台風は、、、
来る前の予想で、ツアー催行有無を決定することはあります。
でも、、、
事後、つまり台風一過で、どうこうすることはなかったように思います。
今回は、過ぎ去ったあとの、次第に目に見えてくる被害拡大に
後手でやむなく中止するツアーがありました。
多くの方が大変な時ですが、旅行業だけに置き換えてみると、
秋のドがつく行楽シーズンの三連休でした。
どこも、てんやわんやの対応に追われていたことでしょう。
同業者では、徹夜で対応されるところもあったはずです。
そんな中、ありがたいことに、当社では、最小限の影響ですみました。
と、それでも中止することになったツアー。
その手配先にお詫びの連絡をスタッフがしていると、
「残念です。こちらは全く問題ないのですが、
遠く関西から来られる方は、やっぱり不安ですよね」
東北の震災後から、いつも利用している福島県須賀川のかっぱ麺のお店でした。
「仕方ないです。また、お待ちしてますね」
そう、仰ったと聞きます。
ー仕方ないー
この言葉、ちょっと響きました。
多分、うちのスタッフは、みんな響いたはずです。
災害が起こる度に、対峙してきた被災地と娯楽の狭間。
自問自答しながら、毎度やっぱり、となる答え。
それを、今日は、スタッフが自らの言葉で伝えていました。
「でも、相手が来て欲しいと思っておられるなら、
あたりまえに行くことがいいように思いますよ。
見ないフリが一番辛いです」
創業わずかで、あの東北の大震災が起こって、いつも考えさせられてきました。
お客様の、被災地に行くことヘの抵抗も分かりますが、
苦しい時に、避けられる寂しさの方が強いと、そんな現場の方の声もあります。
入院して重い病に、見舞いを遠慮される、に近いように思うのです。
人って忘れられることが、一番つらいんですよね。
全てを達観して
「仕方ない」と仰った、福島県のとあるお店の店主の言霊。
大きな悲しみが癒されないまま、ふたたび襲った自然災害。
自然のなせるわざだからと、どこにも向けられない口一文字の沈黙。
そんな中で発せられた現地の方の言葉の重みに、
今更ながら微力でも、私たちにできる可能性を思うのでした。
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