やっぱり出戻りして空母にしようかな〜、とちょっと弱気に。
どうしようか?思いながら銀シャリ号を転がしてゆくと、横浜北海道の端に到達。
前回、ここから入って行けたはずなんだけど、残念なことに工事で塞がれていた。
仕方なく、ゴルフ場脇のダート道を進んでゆく訳だが、ここら辺はどうやら古戦場だったとかで。
夜走ったら背筋ゾクゾク、相当涼めそうな感じがする。そこいらのお化け屋敷よりも怖く、チビってしまうかもしれない。ここを夜走る時には、予備パンツが必要だ。
パッと開けると、なかなかいい風景に巡り会えた。ここだけ切り取ると、ちょっとした北の大地を彷彿させるかな。
でもね、なんてこった!1989年のイエ〜ス横浜の成功体験が忘れられず、この博覧会なるものを開催するんかいな。
自然をそのままに残しておいてもらいたいけど、色々とお金が絡むと仕方ないのかな。
花博が終わったら何にするんだっけ?一大居住地区にするん?
アメリカメキシコ国境の壁とまではいかないけど、犬一匹も越えられない白壁が現れた。
人はこの壁を越えられないけど、猫は下の隙間から行き来できそうだ。
ここにきて気持ち悪くなってきましたぞ。
朝食パン2枚だけだったので、ハンガーノックの百歩手前までやってきたみたい。
このまま走り続けては危険なので、目の前に現れたセブンでシーフードヌードルと塩むすびで燃料補給。
この塩っけがとても身に沁みる。昨日もラーメン食べたけど、皮膚から塩田よろしくたくさん排出しているからオッケーでしょ。
それにしてもカップ麺も値上がりしたね。コロナ前は170円くらいだったのが今では230円。そんだけ収入が上がっていないことにご不満なのだ。
ちょっとした尾根道峠を越え、神奈川県の餘部鉄橋までやってきた。
草木に囲まれたお昼寝大仏さんは、この暑さの中でも涼しそうな顔をしてらっしゃる。
梅田川を伝って恩田川までやってきた。
ここまで来ればあとは平坦道のみ。
前方からは、普通の風とふわっとした強烈な熱風が交互に吹き付けてきた。
この違いを生み出すのは何だろう?思わずむせてしまった。
ま、車知らずの道だから安心して行けるけどね。
さすがにたまらなくなったので、アンダーパスで一休み。
お湯と化したペットボトルの水も尽きそうだ。
すれ違うサイクリストの皆様は、ダブルボトルの多かったのが納得。
ようやくやってきましたよ、いつ以来かな?
そして目的地に到着。
お店に入った瞬間、エアコンに天国を感じたよ。
部品を選ぶふりをしてこのまま休んでいきたかったけど、店内で根っこが生えるのでスイッチを買ったら即退店。
このプッシュスイッチが欲しかったのよ。
空母のある場所に使うのには、今まで波動スイッチを使っていたけど使い勝手がよろしくなく、このプッシュスイッチが最適かと。
ここまで片道45キロになっていた。
え?もしかして今日は90キロ越えっすか?
復路もあの小さな峠を越えて、破壊されつつある北海道の脇を?
それとも、丘陵地帯を貫く中山道?どちらも嫌だな。
ならば、このまま鶴見川CRを下って、ミナトミライ経由で?そちらは車が多いから却下だ。
そうだ!この道なら少しは楽でしょ、スマホ地図を見て無難なルート決めた。
再び鶴見川CRに出て走行していると、鴨居付近でなんと自転車検問!
ロード、ママチャリ、グラベルロード、電動ままちゃ全車種が止められていた。
もちろん銀シャリ号もね。暑い中、ご苦労様ですよ。
超若手婦警さんが色々と聞いてくるから懇切丁寧ご説明をし、しまいには銀シャリ号をひっくり返して車体番号まで見てもらったよ。
「パンツの中まで手を突っ込まれてる感じです!」とまでは言わなかったけど、そんな心境だ。これを口にしたら世にいう○クハラになるのかな?
あ〜ここの桜並木で休めばよかったか。
この椅子がなんだかとても素敵。
座るとなんだか健康になれそうな感じ。
梅田川を遡上し、再び神奈川餘部鉄橋に戻ってきた。
もちろんいくら待ってもDD51に引っ張られた40系客車はやってこない。
その代わり、こんなところで鉄分を補給できるとは。
線路幅の狭さより、線路頭部の狭さに驚いてしまった。鉄道模型の幅だよね。
龍馬が没して20年後、トロッコを40キロも敷設して水道を引いていたなんて。
近代化が凄まじい時代だったね。
自転車でまともに水道道、旧八王子、八王子街道に転線してゆくに厳しいこの周辺の道路交通事情。
けど地図をよく見ると、まさに自転車のためのバイパスがこんな感じであった。
ここの連絡路は往路復路ともに使える。
東に方に積乱雲予備軍を眺めつつ、、、
ようやく境川CRへ戻ってきた。
妙な峠や古戦場、弾丸道路を通らずして行き来できるこのコースは素晴らしい。
このルートは心に刻んでおこう。
なんか背後で雷鳴が聞こえた?
レーダーで確認してみると、、、
うわ!1時間後に激雨じゃないの。
これはマズイ!何も考えずひたすら南下して行き、秘密基地には16時半過ぎに無事帰着できた。
幸い雨雲は、その後散り散りになり消滅していたようだ。
走行距離は猛暑の中、90キロを越えたことに我ながら感心してしまったよ。
走行距離:91キロ