黄昏のガンマン

ガンマンはとうにリタイヤ
節々は痛むし物忘れが頻発して今は街外れの小屋で自炊暮らし
ダラダラと過ごす毎日だ。

チョキチョキの間隔

2017-08-15 | 日記

お盆休みのせいで新聞のページは薄っぺらだしチラシも数枚だけで朝はちょいとさっぱりの感じ、行きつけの床屋には盆明けまで休みの紙が張ってある。 そこで気が付いたのは1千円床屋。
4千円も出して散髪しても男前になるわけが無いし千円で沢山じゃないかと良く言われる、 いい男になる素質が無いらしい。それもそうだと納得してるので 思い切て近くの千円床屋に行ってみる。
千円床屋に入るのは数十年振りで薄汚い店を想像してたら明るく小奇麗な店内、直ぐに呼ばれて席に着く。 椅子は髭をそらないのでリクライニングにはなってなくて座り心地は悪くない、洗髪が無いので流し台の部分が荷物置き場になっていてカバンと帽子を収納する。

    

  映画「炎の人ゴッホ」からカーク・ダグラス、アンソニー・クイーン

鏡の横の貼り紙に 安価な為細かい注文やこだわりのある方はお断りをする場合がある、と書いてある。 自分の場合は全然大丈夫で普通にやってくれとお願いする。
今までの店ではチョキチョキのハサミ音が心地よく聞こえるけど ここはチョキチョキの間隔が長くて半分の時間で終わってしまた、 毛が少ないんでねと言われてもしょうがないけど物足りない感じである。 バリカンで揉み上げを仕上げて最終段階、洗髪が無いので掃除機のホースみたいので頭のなかをかき回して残り毛を掃除して終了、千円頂きます と言われる。
洗髪、顔剃り、心地いい耳の穴掃除がないのは致し方ないところで 思ってたより清潔、15分ぐらいで終わるので散歩や買い物の途中に気軽に寄る事が出来る。 
便利だし いい男になってモテようとも思わない、これからは千円になりそうである。


幾らになるんだろうか

2017-08-12 | 日記

ある記事によると日本人の美術館への観客動員数は世界NO1であるが年間に美術館に行く回数は5都市のうちで最下位、有名どころの展示は数時間待ちがあるけど普通の展示はシーンしてるお祭り好きな人種だ てな事が書いてある。 そんなわけでボストン美術展館展の宣伝に有名なゴッホの絵が載っていて 気になるので行って見る。
東京都美術館はありがたい事に年寄りを気遣ってくれて一般1千6百円ところ65歳以上は1千円と大幅に割り引いてくれる。 例によって年令を証明できるのを見せて下さいと言われ 財布に入ったままの免許証を見せると 引っ張り出すようにして確認してる。
顔を見れば解りそうなものでお役所仕事ではと思ったりしたけど 結構若くていい男に見えるんで確認されてるんだ と思たりもする。

   

   ボストン美術館展の帰り 不忍池に寄る

例によってお喋りなおばさん連中が結構いて ゴッホの絵を見ながら なんでも鑑定団に出したら幾らになるんだろうか てなことを話していてどうも鑑賞のムードを壊される。  出口を出ると 良かったね、良かったねの声が聞こえてきて 確かに良かったみたいである。
例によって帰りは不忍池に寄ってみる。 今が盛りの蓮の葉の息吹きを見ているとこちらも元気を貰えてなんともいい気分になるものである。 モネの睡蓮の展示があったけどコチラの方は本物で感動もの、美術館帰りの上野公園散策 いいものである。


氷入りの温かいお茶

2017-08-09 | 日記

お茶を注ごうとしたら急須の外観に一筋の線が入ってるのを見つけて 中を覗いてみたら裏側までひび割れの線が入っている。 2、3日使ってみたけどもし二つに割れたら悲惨な事になると予備の急須に換えてみた。
この急須 少し前にフタを落下した際に取っ手命中して付け根から割れてしまい 取れたのをボンドで接着しておいたしろもの、数回使っただけで案の定 接着が外れてしまった。
しょうがないので新しいのを買いに近くのお茶屋に行ってみる。

    

   デッサン教室で描きました

急須を買いに行くのは初めてで 値段を見ると1万円以上のも置いてある、そんな高いの買える訳がないので品揃えが多い2~3千円の物を物色。 
フタを開けてみるとどれも穴の部分に金網が貼り付けてある。今まで使ってたのは親の代からのもので茶漉しの部分には小穴が数個付いていて 取っ手を破損したのには金網の籠が付属している。  世の中 知らない間に変化していくものである。
無地の常滑焼といのを選んで奥さんらしき人に勘定をしてもらってると お茶をどうぞと湯飲みを渡される。 中を見ると黄緑のお茶の色に氷が入っていて涼しそうだけど冷蔵庫の氷なのが残念、 口に入れるとまだ温い。 氷入りの温かいお茶とは変な感じ。 こういう飲み方もあるのかと店主に聞こうとしたけどそのまま店を出ました。


人生は舞台である

2017-08-06 | 日記

駅の改札、 何時もの様にスイカをかざしたら通行止めのマークが付いて赤ランプが点滅してしまった。 後ろからのドジな人がいるんだよねー! という視線を浴びながら急いでその場を離れる。
ちょっと立ち止まって考えてみたら 小銭が欲しくて切符を購入して乗車したのに気が付がつく。 切符を何処にしまったかも忘れていてポケット、カバン、財布の中を探しても見つからない、しょうがないので改札の窓口に行って見ると駅員がパソコンに向っていて声をかけたら面倒くさそうに振り向いて出てきた。 その旨の話が終わらないうち何処から乗ったか聞かれて料金を取られてしまった。

     

      映画「カルテット」から描きました

今朝 財布の中を見たらカードの間に切符が挟まっていた、コチラは2倍も払って儲けさせてるのに もう少し良い顔をして貰いたい。 どうも鉄道会社は代わりが無いので無愛想な顔をしていても平気で 文句があるなら乗らなくてもいいんだよ てな感じである。
昨日は隣町の花火大会で久し振りに出会った知人は足腰が弱って歩くのがやっとで付き添いがいないと電車には乗れそうにない。 そこで気が付いたのは「人生は舞台である」 という名言。 ドジなことでも色々と演じられるのが花で元気なうちである。  ドジを演じるのは得意な方でこれからも下手くそな芝居をやりながら呑気に行ければ幸せなんだけどね。


馴染みがないので違和感がある

2017-08-03 | 日記

電車のドア側に忘れられた傘が立て掛けられてるのを何回か見たことがある。 最近はスマホから目を離さない輩が多くて 傘を立て掛けてからドアに寄りかってスマホと睨めっこをしたまま電車を降りてしまったものと想像できる。
こないだは小用を足したくて駅のトイレに入ったら便器横のフックにビニール傘が2本ブラ下がっていた。一本なら見たことがあるけど2本は始めてみる。
2本目の人は 一本忘れてるのを見て こういうドジな他人がいるんだよね てな考えをしたに違いない。その後にスマホをやりながらの小用は考えられないので この場合は他の事に想いが行ってしまい忘れて行ってしまったものと思われ 今頃は大反省をしてるのに違いない。

    

  映画「愛と追憶の日々」からシャーリマクレーン、デブラウィンガー、ジャックニコルソン

最近では傘をシッカリ握ってるので忘れる事がなくなったが 帽子を忘れる事が度々発生する。 居酒屋などでは帽子を脱いで座るとサッパリして落ち着いた気分になり そのまま飲んでれば忘れ易いのは当然といえる。大体がレジ付近か店を出て直ぐに気が付くものだけどこないだは家に着いてから気が付く。 電車で行く店だし面倒くさいし 安物で大分使い込んでるのそのままにしている、 店でも汗臭いのを見つけてさぞ困っていて多分捨ててしまってると想像できる。
今はヨレヨレで折り畳めるのを被っていてまだ馴染みがないので違和感がある。 汗が滲みついた自分のものにするには時間がかかるもので 惜しい事をしたと悔しがってるしだいである。