テレビを観ながらコンビニで調達しておいたドリップコーヒーを湯呑で飲み、これから始まる修行の戦術を立てる。
ちなみに体感的に夜明けが遅かったので、Siriに聞くと、日の出は6時58分と回答してきた。琴平町が関東からはるか西に位置していることを実感できたね。
バイキング形式の朝食では、ミニカレー、ミニクロワッサン、味噌汁、トマト4切れ、納豆だけにしておいた。
そして、食べた分以上にWCで体重を軽くし、7時40分、旅館で借りた杖を片手に金比羅山奥社に向けいざ出陣!
尻筋肉と腿裏筋肉を駆使し、ひたすら登ってゆくのだ。
確かタモリ氏もブラタモリで登ったんだんだよな〜。あのお歳にしては本当に元気で丈夫な方だと思う。
段数を重ねて行くうちに体が暖まり気分も高揚してきたので、調子が爆上がりしてきましたぞ。
少し汗ばみ所々杖をつきながらリズムよく登ってゆく。自転車に乗っているおかげか、息切れは全くない。
一方で昨日の研修時、自分より若い人が建物の階段を少し上り下りしただけで息切れしている姿を見て、最初は何が起こっているのか信じられなかった。調子でも悪いんだろか?とも思った次第。やっぱり自転車にも効用があることを知った瞬間だった。ちょっぴり自己満足と自慢ね。
どんどん上がってゆく〜。
そしてやっとここに到着。先発していたツアー同行者有志2名にも追いつくことができた。
朝の清々しい眺めに心も澄んでくるね。今日も晴れてくれてありがという。
さ〜下りまっっせ。
先発した2人を追いかけるべく足早に下りていったけど、なかなか追いつくことができない。
そのうち下から別のツアー同行者が上がってきたのでガイドマップを見してもらったら、先ほどの場所は奥社ではなく、ほぼ2/3地点だったらしい。マジっすか?このまま戻る?それとも再チャレンジか?
このまま戻ってしまったら一生後悔することになる。
その後悔度は、札幌〜支笏湖を自転車ごと車で運んでもらったあの40年前の出来事に匹敵するであろう。
そう、ここで戻るっていう選択肢は一切ない!
と言うことで、気持ちを高めて再び足早に登り始めた。
んがぁ、先ほどのところから先がすごくキツかったよ。
そして極め付けは奥社直前の階段に絶句!
ようやくついた社には先程の2名が到着していたところであった。
我々三人はここまで登れてきたことをお互いに讃え、自分だけすぐに復路へ。
下りの階段は危険だ。
足を滑らせたらそのまま下まで転げ落ちてしまい大惨事となるので、慎重かつ軽快にリズムを刻みながら下りてゆく。
途中、汗だくになりながら登ってきたツアー同行者のOさん。時間ギリギりまでチャレンジするという。
下りは下りで快調に進めることができたけど、なんとここで足が止まってしまった。
四国といえば、司牡丹、土佐鶴に並ぶ代表格、金陵でしょう〜。
「この場所限定品」という人の心を揺さぶるキャッチで陳列されていたお酒に目が釘付け。
300mlで1600円とい高級酒はどんな味がするのだろうか?迷わず買ってしまったことに後悔はない。
旅館に着きこの酒を眺めていると、奥社まで行った素晴らしい達成感が沸々とわいてきた。やっぱり奥まで行ってよかったんだ。
けど早くも足が痛くなってきましたよ。
今日はこれから三か所の観光があるのに、ダダダ大丈夫か?