goo blog サービス終了のお知らせ 

銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

メールか手紙か、という問いにもならない問い

2015年10月22日 | のほほん同志Aの日常

添乗なら添乗、受付なら受付、または企画手配のみ担当。

そんな分業のしっかりした大手旅行社ならともかく、
小さな所帯の銀のステッキでは、ありとあらゆる業務がまわってきます。

やはりそのなかで得手不得手はあるもので。

記憶も性格もやることも大ざっぱな私にとって、いちばん苦手な業務は、
最近増えてきた宝塚歌劇のチケット手配のメール対応かもしれません。

公演日は?
公演時間は?
席種は?
枚数は?

個々にチケット手配を伴うケースもあれば、
銀ステでまとめてチケット確保している場合もあって、
ただでさえ煩雑なうえに、人気公演のチケットです。
ぜったいに間違えてはならないプレッシャー。

ふだんはこの業務に手慣れたスタッフにまかせっきりなのですが、
今日、彼女は添乗。
というか行楽シーズン真っ盛りで、わたし以外は全員添乗。
全国から続々とメールで寄せられるひっきりなしの問い合わせに、頭はパンク寸前。

昨夜のうちに寄せられたチケット依頼メールに2時間ほどむきあっただけで、
もうあかん…。
どっちゃり疲れ切ってしまったのでした。


メールが、苦手なのです。

送信ボタンひとつで、ぱっと一瞬で相手に届いてしまう。
開けると無機質に文字が並んでいてる。
しかも、メールは迅速に返事をするもの、ということになっている。
ようやっと返信したと思ったら、また受信箱にポン!

そのスピーディーさ、ムダのなさ、言いかえれば曖昧さを許してくれない部分、
さらにはエンドレスさがどうも苦手で、
仕事ではもちろんメールは使うのですが、日常ではだんぜん、手紙ORハガキ派。


メール対応に一日追われ、今日はくたびれたよ~、と思いながら帰宅すると、
手紙が一通、届いていました。

消印をみると、もう10日近く前。
郵便受けのちょうど死角に落ち込んでいたようで、1週間も前に届いていたことになります。

差出人は、以前こちらが不作法を重ねて、お叱りを受けたこともある人。

またお叱りかも。
しかも一週間も放置している。

横にらみしながらもなかなか開封する勇気が出ず、
とりあえずごはんをすませて、お風呂にも入って、
やることすべてやって、あとはもうふてくされて寝るだけでOKという状態になって
布団にもぐりこんでから…。

まずはおもむろに、前のお叱りの手紙を引っぱりだしました。

――あれ、まちがってはる? 

今回と前回とでは、わたしの住所の部屋番号が違います。
でもきっと、私がテキトー書いたに決まってる。
5年も住んでて、203号か204号か、まだうろ覚え。

つぎに、封筒をあかりに透かしてみました。

ぼやんと一か所だけ、たんぼ、の文字が見えました。

田んぼ? 
でも、田んぼ、とあるからには、お叱りではないかもしれません。

ようやく思い切って開封したら、その文字は、
「田んぼ」ではなく、「湯たんぽ」でした。


は~、夜もどっちゃり疲れました。

でもアドレス(住所)違いでも届き、一週間放置してもまあOKで、
中身もぼんやり透けてしまう、このおおらかさ。

やっぱりわたしは手紙が好きです。

*************************************

貸切バス・オーダメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com  

************************************

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする