勾配も急で霜柱が立ち所々でぬかるんでしまっているので、下手したら転けてズリ落ちてしまう。もしくは変に力を入れて腰を痛めてしまう可能性も。このわずかなコースを5分も掛け慎重に進んだ。
するとパッと目の前が開け天空に到達した!
( ˆoˆ )/
おぉぉ〜これだよコレ!苦節五年、待ち続けた絶景にようやく出会えたよ。
スケールのでかい風景だ。
あれは南アルプスか。その奥は雪をかぶった中央アルプスでしょ。
三保の松原などはGoogleアースで見ているような錯覚に。
沼津方面もスーパーファインビュー!
眼下には由比港。
なんて素晴らしい世界だ。何分見ていても飽きがこない。
風はほとんど実に無く穏やか。こんな好条件も滅多にお目にかかれないだろう。
世間話に熱中していたアベックさん達が撤収したので、ベンチでお茶にしよう。
ここでいただくカフェラテの美味しいこと。
あ!こんな時こそ温かいクリームシチューをいただいたら至福のひと時になると思う。
このまま夜までいれば、今度は絶景夜景に巡りあえそうだ。でも長居はできない。この後、急激に気温が下がりおそらく氷点下になるだろう。
名残惜しいけど、風が吹き出す前に撤収する。
また機会があったら再訪するからね。
今度はGW明けから梅雨入り前の新緑時期を狙いたい。
その頃も太平洋高気圧が張り出し、数日間はスーパーファインデイがやってくる。わずかなチャンスだけどね。
身支度して慎重にハイキング道を押し下る。
上がってきたご婦人二名と軽くご挨拶。
神奈川県からやってきた旨伝えると、今、鎌倉殿で賑わってるでしょう?と。一応大変なことになっております!と営業トークの自分(^^;
下りも強烈だ。
◎◎坂のインでは後輪が浮いた!前へつんのめってしまうゾ。
木漏れ日の中を進むと、明暗激しく目も追いついてゆかない。歳とったもんだ。
爆音響かせフルブレーキ。時々停車してリムを触ると、触れないほどチンチンに熱い。タイヤ大丈夫かな。
だいぶ下ってきた。
上ってくる途中に何故こんなところにベンチ?と思ったら、実は木々の間から富士山が見えるビューポイントだったのね。素晴らしい!
ホイール系のトラブルも無く無事下山。
そこは桜エビの街。
せっかくここまで来たんだから、桜エビに関わる昼ごはんを食べたいね。
とりあえず港に行ってみることにした。
まだ12時前なので、それほど人は居ない。これはまたとないチャンスだ。
勢いで桜エビかき揚げ丼大盛りを頼んでしまった。食べ切れるか一瞬焦ったが、濃い目の汁とサクサクのかき揚げで食が進み、あっというまに完食。実は腹が減っていたのね。
案の定、12時回ったら列が出来上がっていた。
薩埵峠はどうする?
いえいえ、脚もお腹もいっぱいだから今回は見送ることにしときましょ。あとは空母まで戻るのみ。
急に脚が回らなくなってきた。時速15キロの世界が続く。
ゴール間近になったので、ちょいと脇道に外れて住宅街に入ってみる。
すると、ここら辺はどこでも目の前に富士山が鎮座しており、住宅街でもプチ絶景を楽しめる。
小さなコブを越え戻ってきた。
温かいレモネードと緑茶を飲みながら達成感の余韻に浸ることに。
これで積年想いこがれてきた場所を一つ落とす事ができた。
次なる目標は、山を越えたとこにある人造湖とそこに従える峠と林道群で成す、あまりレポートの見ないプチ山岳地帯だ。
ここは新緑が萌える季節にぜひ訪れたい。
おしまい