銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

マンサイ、バンザイ!

2010年10月26日 | のほほん同志Aの日常
狂言師、野村萬斎さん。

白状しましょう、私の心の恋人です。

萬斎さんの狂言ツアーを何度か企画しているので、
お客様のなかには
「あなた、狂言にくわしいのね」
なんて買いかぶってくださる方も
たまにあるのですが…

違います。

ただの、萬斎ファンの、どミーハーです。

初めて萬斎さんを知ったのは、
映画、『陰陽師』でした。

「奇妙な」と表現してもいいあの表情、
一声でそうと分かる脊髄に響く声、
狂言で鍛えた軽やかかつキレのある身のこなし。

萬斎さん演じる安倍清明の、
なんと妖しく魅惑的であったこと!!

…はまりました。

誰かにはまったときの私ののめり込み方には、
友人からも「コワイ」と定評があります。

萬斎さんの出る関西の舞台は、
ほとんど見に行った時期がありました。
出演の映画、ドラマは、
たとえ脇役でも過去にさかのぼってチェック。

なかでも忘れられないのが、
NHKの朝の連ドラ『あぐり』です。

女性美容師の草分け、吉行あぐりさん。
作家の故・吉行淳之介さんや女優の吉行和子さんの
お母さまでもあります。

その半生をドラマ化した『あぐり』で、
あぐり最初の夫、エイスケを演じたのが萬斎さん。

と知ったのは放映されてから、すでに2年後。
なんとか『あぐり』のビデオ全巻(時代を感じます)を
手に入れたいと思いました。

今はどうなんでしょうか、
当時はまだNHKから販売されておらず、
つまり商品として流通していないわけで

使い始めたばかりのインターネットで
探しまわりました。

そして

北海道の帯広市に、
「はい、私、『あぐり』第1話から最終話まで
 半年間、毎日ビデオに録画してました」
という女性を見つけました。

お願い、ダビングして下さい!と頼み込み、
ビデオテープを40本ぐらい帯広に送って待つこと2カ月。

届きました!
もう、それから毎晩『あぐり』です、
いえ、萬斎エイスケです。

スカーフをキュッと首にまいて
オートバイに颯爽と乗る姿の、
なんと素敵なこと!!

あー、やっぱりダビングしてもらって良かった
ちょっと高くついたけど…。

そのときは、まだ知らなかったのです。

エイスケに放浪癖があることを。

平気で他の女性と暮らしてしまう破天荒ぶりで
家庭に帰ってこない(→つまりドラマに出てこない)。

しかも、すごく早死に。
(34歳で早逝。→死後は当然ドラマに出てこない)

ビデオをあと30本ぐらい残してエイスケが死んだときは

え~?! 

ひっくり返りました。

でも、ほんの時々差し込まれる
エイスケさんの回想シーン見たさに、
最後までかじりついて見たものです。

熱かった(若かった)なぁ。

…と久々にこんなことを思い出したのは、
銀のステッキ旅行では先週、
萬斎フィーバーだったため。

新コースとして発表した、
萬斎さんと御父上の人間国宝・万作さんの狂言会。

来年1月6日と随分先のツアーにも関わらず、
早々に完売!(ありがとうございました)

お申込みは…予想どおり、ほぼ女性のお客様ばかり。

いや、これは楽しみです。

皆さま、狂言会の前のランチタイムは、
萬斎さんへのガールズトークに花を咲かせましょうね。


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■2011年1月6日(木) 「万作・萬斎 新春狂言」
 ただ今、キャンセル待ちにて承っております。
 お席をご用意できる可能性も十分ありますので
 ぜひお問合わせ下さい。


▼「万作・萬斎 新春狂言」など、我が街再発見の旅はコチラ
http://ameblo.jp/arailuka/entry-10586300396.html

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TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
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