銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

寛平ちゃんへ

2011年01月22日 | のほほん同志Aの日常
2008年の暮れ
寛平ちゃんが走りはじめた2年ちょっと前

そのころ私はまだ
神戸の酒蔵に近い町に住み
阪神電車に乗って
梅田に通ってた

そのころ私のBGMは
癌で闘病中の忌野清志郎
武道館での復帰ライブDVDを見るのが
うちでの毎晩の日課

キヨシロー、今度、新曲出すんだって
え、癌やのに?
うん、寛平ちゃんのアースマラソンの応援歌らしい

「RUN、寛平、RUN」
「走れどこまでも」

この歌も、毎晩のように家で流れてた

2009年の春
アメリカのカンザス州を走る寛平ちゃんに届いた
キヨシローさんの訃報
寛平ちゃん、あなたはHPでこう書いた

「一日走りながらも涙が止まりませんでした
 清志郎さんは、僕みたいなお笑いの人間にも
 友達のように本当によくしてくれた素晴しい方でした」
 
テレビでしか知らない寛平ちゃんを
一番、身近に感じたのは、たぶんこの日

2009年の夏
私は梅田の職場をやめ
銀ステ設立のもろもろで役所通いの日々

「アシックスの靴を買って
 寛平ちゃんとアースマラソンを走ろう」

三宮のセンター街でそんなポスターを見つけ
迷わず応募したのもこの時期

応募したことすら、すぐ忘れたけど
もし当たってたらどうしたのだろう

あのころ寛平ちゃんはアメリカからヨーロッパへ
寛平ちゃんの風景もどんどん変わっただろうけど
私の風景も変わった

仕事をやめ
住まいも移り
阪神電車ではなく
阪急電車に乗るようになっていた

あれほど聴いてたキヨシローも聴かなくなった
移りかわる日々のなかで
寛平ちゃんのことも忘れてた

新しい日々がはじまっていた
それが銀のステッキ旅行

2011年、冬

テレビを見なくなった私を不意打ちした
寛平ちゃんゴール!の一面トップ

「前へ前へ、前向きに考えて、
 そして前立腺癌も、『前』という字が入っているから
 とりあえず前へ、前へと、いい方向に考えながら…」

紙面にたどる寛平ちゃんの言葉

2年ちょっと、766日にわたる日々
そのほとんど何も、私は知らない

でも
前へ、前へ、前へ

私も寛平ちゃんとともに走っていた
そう思えた今日、ゴールの日

寛平ちゃん、ありがとう




▼「新春、マラッカの風吹いた」ツアー報告はコチラ
http://ameblo.jp/arailuka/day-20101110.html

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