黄昏のガンマン

ガンマンはとうにリタイヤ
節々は痛むし物忘れが頻発して今は街外れの小屋で自炊暮らし
ダラダラと過ごす毎日だ。

監視されてる

2014-12-04 | 日記

腹が減ったのでホームの立ち食いソバ屋に入ると先客がソバをすすってる。 自動販売機のメニューを見ると この時期なのに好みの冷やしタヌキがあるのでこの食券を購入して、カウンター越しのオバサンにソバでお願いというと 冷やしは時間が掛かります言われる。 退屈なので水を汲んで飲んでると 客の一人は帰ったけどもう独りはまだ食べてる。
カウンターの上にやっと到着、 揚げ玉が少ないと思いならズルズルと口には運ぶ。 感触はまずまづで 先客はまだソバをすすってる。 それでは追い抜いてやろうと、早めに平らげ 皿に口をつけ残った汁を舐めるようにすすり、ご馳走さんと挨拶し外に出る。 
先程の先客はまだ食べてる 勝つことが出来ていい気分であった。

           

          フェルディナント・ホドラー作をスケッチしました

向かったのは 西洋美術館のホドラー展。 あまり聞いた事がない画家で テレビの紹介の画像に興味が沸き見る気になる。
展示場の案内に不遇な状況下で育ったので初期の絵は暗いと書いてる。 確かに暗い感じはするけど 輪郭線は力強く自分好み しかし云われる通り暗い感情を漂わせるところが有名画家の存在感。
見終わって常設展の会場に好きなルノワールを見に行く。 ガラリと空いていて 各部屋には見張りの女性がいて監視されてる。 俺 悪いことしてないもんネ、と小さくなって鑑賞する。 しかし一枚で家が建つような絵、 見張られるのは致し方が無い事だ。