銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

しあわせの青い風船

2015年02月05日 | のほほん同志Aの日常
明日からスリランカへ添乗です。
1月は海外添乗はなかったので、今年初の海外ということになります。

家を1週間ほど留守にする間の心配事は
家族でもなく、ペットでもなく、植木でもなく…青い風船。

ん、青い風船?

少し遡りますが、今年2015年の幕開けを
私は友人と、佐渡裕さん指揮によるガラコンサートで迎えました。

大晦日の夜9時に開演したコンサートは、
日付が変わろうとするとき、カウントダウンの大合唱へ。

…3、…2、…1、…おめでとうございま~す!!!

その瞬間、会場いっぱいに沸いた拍手のなか、天井からは
赤、黄、青、紫、白… 
色とりどりの大小の風船がふわふわと客席に舞い降りてきました。

そのなかのひとつ、青い風船がまっすぐに私のもとに降りてきたのです。

しあわせの青い鳥ならぬ、青い風船。

わーい、今年はしあわせがやってくる!

…と嬉しかったので、その青い風船をはっしとつかみ、
友人には「あんた、阪神ファンやろ」と黄色い風船をくれてやり、
じゃあ今年もよろしくね~と言って別れました。

――そうやって部屋に連れかえった、幸せの青い風船を、
毎晩のように眺めています。

驚くことに1ヶ月たった今でも
多少、張りが失われたかなぁという感はありますが、
いまだにまるまると元気なのです。

『世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はありえない』

という宮沢賢治のことばを思い出すまでもなく、
幸せという言葉がどんどん遠ざかっているような2015年のこれまで。

それでも明日からスリランカへと出発できるということは、
――幸せも平和も対話から生まれるのだとするならば、
まちがいなく幸せのほうへと近づく希望のひとつでしょう。

元気で待っててねと青い風船を見やりつつ、
明日から行ってまいります。


ちなみに。

「こないだの青い風船、まだ元気やねんけど、黄色い風船はどう?」と、先日友人にメールしたら、

「え? 青い風船? 黄色い風船? なんのこと??」とすっとぼけ、あげく
「あ~あれか、あの風船。ジャマやったから駅でほかした」と。

タイガース、今年も厳しいやもしれません。


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