銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

天平の美、遥かなる道

2010年10月23日 | Hの生きる喜び、それは
思い返せば…もう10年以上になります
秋の奈良の風物詩となった「正倉院展」
歴史の先生に勧められて
初めて正倉院展に行ったのが高校一年の時
以来、毎年通っています

時をさかのぼること1000年以上
聖武天皇遺愛の品が、この平成の世において
手に取るように、間近に見ることができる
年に一度の特別展
今日、開幕されました!

ふ~ん…

と言われれば、それまでですが、

歌舞伎好きの方が 一年に一度「顔見世」を
楽しみにされるのと同じように、
私の一年に一度の興味は
今年の正倉院展において、どんな宝物が展示されるのか、
ということ

なぜなら、正倉院の宝物9,000件以上ある中で
一度の展覧会で展示されるのは、
わずか70点余り

一生をかけても
全てを見尽くすことはできないぐらいの数なのです

ですから、見られる時にできるだけ見ておきたい、
そう思い、毎年通っているのですが

今年の目玉は何と何と!
正倉院の宝物中の宝物
「螺鈿紫檀五絃琵琶」
らでん したんの ごげん びわ

中学の教科書でも写真付きで紹介されており、
恐らく、誰もが一度はテレビや本で
見たことがあるでしょう

インドが起源とされる五弦の琵琶としては、
世界唯一の現存品
バチ受け部分にラクダに乗って琵琶を奏でる
ペルシャ系の人の姿を、
裏面は花文様を表現した豪華な楽器

現代の技術をもってしても表現できない
高度な細工だそうです
螺鈿(貝殻細工)の輝きが、
天平の輝きそのもののようで、
至宝と呼ぶにふさわしい一品です

これが出品されるなんて・・・
19年ぶりだそうです

今日は早朝から1200人のファンが列をなしたとか

今年の正倉院展は、照明にも工夫がされ、
手を伸ばせば触れられるような感覚で
宝物を観ることができるようです

これは、もう、行くっきゃないでしょう!

■■■銀のステッキ旅行では11月1日(月)に正倉院展を予定しております。
ご興味のある方は、急ぎ銀のステッキ旅サロンにご入会下さい。■■■

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銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
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奄美の空に思う

2010年10月22日 | のほほん同志Aの日常
つい1週間前のことでした。

「ゆうべ、トイレで目が覚めて外を見たら
 …すごい星空だった!」

奄美大島への旅でご一緒したお客様。
一夜明けて真っ青な空のもと、興奮気味に教えてくれました。

そんな好天に恵まれた奄美3日間の旅。

あっという間に島での時間は過ぎ、
伊丹空港に到着したのが先日の日曜日。

それからわずか3日後、奄美を大雨が襲い始めました。

今朝、先のお客様からは、こんなメールが届きました。

「美しい川やマングローブの森は、どうなっているのでしょう。
 親切にしてくれた島の人たちは、いったいどうしているのでしょう」

名瀬、住用、龍郷。
目慣れた地名がたびたびニュースに流れ、
「あ、ここ、何度も通った」という道が陥没し、
どこかですれ違ったような島のオジィが
避難所で疲れた表情を浮かべています。

ここ数日、テレビで見る奄美には
容赦なく、雨がいつも降り注いでいます。
星も月も太陽も、まるで存在しないかのようです。

でも1週間前、
青い空も星も、たしかにそこにありました。

一刻も早く雲が切れ、
星が、月が、太陽が、
ふたたび島を照らしだすよう祈ります。



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みんぱくの可能性

2010年10月20日 | Hの生きる喜び、それは
注:みんぱく
国立民族学博物館の通称
吹田・万博公園内

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先週末、吹田に行った際
突然ふと思い出しました

「そうだ、みんぱくに行こう!」

特別展でなく、常設展に何度も行く博物館は
そうそうないのですが、ここは別

一日中眺めていられるお気に入りの場所です

久しぶりの来館に興奮

お決まりルートは、
1、いきなり、レストランでみんぱくランチ
  →この後の長時間の観覧に耐えられるよう、
   しっかりと腹ごしらえ
   この日は、ガーナのエンモミフローなる料理を
   いただきました。なかなか美味。
2、展示室、じっくりじっくり見学
  →写真OKなのが嬉しい
   途中、ソファで一眠りも、もちろんOK
3、ビデオテーク(無料)
  →個室ブースになっており、
   約350本の世界各国のビデオが見られる
   閉館時間ぎりぎりまで視聴
   たいてい途中で時間切れで追い出されます

と、ここで残念ながらタイムオーバー

それでも、この充実感は他で味わうことはできません
そして、また懲りずに来てしまうのです

民俗や文化はある観点から見ると、
非常におもしろい平和的なテーマです
そのまま旅のテーマとなりうることだってあります

しかし、別の観点から見ると、
民族間の対立や紛争、また
宗教間の摩擦は絶えることがなく
深刻な問題の一つでもあります

正直、私もこの手の難しい話は苦手です
でも、ここみんぱくは
そんなことを誰もが楽しみながら
考えさせてくれるきっかけを
与えてくれるように思います

そう、楽しみながら!

とことん楽しめて、
とことん学べるみんぱく

皆さんも秋の一日を是非
“みんぱくDAY”としてみて下さい

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寝返った理由

2010年10月20日 | のほほん同志Aの日常
~いつかの旅便りから~

「陽光まぶしい南の島よりも、
 陰影ある北の大地で物思いにふけるのが好きです」
 
私、そんなこと書いてましたね、半年前。

このたびの奄美大島で、完全、寝返りました。

島唄に浸りました。
生い茂るヒカゲヘゴの森も神秘的でした。
大好きな寅さん最後の舞台、加計呂麻島にも行ってきました。
神社で行われた村芝居「諸鈍シバヤ」に大笑いしました。

でも、それより何より「転向」の決め手となったのは、
奄美で生涯最期の絵を残した画家、田中一村。

そして、島の名産、黒糖焼酎。

田中一村の絵にノックアウトされ、
ボーっと熱に浮かされたような夜。
「黒糖焼酎、味比べ」という看板に魅かれ、
密かに飲み比べてみました。

れんと、朝日、三年寝太蔵、
まーらん舟、里の曙、少し脱線して黒糖ラム酒…

結論。
まーらん舟が、抜群に口にあいました。

「お、この味が分かるとは!」
と褒められ、すっかりいい気に。


数日後、宝塚にて。

これまで近寄ったことのないスーパーの焼酎売り場へ
ついふらふらと足が向きました。

すると

オォ、黒糖焼酎、宝塚にも売ってる!

一気にテンションが上がり、
お客様に出くわさないかとびくびくしながらも、
焼酎棚の前を遠巻きにうろうろぐるぐる、
まるでシロクマ。

あぁ、でもさすがに、まーらん舟はないなぁ
まーらん舟やーい…

北の大地ならぬ、焼酎棚の前で
物思いにふける日々です。



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北派、南を見た、の巻

2010年10月18日 | 見かけだおしNのつぶやき
奄美大島

元ちとせのワダツミの木
黒糖焼酎
島唄
そして、孤高の画家・田中一村


もう、それだけで
楽しい旅に決まっています!

銀ステでは南派・北派と
勝手にスタッフ好みが分かれます
が、

どちらもたいしたポリシ―はなく・・・  

故に
この度、北派を名のっていたスタッフは
帰るなり
「南サイコー!ハマりました!」と


わかります

南はとにかく楽天
ごちゃごちゃ、そんなもの飲みこんでしまう
日々の躁鬱なんて、けっ、けっ、
包容力
といいますか
もともと気にしていない、それが正しいか・・・

風が、空気が、違うのです

完全南派の私としては
すっかり南に取り入られたスタッフに先輩面して
そうでしょう、そうでしょうよ

島唄を聞きながら、小さなお店でゆらりゆらり
しかもキツイ酒
楽しいに決まっています
人のあったかさに触れる、、、
これが、ほぼ南の特権です(なんて、もちろん北にもあるのですが)

「島時間が足り無かった」
そんなアンケートのお声も私には嬉しい限り

次は、竹富島の「種子取祭」ですよ!

待ち合わせはデイゴの木の下で・・・
泣けます
日本のデカサに、
民俗風習の奇異に、
人のやさしさに、

とにかく泣けます

南派の方は、とにもかくにも
来秋は、ぜひ沖縄・竹富島へご一緒下さい

う~
今回の奄美大島も
ひそかに私が行くつもりが・・・
自称北派がなぜかとって行きました
しかも満喫しているしぃ~!!

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