夜行急行、特急、新幹線を乗り継ぎ札幌からようやく帰還いたしました。普段は飛行機での往復北海道の出張も、今回、復路だけでも陸伝いで帰ってくることに。これから綴るお話はその記録。自転車とまるで関係ないので予めゴメンなさいネ(^_^;
(^-^)/♪・゜★,。・:*:
16時、全ての仕事が終わり後は関東へ帰るのみ。しかし今回は列車を乗り継ぎ戻るという荒業にでた。なぜなら、一週間前から飛行機の予約を入れるべくパソコンとにらめっこしていたのだが、とれたのは往路は始発のみ。復路はとうとう前日まで一席もキャンセルがでなかったのだ。どうなってるんだ北海道!?
折しもこの日は翌日開催の日高600に参加するFさん、chicorynさん、lorisさんらが千歳で前夜祭を行うという。こりゃ~お立ち寄りするしかない!
明るい時間にもかかわらず、フライングしてサッポロクラシック×2本をチャージ(*^-^*)v 駅の脇に座り正装でいただくビールはまた格別(*^-^*)
エアポートで定刻千歳に着き集合場所に行くとFさんのお出迎え。chicorynさんとlorisさんも。北の大地でお会いできるなんて素晴らしい!(^-^)v
さて楽しい飲み会というものはあっというまに終了してしまうもの。
気がつくと千歳駅のホームたたずむ自分。ここのベンチで寝てしまったら最後、史上最大の大遭難になるのでしっかりと目を開いておかないと(*^_^*;
やがて北海道ブルーのDD51に牽引されてきたブルートレインが入線。
さぁ!これから列車の長旅が始まるのだ。
この急行は、はまなす号。B寝台、のびのびカーペット、リクライニングシート、自由席が連結され自分好みの旅スタイルを事前にチョイスすることができる。湘南自転車オヤジが選んだ座席はリクライニングシート車輌だ。
着座しリクライニングしたらジョイント音をBGMにし直ぐに深い眠りにzzzzzz。
気がつくと2時半頃。車窓に流れる街の明かりを見ながら珍しく…英語が苦手なガキンちょのこと、仕事のこと、自転車のことを考えてしまった。普段こんな時間ないんだよな~。
やがて列車は静かに函館駅に滑り込む。ここで機関車の付け替えゆえ約30分の停車。
だからトイレ休暇を兼ねホームに出てみた。
懐かしいんだよ、実に24年ぶりの函館駅。でも改札口から出てみると昔の面影はない。
しかし感極まって目が潤んでしまったのだ。
思い出すよな~、確かフル装備サイドバックをつけた後輩が、湘南自転車オヤジの目の前で脇見運転し、タクシーのボンネットにぶつかり乗り上げてしまったあの事件。おかげで買ったばかりのアンタレスのランドナーを大破させてしまい翌日から始まる合宿は…。またこの事故にはタクシーの運転手に全く非がないのに。。。。。その後処理が大変だった。でも今となってみれば良い思い出かもしれない(^_^;
さて、はまなす号に戻ると
電気機関車のすぐ後ろの車輌、そう自由席が結構空いているのに気がついた。
座席の質は格段に落ちるけど二席分確保可能なのですかさずこちらの車輌に移動しドカッと座る。電源車輌ゆえガーガーと床下から発電用ディーゼル音が景気よく鳴り響くが、よりいっそう旅情をかきたててくれるから気にしない、気にしない。そして再び深い眠りにzzzzz。
気がつくと夜が明け海岸沿いを走っていた。
どうやら青函トンネルを抜け、青森湾まで来ているようだ。昔はフェリーで4時間、二等客室でごろ寝した自分が懐かしい。なんで廃船される前に今一度乗らなかったのだろうか。いつも悔やまれる。
冬、風が強いためか、みな樹木がなびいた形になっている。きっと厳しい風雪に耐えているに違いない。 やがて定刻通り青森駅に到着。
乗り継ぎ列車のつがる号まで時間はわずか。
改札口を出ることなく津軽号に乗り込み、およそ一時間後には八戸ではやてに乗り換え。
新幹線は旅情もなく、ひたすら三時間過ぎるのを朝ビールをいただきながら堪えた。
やはり列車の旅は、モーター音の無い、それでいてジョイント音の心地よいブルートレインなんだよな~。
定刻9時51分、東京駅に。昨晩の台風の跡は何もなく良いお天気だ。
さ!早く東海道線で帰って自転車に乗ることにしよう。でも、その前に…夜昼問わず東海道線の中で行わなくてはいけないある儀式が。
それは、 お疲れさまでした(自分に)
( ^_^)/□☆□\(^_^ )