銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

眠らない新宿 歌舞伎町の夜

2023年08月06日 | 見かけだおしNのつぶやき

「ジェンダーレストイレが廃止」

週末、ネットニュースで目に留まったフレーズ。

ああ、早かったなぁ、が心の声。

歌舞伎町という特異な場所にあってか、

この春オープンした歌舞伎町タワーの枕詞に必ずあがっていたのが、

くだんの、男女区別なしの共同トイレの設置。

話題性もあってか、このタワーの一つの特徴として

多様性に寄り添った現代をゆくトレンドのように語られていたように。

それがあっけなく廃止、男女別のトイレに変わりました。

もちろん理由があってのこと。

そこは、ちょっとスルーします。

でも攻めてたよなぁ、さすが歌舞伎町。が、私、イチ観光客の感想。

 

先日、流行りもの好きの銀ステは、早速行って来ました。

新宿歌舞伎町のど真ん中にどどーんと巨大なタワーがオープン。

春に新宿に行った添乗員から、

次はここですね、と情報提供があって即企画しました。

東急歌舞伎町タワーの最上階ホテルの宿泊です。

最先端をうたう、その麓には、連日ニュースを賑わす青少年の補導問題。

まさに光と影が堂々と交差するカオスな場所、

それがここ歌舞伎町なのでしょうか。

椎名林檎の『歌舞伎町の女王』が何度もリフレインします。

私が売るのは、、、なるほど。

25年も前の歌なのにねぇ、歌詞に全く違和感がないんですから驚きです。

とにかく他にはない、なんとも言えない独特の空気感が、

すっかり海外の方をも魅了しているようです。

夜の街ですが、今やスマホを手にする健全な観光客でごった返し、

これもこの街を、多様性という名の下さらに混沌とさせているようでした。

やっぱり面白い街です。

「たぶん、もう来ないけど、銀ステさんが連れてってくれるなら、

また来てもいいかなぁ」

参加された方の総意でしょうね、私を含め。

新宿歌舞伎町の湿った夜。

あの夏の日の、思いがけず皆がはしゃいだ一夜。

なかなかな夏の思い出として記憶に残っていくことでしょう。

【花園神社 夏の屋外劇場】

【草間彌生美術館】

【新宿パブリックアート】

【新宿御苑はセントラル・パーク?】

次回の東京行きは、10月に予定しています。

お楽しみに。

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夏祭り③ 宮島管絃祭

2023年08月05日 | Hの生きる喜び、それは

先日、尾張津島天王祭へご参加のお客様が
この宮島管絃祭へもご参加されていて、開口一番

「あれは信長の時代やから600年ほど前から続く祭りでしょ
こちらは平清盛やから平安時代、1000年ほど昔から続く祭り
またうんと時代が遡ったわねー」

そうです

旧暦の6月17日、今年は8月3日
満月の夜、大潮の日に行われる宮島管絃祭

平安時代、貴族たちは池や河に船を浮かべて管弦の遊びをしていました

管絃祭はそれが海上渡御となったともので、
平清盛が信仰する厳島神社に移し、神事として行うようになったと言われています

午後4時から神事は始まります

厳島神社の御神体を乗せた和船(御座船)が海を渡ります

私たちは特別に、その御座船に並走するように船から見物

徐々に空が紅く染まってゆき、、、

と、ここで夜のクライマックスに向けて腹ごしらえ
宮島名物の穴子飯弁当、ほっかほかで美味

夜とはいえ、熱中症にならないように、ご飯もしっかりいただき、
水分もどんどん摂って、夜の神事にそなえます

私たちは宮島に先回りをし、長浜神社で御座船の到着を待ちます
ひとりひとり、蝋燭で火を灯したちょうちんを持って、、、

御座船の方から見ると、幾つものちょうちんがやさしい光をまとってゆらゆら
ゆらめく姿はとても幻想的でしょう

まだかまだかと待つ私たち
疲れて、しばし休憩、、

遠くから太鼓の音がかすかに聞こえてきました

櫓櫂船(櫓や櫂で、人力で漕ぐ和船)が、御座船を曳いてやってきました
御座船の動力は、これを曳く別の和船なのです

ゆらゆらと、、、と幻想的な情景かと思いきや
大きな掛け声をあげながら、必死に漕ぐ、漕ぎ手の皆さん

優雅に管絃を奏でる御座船「静」と必死に漕ぐ曳航船「動」の対比

それを迎え入れる私たち

不思議な時間でした
とても長く感じました

その後もちょうちんを持って行列をなして、厳島神社の方へ皆さんで向かいます


そこで再び、御座船の到着を待ち、迎え入れます

たくさんの人が集まっているのに
とても静かで、穏やかな気持ちです

ゆらゆらと、月灯りに照らされる大鳥居と
どこからともなく聞こえてくる管絃の響き
私たちの提灯のあかりも、ゆらゆら、、

興奮はしていませんが、不思議と眠気は感じません
満月のおかげでしょうか

深夜24時近く、ようやく神様が厳かに厳島神社に到着されました

「いいもの見たね」「そうね」
「千年近く続く意味があるのよね」

ふと手元のちょうちんを見ると、いつの間にか、ろうそくは小さくなって溶けていました

神さまの粋な夏の夜遊び
最後は皆のちょうちんの灯りを受け取ったかのように、神殿へ御帰りになりました

この祭りが千年近く続いてきたこと自体に、大きな意味があります

そして、こんな祭りが日本にはまだたくさん残されており
それを多くの方に伝えていく、はしごのような役目ができるのが私たち旅行会社

と、今さらながら、自分の仕事にちょっぴり誇りを感じたのでした

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夏祭り② 相馬野馬追

2023年08月04日 | のほほん同志Aの日常

夏祭り第2陣は、福島県の「相馬野馬追」へ。

宿泊ツアーが近づいてくると、
天気予報では、地元関西よりも、旅先の天気に目がいきます。

ふつうは傘マークがついていないかが気になるのですが、
今回だけはちがいました。

えぇーっと、来週からの福島は、、
わ、3日間、晴れマーク! ガーン、、、
少し雨が降ってくれたほうが涼しくなるのに・・

というわけで、今回は何より、暑さを心配しながらの出発となりました。



初日に訪ねた福島県の二本松は、『智恵子抄』の智恵子の故郷。
安達太良山と阿武隈川を見晴らす丘からは、「ほんとの空」が見えました。


さて、翌日が本番です。
浜通り、南相馬市で行われる「相馬野馬追(そうまのまおい)」へ。

およそ1000年もの歴史を重ねるお祭りで、
馬に乗って駆け抜ける勇ましい武者姿に、
私も見るたび胸を熱くしてきたのですが、、、

胸が熱くなる前に、後頭部がくらくらしてくるのが今年の暑さ。
真っ昼間の屋外で見学、だいじょうぶかしら、、



それでも、逆境にあれば人は自然と、工夫し、団結することになるようです。

・塩スイカ飴
・塩分チャージのタブレット
・熱さまシート
・ハッカスプレー

・・はては、新聞紙で織った「日除けカブト」(?)まで登場!

はい、どうぞ!と皆さんで交換しながら暑さ対策。

それでも観覧席はあまりに暑いので、ぶらぶらと(ふらふらと?)、
武者や馬たちの控える本陣へ。



甲冑競馬を終え、「羊腸の丘」を駆けあがってきたところ。





祭りを見守る後ろ姿。



そして、ふたたび観覧席で集合。
・・よかった、
皆さん、汗びっしょりですが、元気です。

会場を後にしながら、震災から3年目に訪ねたときを思い出していました。

東日本大震災でも途絶えることのなかった「野馬追」の神事。
でもコロナには抗えず、今年は3年ぶりの通常開催だったそうです。

颯爽と駆け抜ける雄姿に、今年ももちろん胸は熱くなったのですが、、、。

「泣けた? 泣けたやろ?」

無事、祭り終了の報告を入れたところ、こう訊かれ、
思わず出た返事は

「涙もぜんぶ、汗になって出ていきました」、でした。



最後は涼やかに、裏磐梯高原へ。
心地よい風に、生き返りました。

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炎天下の桃狩りジュルリ

2023年08月03日 | T字路をまっすぐ行ってみたら

『ももが好きやからこの暑いなか来たんやん』

満面の笑みでおっしゃいました。

そうでした。

今日は、桃狩りに、桃を食べて、桃のお買い物。

桃桃桃です。

桃が好きという以外に参加理由は、確かにありませんね。

本日お世話になったのは、岡山県赤磐市にある吉井農園さん。

毎年好評です。

なぜなら、リピーターの方が今回も数名あるからです。

あっという間に終わった桃狩りに続き、冷え冷えの桃2玉を頬張りました。

『もうジュースやから。お昼のあとでも2玉くらいじゅるりですよ』

とは一年前の添乗員報告。

嘘か真か…

切れ目を十字に入れて、皮を向き、肉厚、甘々の桃を頬張りました。

よくある桃の繊維の引っ掛かりも感じないままお腹に収まりました。

これが、噂の!?じゅるり…納得です。

ある方は、一週間以上、大好きな桃を断って今日を楽しみにされていたとのこと。

遠く岡山まで来た甲斐のある桃顔?をされていました。

ランチは、地元の不揃いゴロゴロ野菜いっぱいに、

卵や乳製品を使わない料理を提供するイーフラットさんでいただきました。

コーヒーにさえミルクがつかないないことに驚く方もいましたが、

お店の強めのコンセプトを理解されたようです。

『来年も企画してね』

やっぱり桃好きの方には、もぎたての味は病みつき間違いなしのようです。

私も、、、もちろんハマりました!

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白馬に暮らす旅 高原の花便り

2023年08月02日 | 見かけだおしNのつぶやき

今年でもう4回目を数えることになった白馬に暮らす旅。

仕事といえばそれまでですが、実のところ

この長い旅を自身の休日と勝手に位置づけているところがあって

出発まで、頑張って仕事するぞーーなどと、

励みにしてきました。

さて、もう下界に戻り?一週間を過ぎようとしていますが、

ちょうどいい頃合い、思い出振り返るべく素敵な写真が送られてきました。

ありがとうございます。

私のiPadには記憶と同じく薄らぼやけたものばかり収まっていますが、

現地で見た、イキイキとした花々そのものが蘇りました!

皆さんにもお裾分けいただきました。

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先日は長期間大変お世話になりありがとうございました。

白馬村という名前に惹かれ、避暑に行くような感覚を持っておりましたが、

なんと暑かったこと。

それでも高原の爽やかな空気をいっぱい吸って

楽しい旅を満喫させていただきました。

重いカメラを引っさげていったおかげで沢山の写真を撮って帰り、

心地よい疲れの中で整理に追われております。

その中から何枚か添付させていただきましたので、

皆さまにも白馬の夏をお裾分けいただければ幸いです。

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個人的にはシモツケソウが、好き。

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