銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

モモ

2015年03月13日 | のほほん同志Aの日常

去年の秋、巡り巡って私のもとにやってきた中古の真っ赤な車。
とりあえず駐車場だけは借りたものの、
長らくペーパードライバーだったのでハンドルを握る自信がなく、
海外添乗がつづいていたこともあり、横目で見ながら放置していました。

でも季節が変わったせいでしょうか。
先日、急にこの車で遠出したくなりました。

すると不思議なもので、いろんなところへと連れて行ってくれるこの車に、
急に愛着が湧いてきてしまいました。

それが車であれ、自転車であれ、ぬいぐるみであれ、
愛情がわけば、人は名前をつけずにいられないのかもしれません。

まずこの子の本当の名前はなんなのかと車体を見たら、「ALLEX」とありました。                                                    でもアレックスなんてがらじゃありません。

じゃぁ、なんて名前にしようかな?と考えたとき、真っ先に浮かんだ名が「モモ」でした。

モモとは――                                                                                      子どものころ飼っていた2代目の犬(メス)の名前です。
(ちなみに、赤犬ではなく真っ白な犬でしたが)

初代の犬の娘で、天真爛漫、いつもニコニコしっぽをふって大脱走。                                                       愛嬌のある子でした。

そんなモモから名づけた愛車モモ号と週末ごとに出かける日々のなか、
松谷みよ子さんの訃報にふれました。

さびしかったです。

松谷みよ子さんの『小説・捨てていく話』が私はとくに好きで、
何度か引っ越して、いろんなものをあれこれ捨てていくなかで、
この一冊だけは捨てることなく、いつも必ず本棚の一番手前にある本でしたから。

訃報を告げる記事を読んでいて、
子どものころの愛読書『ちいさいモモちゃん』のタイトルにふれ、
あぁ、そうだ、モモ号の原点はここだったと気づいたしだいです。

我が家の初代の犬の名前はクー(モモちゃんちの猫プーの最初の名前)
二代目がモモ。
三代目がろくべえ(これは灰谷健次郎さんの『ろくべえまってろよ』から)
いまの四代目がまる(なんだか落語家みたいになってきました)
ちなみに、かつて可愛がっていたぬいぐるみはぷーちゃん(モモちゃんちの猫プーより)

こう考えると、私の原点は…というか、
少なくともネーミングの源は、ほぼ松谷ワールドにあるのですね。

次に犬を飼うか、モモ号を派手にぶつけて新しく車を迎えるあかつきには、
名前はもう、アカネで決まりだと思います。

 

 ****************************************
▪️GWの個人旅行や、貸し切りバス旅行のお問い合わせはお早めに!!
特に桜の季節や5月は観光ハイシーズンのため、予約が取りにくくなっています。
海外からの観光客も増加の一途で、有名観光地のホテル確保は早めの手配が必須です。
****************************************
貸切バス・オーダメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com 

****************************************

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする