年明けより、営業活動の一環で
地元宝塚のお店まわりを続けています。
看板は出ていても中が見えないお店の場合、
扉を押すにはほんのちょっとのエイヤ!がいります。
でも、これがなかなか面白くって。
■ある酒屋さんの扉を開けると…
一歩はいって、品ぞろえが
ふつうの酒屋さんとは全然違うと感じました。
聞けば若夫婦で始められたお店で、
「私たちが気に入ったお酒しか置いていないんです」と奥さん。
お勧めは?と伺うと、
「空蔵」なるお酒を出してくれました。
「空蔵」
~くぞう~ と読むそうです。
ある神戸の蔵元さん。
震災の朝、あわてて蔵を見に走ったら、
そこに蔵はなく、ただ青い空が広がっていた。
…そんな経験から生まれたお酒だそうです。
おちょこを近づけただけで香りに包まれ
口に含むとふわっと広がりました。
1本、お買い上げです。
■ある雀荘の扉を開けると…
ここは香港か?
異空間に迷いこんだ気がしました。
時刻は午後のけだるいひととき。
たったいま美容院から抜け出してきたばかりのような
素敵なマダム達が雀卓を囲んでいます。
雀荘と聞いてすぐに思い浮かぶ
煙草のけむりとか、 オジサン達の姿はなく、
なんだかとっても優雅なのです。
宝塚の「ジョイラッククラブ」と勝手に名づけました。
■ある自転車屋さんの扉を開けると…
「ここには普通の自転車はないんです。
乗る人の身長、体重、坂のある町に住んでいるのか、
ふだんの荷物はどれぐらいなのか、
そんなことを全部お聞きして、
その人の体と乗り方にあった自転車を
1台1台お作りしています。」
「ちまたで売っている自転車は、ぜんぶ
体重130kgの人を基準に作られているんです。
想定されるマックスに合わせているわけですね。
その自転車に体重65kgの人が乗った場合、
単純に言って2倍余分にこぐ力が必要になるんです」
「あなた、コーヒーはお好きですか。
そうですか、じゃあ淹れてさしあげましょう。
どうです、美味しいでしょう。
お宅の会社の近くに、僕のコーヒーの師匠がいます。
行ってごらんなさい」
■教えられた喫茶店の扉を開けると…
ドアを開けた瞬間、芳しい香りに包まれました。
「あ、自転車屋さんで聞いてこられたんですか。
あそこにお出ししている豆は4種類の特製ブレンドなんですよ。
お口に合ったということは、強いコーヒー、いけますね。
じゃぁ、これなんかどうでしょう。ケニヤです。」
「へー、旅行会社をされているんですか。
僕ですか? 旅行、行くには行くんですけどね。
カフェとコーヒー豆ばかり追いかけてるんで、偏ってますよ。
パリ、ロンドン、ウィーン、バルセロナ…
ヨーロッパの街の裏通りのカフェですね。
あと、豆を追って、コロンビア、グァテマラのコーヒー農園とか…」
「実は今から午後の便で、上海のカフェ事情を視察に行くんです。
いえ、3~4日だけですけどね」
■とある整骨院の扉を開けると…
玄関に、ぬぎ散らかった靴、靴、靴…。
狭い空間にひしめく巨体の男子学生。
壁には歴代の関学ファイターズ(アメフト)の集合写真がズラリ。
…これには、ちょっと心拍数が上がりました。
というのも、学生時代に好きで
よく観戦していた大学アメリカンフットボール。
昨年、急にマイブームが復活し、
熱戦のプレーオフとなった昨シーズンは
甲子園ボウルをはじめ、何度かスタジアムへと足を運んでいたのです。
忙しそうな先生に資料を渡しながら
チラチラ壁を盗み見ると、寄せ書きも多数。
・○○先生のおかげで4年間、体がもちました。
・先生、ありがとう! また弟がお世話になります!
・故障から立ち直れたのも先生のおかげです。
・試合には出られなかったけど、お世話になりました。
う~む、興味津津です。
そして――
初めて訪ねてから3週間後。
チャンスが巡ってきました。
よそ見していて階段を踏み外し、
…捻挫したのです!
「先生、お願いします」
「アレ? 自分、どこかで見た顔やなぁ…」
「はい!」
念願かなって、ただいま通院中です。
**** **** **** ****
その扉を開けると、
奥に広がる思わぬ小宇宙。
宝塚でのお店まわり、すっかりやみつきになっています。
▼「ゆずの村、馬路村へふたたび」ツアー報告はコチラ
http://ameblo.jp/arailuka/day-20101110.html
****************************************
貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
****************************************
地元宝塚のお店まわりを続けています。
看板は出ていても中が見えないお店の場合、
扉を押すにはほんのちょっとのエイヤ!がいります。
でも、これがなかなか面白くって。
■ある酒屋さんの扉を開けると…
一歩はいって、品ぞろえが
ふつうの酒屋さんとは全然違うと感じました。
聞けば若夫婦で始められたお店で、
「私たちが気に入ったお酒しか置いていないんです」と奥さん。
お勧めは?と伺うと、
「空蔵」なるお酒を出してくれました。
「空蔵」
~くぞう~ と読むそうです。
ある神戸の蔵元さん。
震災の朝、あわてて蔵を見に走ったら、
そこに蔵はなく、ただ青い空が広がっていた。
…そんな経験から生まれたお酒だそうです。
おちょこを近づけただけで香りに包まれ
口に含むとふわっと広がりました。
1本、お買い上げです。
■ある雀荘の扉を開けると…
ここは香港か?
異空間に迷いこんだ気がしました。
時刻は午後のけだるいひととき。
たったいま美容院から抜け出してきたばかりのような
素敵なマダム達が雀卓を囲んでいます。
雀荘と聞いてすぐに思い浮かぶ
煙草のけむりとか、 オジサン達の姿はなく、
なんだかとっても優雅なのです。
宝塚の「ジョイラッククラブ」と勝手に名づけました。
■ある自転車屋さんの扉を開けると…
「ここには普通の自転車はないんです。
乗る人の身長、体重、坂のある町に住んでいるのか、
ふだんの荷物はどれぐらいなのか、
そんなことを全部お聞きして、
その人の体と乗り方にあった自転車を
1台1台お作りしています。」
「ちまたで売っている自転車は、ぜんぶ
体重130kgの人を基準に作られているんです。
想定されるマックスに合わせているわけですね。
その自転車に体重65kgの人が乗った場合、
単純に言って2倍余分にこぐ力が必要になるんです」
「あなた、コーヒーはお好きですか。
そうですか、じゃあ淹れてさしあげましょう。
どうです、美味しいでしょう。
お宅の会社の近くに、僕のコーヒーの師匠がいます。
行ってごらんなさい」
■教えられた喫茶店の扉を開けると…
ドアを開けた瞬間、芳しい香りに包まれました。
「あ、自転車屋さんで聞いてこられたんですか。
あそこにお出ししている豆は4種類の特製ブレンドなんですよ。
お口に合ったということは、強いコーヒー、いけますね。
じゃぁ、これなんかどうでしょう。ケニヤです。」
「へー、旅行会社をされているんですか。
僕ですか? 旅行、行くには行くんですけどね。
カフェとコーヒー豆ばかり追いかけてるんで、偏ってますよ。
パリ、ロンドン、ウィーン、バルセロナ…
ヨーロッパの街の裏通りのカフェですね。
あと、豆を追って、コロンビア、グァテマラのコーヒー農園とか…」
「実は今から午後の便で、上海のカフェ事情を視察に行くんです。
いえ、3~4日だけですけどね」
■とある整骨院の扉を開けると…
玄関に、ぬぎ散らかった靴、靴、靴…。
狭い空間にひしめく巨体の男子学生。
壁には歴代の関学ファイターズ(アメフト)の集合写真がズラリ。
…これには、ちょっと心拍数が上がりました。
というのも、学生時代に好きで
よく観戦していた大学アメリカンフットボール。
昨年、急にマイブームが復活し、
熱戦のプレーオフとなった昨シーズンは
甲子園ボウルをはじめ、何度かスタジアムへと足を運んでいたのです。
忙しそうな先生に資料を渡しながら
チラチラ壁を盗み見ると、寄せ書きも多数。
・○○先生のおかげで4年間、体がもちました。
・先生、ありがとう! また弟がお世話になります!
・故障から立ち直れたのも先生のおかげです。
・試合には出られなかったけど、お世話になりました。
う~む、興味津津です。
そして――
初めて訪ねてから3週間後。
チャンスが巡ってきました。
よそ見していて階段を踏み外し、
…捻挫したのです!
「先生、お願いします」
「アレ? 自分、どこかで見た顔やなぁ…」
「はい!」
念願かなって、ただいま通院中です。
**** **** **** ****
その扉を開けると、
奥に広がる思わぬ小宇宙。
宝塚でのお店まわり、すっかりやみつきになっています。
▼「ゆずの村、馬路村へふたたび」ツアー報告はコチラ
http://ameblo.jp/arailuka/day-20101110.html
****************************************
貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
****************************************