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銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

引き算の「おもてなし」

2015年10月18日 | のほほん同志Aの日常

もう2年ほども前になるのですね。

何かと話題の東京オリンピック。
その開催が決まった日、私は10名のお客さまとブラジルのイグアスにいました。

夕食前にロビーに集まり、誰からともなく、「東京に決まったね~」と。

けれども東京の「高揚」は地球の裏側まではまったく届かず、
「もう今さら、東京でせんでもええのになぁ」、「ほんま、ほんま」
話題はあっさり、明日訪れるイグアスの滝へと移っていったのでした。

だから、当時、日本を席巻した(?)マジックワード、
「お・も・て・な・し」の興奮を私は知らないのです。

素直じゃないからでしょうか、
この「お・も・て・な・し」が、どうも苦手。

だいたい、おもてなし!なんて声高にスローガンにしてる時点で、ちょっとしんどい。

たいして好きでもない女性から、
「ほらほら、わたし、こんなに気が利くのよっ」と猛アピールされてるようで、
「ふぇ~、リーブ・ミー・アロ~ン」と思ってしまいます。


仕事柄、おもてなしのお宿にもときどきお世話になります。
が、しかし。
これは私の気の利かなさの裏返しなんでしょうか、
あんまり先回りされすぎてしまうと、正直、落ちつきません。

選べる浴衣、選べるまくらに敷布団、
夕食が終わったと思ったらすぐ夜食にデザート、
部屋にはハーブティーセットにエスプレッソメーカーにアロマにろうそくに露天風呂まで!

…過剰ではないかと。

おもてなしって本来、もっと自然でさりげないものでは?
もうそろそろ、引き算のおもてなしを考えてもいいと思うのです。

まぁこれは個人の嗜好ですが、私にとって居心地よく寛げるお宿とは、
清潔で、必要なものが過不足なくあって、食事のおいしいところ。

そしてこれが大切ですが、スタッフもお客さんも含め、
そこに集う人たちの間に、自然な笑顔と気持ちのよい言葉が行きかっていること。

日本にもそんなステキなお宿がいくつかあるのですが、
私にとっての筆頭は、アラスカのキャンプデナリ・ノースフェースロッジなのです。

きのうのフェースブックにこんな写真とコメントがUPされていて、
ますます好きになってしまいました。



"Kuma!" Now you know how to say bear in Japanese!
A guest at the lodges this summer created this diagram for us
to learn a few Japanese words.



そこに寄せられたコメントが、またステキでした。

Just another aspect of Camp Denali that I loved
- meeting people from all over the world!!



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