表現はちょっとうろ覚えなのですが、
アラスカを愛してやまなかった星野道夫さんが若き日の旅をつづった文章に
こんなものがありました。
たとえば、バスを一本乗り遅れただけで、 まったく違う出会いと風景が待っている。
僕はそんな旅に魅せられていった。
すごくすごく共感して、そうだよなぁ、
やっぱり予定調和じゃ旅とは言えないよなぁ…と思っていたのですが。
きのう、まさかの事態発生。
飛行機に一本、乗り遅れました。
それも空港には余裕で着いていたのに、
余裕すぎてモーニングを優雅に食べていて、コーヒーまでおかわりして、
…保安検査場を通過できなかったのです。
(仕事でお客さんを連れて、ではなく、
完全気ままなひとり旅でしたから、そこはご安心ください。)
「お名前、何度もアナウンスしたのですが…申し訳ありませんが、お乗りいただけません」
ていねいな口調ながら、毅然とした係の方の言葉に、ボー然としました。
長いこと飛行機に乗ってきて、こんなの生まれて初めて。
次の便は2時間後ということで、くらくらっとしましたが、
私のとりえは、立ち直りと開き直りの早さです。
そういえば星野道夫もそんなこと言ってたやん、と思い出した次第。
というわけで、飛行機を一本乗り遅れたからこそ(そうか?)出会えた風景、こちらです。
斑尾山の裾野に広がる野尻湖。
新潟では稲刈りはほぼ、終わっているようです。
先月も訪ねた山古志、牛の角突きで、老練な闘いぶりを見せてくれた繁蔵。
11年前の10月に発生した中越地震で
土砂崩れにより川がせき止められ、水没した、旧山古志村の木篭(こごも)集落。
肌寒い秋の空。
山古志では、冬は3~4mもの雪におおわれるそうです。
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