銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

welcome Japan って

2015年02月21日 | 見かけだおしNのつぶやき
春節祭に合わせ、国内に中国観光客がどど~んと
押し寄せている、というニュース、最近多いですね。

たいがい爆買いネタで、
炊飯器にウォシュレット云々、、、
日本でいくら使うか。
どこも似たり寄ったりの成り金的情報で

最後は毎度おなじみ
「中国人ってやつはぁ~」で締められているような・・・

昨日、とある名所を訪ねた時のこと。
ここにもたくさんの中国人観光客が訪ねていました。

私としては、ここは超がつく観光地でもなく、
日本人でさえ、「珍しい場所」のはずの施設に来ていた外国人に

へぇ、よくこんな場所見つけて来たね。
ただ感心しました。

日本の大正、昭和という時代様式が凝縮された
お屋敷あとです。

こういうのに興味を持って訪ねて来てくれるんだ、と
少し嬉しくも。

ところが

館内を案内してくれていたガイドさんに
凄い剣幕でなにやら訴えてきた1人の
女性がありました。

聞こえてきた言語は日本語ですが、どうやら中国人のようです。
周辺は、
大きな声を上げる女性に
例の「中国人ってやつはぁ~」の表情に・・・
眉間を寄せています。

まあお国柄、喧嘩口調・大声というのも
損なんでしょうが、、、

で、怒りの内容というのが、
どうもお子さんが、そのお屋敷内の椅子に
子どもゆえ、座ったところ
係りの人にかなりキツく怒られたようなのですが、
その怒り方が尋常じゃないと。
子どもに対する注意の仕方ではないと。

「すごい目で見た」
「とても悲しい」と、日本語で懸命に訴えていました。

日本語が流暢でないにしろ
話しができるということは、
日本語を学んでいて、日本を知ろうとして
訪日しているわけです。

しかも、自身の興味を、日本という国を、
子どもにも伝えたくて家族と共に訪ねて来たわけです。

その彼女が、白い眼が怖かったと、今訴えているのです。

もし、これがヨーロッパ人の栗毛の子どもが
無邪気に文化財に触れたとして、
その係りの人は同じ行動だったかしら、、、

怒りが治らない彼女は、もう夢中で
周辺の冷めた空気をモロともせず、
日本語を駆使してガイドさんに訴え続けていましたが、

「ママ」

子どもの呼びかけで、ようやく穏やかな母の顔に戻った彼女は、
何事もなかったように観光客の群衆に紛れていきました。

やれやれとばかりに
その背をみやるガイドさんの顔に、
例の表情を見たのは私の気のせいだったのかしら。

中国人というククリ。
あまりに広大な大陸の民を
ひとククリにして、単純化するのはどうなんでしょうね。

ウェルカムジャパンって言葉が一人歩きしている❓そんな気がしました。

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