なーんちゃってゲルソン食日誌:08年7月炎症性乳がんと告知され崖っぷち体験をしましたが転移もなく15年半生きています

告知の日からジュースをたくさん、肉抜き塩抜きあぶら乳製品抜き、玄米菜食の食事療法を続けています。がんの食事療法あり。

乳房再建・参考になった本

2018-03-10 20:41:07 | 健康・病気

乳房再建・参考になる本
 啓蟄もすぎ、うちのカメも、暖かい昼間にはときどき甲羅干しをするようになりました。今年も無事に冬を乗り切ったみたいです。

 さて、右胸を再建して、今度反対側の左胸に皮膚まで達する乳がんができたらどうするのだろうと疑問に思い、何かヒントがあればと思っていたら図書館で見つけた本です。この図書館には、ジェインプラントさんの「乳がんと牛乳」もあったのです。

横浜市民総合医療センター形成外科准教授 佐武利彦先生
「乳房再建のすべて」 講談社¥1300
1.穿通枝皮弁・・・脂肪と皮膚に血管がついた組織を移植
        穿通枝(せんつうし)とは、筋肉の中を通る太い血管から
        枝分かれして、脂肪、皮膚へ垂直方向に走る細い血管のこと
        腹直筋を残せるメリットがある。
        ①お腹、②お尻、③背中、④太ももから。

穿通枝皮弁:高い技術と経験が必要。1本か2本の血管だけ使う。血流安定が難しい。悪いと壊死。ダメージ少ない。選択肢がある、①~④。

筋皮弁:血流安定、筋肉には血管がたくさん通っているから壊死のリスク低い。腹筋が弱くなる。腰痛やお腹が出たりする場合もある。
    
2.乳頭乳輪の再建
   健側の乳頭を使う、大きい場合。
   再建側の乳房の皮膚と脂肪の一部を使う。
   安定して高さを維持するのが難しい。
「がんの転移や再発の可能性をできる限り低くすることを最優先に考えて、安心できる状態になってから再建にのぞみましょう。」

読んだ感想:
1.反対側の胸が皮膚の表面まで乳がんになった時には、何とかなりそうだとわかりました。何の情報もないという方には役に立つと思います。
ちなみに、筋皮弁法の腰痛やお腹が出ることについて、私の場合、真向法体操のせいか、お腹ポッコリや腰痛は全くありません。
2.再建の専門医だからか、そこまでやるかという印象。穿通枝皮弁をやって落ち着いたら乳頭乳輪、左右の調整・・・、外科医としてはどこまでも完成度を上げてということなのでしょう。
ちなみに、佐武先生の穿通枝皮弁法での再建は、Nの会のメンバーの話では約2年半待ちだそうです。二期的再建ができる人にとっては長く待っても納得できる選択をしたいのだと思います。それぞれのこだわりがあるでしょうから。

コメント
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