私は体育会系です。
でもいつからか、運動嫌いが周辺には定着。
確か大学に入る頃には、スポーツ嫌いと認知されました。
なんでかなぁ。
アタックNo.1から、当時次々出たスポ根アニメやドラマを見て育った世代。
流れのまま、中高とバレーボール三昧でした。
教科で体育だけが常にオール5だったはず…
でも「運動部ではないなぁ、自分」と、いつしかいわれるようになり、
乙女には、運動バカよりなぜか褒められた感があって
ちょっと嬉しくなって
文科系帰宅部を気取り出しました。
月日は流れ、、、
かつて勤めた会社にチョットした危機が訪れることに。
それまでは、のんぽりよろしく
無関心を美徳としていた私。
それなのに、「危機」の言葉に異常に反応してしまい、
バックで山下真司の拳と涙、そしてテーマソング「ヒーロー」
（もちろん麻倉みきのね）が流れます。
何やら急に熱くなるものがムクムクと頭をもたげ、、、
やったるか～と浪花節根性が目覚めたのです。
その時の気分はなんでしょう爽快、絶好調。
仕事が一番楽しかった頃かもしれません。
不眠不休が平気でした。
たまたま、その時愛読の某新聞の特集記事が松下幸之助。
何週にも渡り、ドラマ仕立てで
いかに会社の危機を乗り気って、あの大企業が誕生したかが
語られていました。
それをバイブルに、今そこにある危機！？に向かい合いました。
自身は、もともと体育会系、スポ根が好きなので
ピンチに立たされ、いきなり奮い立つ我が単純さを十分理解していました。
ただ、まだ私にもこんな昂ぶる気持ちが残っていたことには
正直驚きましたが・・・
しかしよく働きました。
結論はともかく・・・楽しかったな。
一生懸命な自分に酔っていたのかな。
でも、やっぱり楽しかった。
今日は、その当時を思い出す日でした。
なぜって、いまどきって鈍臭いや泥臭いのは倦厭されるでしょう。
恥ずかしいことのように...
ふふふ
そんな無関心世代の一人と思っていた、ある女のコが何故か
当時、心の支えだった新聞の松下幸之助物語を一緒に回し読み始めたのです。
クールでソツない仕事ぶり。
冷静沈着。
汗をかくような動きは皆無、、、にみえました。
簡単にいえば可愛げがない、
そんな彼女がメラメラ音を立て熱くなるベタな場面を見てしまったのです。
汗臭いぞ、
あ、もしやこのコ、体育会系か！？
一緒になってよく働きました。
頼もしくもあり、
そういえば、あれからずっと頼りきりだったかもね。
今、私の隣で彼女は綺麗に整った眉間に皺寄せ、小さくため息をついています。
メラメラとはならないようです、どうやら。
でも、そんな姿も嫌でない。
クールでソツがないより、はね。
結論はともかく・・・明日からまた汗かいて働こうと、
そう思ったのです。
はい、今朝イタリアから戻ってきました。
季節は待ったなしで、桜がほころび始めました。
忙しくなりそうです。
また楽しんでみますかね。
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