目覚めてみると7時過ぎ。あちゃーやってしまった。時間的に北向きコースは厳しいな。なんたって、アプローチに60キロ近くもあるもんで。
ということで、予備コースの西方面へ向かうことにした。本日のコースは、約10年前に青虫号で徘徊した山道。
9時5分出発。
秦野市街地に入る手前
見かけは春っぽいけど、実は風が少し冷たい。
途中、道を間違えてしまい大通りの246に出てしまった。上りは渋滞、下りは車の流動がスムーズでない程度の混み。埃っぽくて空気が良くないね、大通りは。
沼代から旧道に入ると、車の喧騒さから逃れることができた。下り基調でもあり、ここのルートは快適。
秘密基地を出発して2時間。ようやく寄木入口セブンに着き小休止。ここで、おにぎり2個、カレーパン、カップ味噌汁を調達。山の中でポカポカ場所があったら、軽い昼ごはんをとるつもり。
寄木入口からの直登上りは、毎度のことながら心が折れそうになるのよ。ここはじっと我慢して、息が上がらない程度の速度でユルユルと。
そして本日のメインディッシュコースの入り口に到着。11時46分。
気になる はなじょろ道。
大昔、山の向こう側から寄木に嫁入りの際、花嫁が通って来たらしい。このあと、その入り口に至るわけだが、そこからはまるで登山道。自転車ではとても行けそうもない。すんごい路を通って嫁入りして来たんだ。何かあって帰りたくても、容易には戻れないと、ふと考えてしまった。覚悟のうえでの嫁入りだったのか。
山路に入ったら、やっぱりこの手のペーパー地図が大活躍。
スマホだと、細かいところの道が描写されず、しかも電波の入りが所々よろしくないので。
待望のダート出現!
と思ったら、すぐに舗装道路に戻ってしまった。
その後も舗装路が続く。
初めて来た時には、出来立てホヤホヤの立派なダート路だったのに。ちょいと残念。
調子がイマイチ、気持ちも今ひとつ盛り上がらないけど、こういう風景を待ち望んでいたのよね。
これぞ林道の醍醐味。
この景色を見たくて上って来たと言っても過言ではないのであります(^。^)
ようやく到着した秦野峠は
なんだか廃れっっちゃっているな〜。前回来た数年前はもっと峠トウゲしていたはずなんだけど。
下り始めて状況が理解できた。
路面のアスファルトは鮫肌状態、しかも細かい烈石が散りばめられている。
昨年、数々の台風で優雅さが削がれてしまったのかもしれない。
想定内だよ、見えないじゃん富士山。
ここは慎重に行かないとヤバイでしょ。
119%は今も健在であった。
丹沢湖を臨むこの場所から少し下ったところで重機の音。
法面をショベルカー2台がへばりつき修繕していた。そして、そこから程なくして、コーナーから突然ダンプカー様のお出ましだ。想定外だったのでびっくりしたよ。ゆっくりと上って来てくれたからよかった、5台も。すんませんね、お仕事場に入り込んじゃって。
食事をとるにふさわしい暖かい陽だまりを見つけることができず、結局ここまで来てしまった。
カレーパン一つで峠越えをしたもんだから、空腹がピークに達していた。
そんな時、大いに助かるのが一休食堂さん。
ここのごはんが美味しいの。地元農家さんから仕入れ、その日に使う分だけ自家精米しているからだと思う。
このあと、水道路を伝い、1号線に出て来たら、ようやく本調子が出た来た。
そうか、今まで調子がなかなか出なかったのは、空腹だったからと思われる。18時25分無事帰還。
走行距離 112キロ