年08月31日 | 
最近、再び破綻した(今度は親会社)青山ブックセンター。通称ABC。昔、新宿ルミネにあったお店は、1回目の破綻の時に、そのままBook1st.になりました。本のチョイスも比較的そのままで、写真集とかアート系の本が充実しています。小さめですが、けっこうお気に入りの本屋さんです。

そんなBook1st.ルミネ店でドイツの絵本を翻訳した『まっくら、奇妙にしずか』(河出書房新社/アイナール・トゥルコウスキィ)を購入(正確には妻が)。



この絵本、すごい…というか狂ってるというか、なかなかイッちゃってる本です。当然、大人向けかと。

シャープペン1本で描かれたまか不思議な世界。3年の歳月と4000本のシャープの芯を使ったという、精緻でメカニカル、ピタゴラスイッチ的(?)な構成と機械仕掛けの魚たち。

話は、雲を捕まえて魚を降らす男と、それを興味津々で監視する街の人たちの物語。欲望の物語…かな。なにやら終末的な感じ。

作者は若く、この作品が学校の卒業制作だったそうです。3年間かけた卒業制作。この内容。友だちにはなれないかも。とりあえず立ち読みをおすすめ。


ゴーヤ、ラスト

2008年08月31日 | 
とりあえず枯れずになんとかなっているゴーヤですが、今日、おそらく最後の収穫をしました。キュウリ級3本。



だいたいこんな大きさでしたね。結局あわせて10本ぐらい採ったでしょうか? 一説には売るほど採れるという話もありましたが、プランタではこんなもんなのでしょうか。

あまりの日差しと照り返しで、朝1回の水やりでは、夜帰るとだいたいしおれてましね、、、。ま、でも、まんぞくですね。ずいぶんゴーヤチャンプルを食べましたよ。

来年は土作りからしっかりしようと思います。ちゃんと緑のカーテンになるように育てなきゃ、、、と。

ツマグロヒョウモン

2008年08月31日 | 
うちのコンクリートのガレージの上にどかどかと植木鉢を置いただけの庭とは言えないような場所にもチョウがやってきます。キアゲハ、アゲハ、ヤマトシジミ、去年はアサギマダラも来ました。最近よく見かけるのがこのツマグロヒョウモンですね。


メス。ヒメツルソバの葉の上をしきりに移動していました。水を飲んでいるのか?


フワフワ、スーっていう感じで、滑空を交えて家の周りをひょろひょろしていました。見かけるたびに写真を撮ろうと思うのですが、なかなか敏感のようでうまくいきませんでした。ウチの周りではメスしか見ないですね。当然オスもいるんでしょうが。

ちょっと前の図鑑を見ると、彼らの分布は三重県以西になっています。近年、ぐっと分布を東に広げたことで有名話題の種類です。温暖化か都市のヒートアイランド現象が原因とは言われています。基本的には食草であるパンジー類との関係が無視できませんが、とにかく最近よく見かけます。

以下のサイトを見ると、よくもまぁ、そんなところで、、という場所で繁殖しています。
http://homepage3.nifty.com/ueyama/shubetsu/tateha/tsumagu/tsuma.html
すごいですね。ほんの一株のスミレでも繁殖しちゃうのでしょうか?

前にアブラゼミのことを書いたときにも思いましたが(http://blog.goo.ne.jp/nishime_001/e/6ec93a2c4074db2b1c91c3e77cce4727)、分布の拡大は単純にヒートアイランドだけでじゃないんでしょうね。もっといろいろな要素が絡んでいるのは明確ですよね。そうじゃなくちゃみんな分布が拡大するはずですから、、、。