白馬東急ホテルは私にとって…
まさにこちらが勝手にシンパシーってやつですが、
「一緒にコロナを戦った同志」
まぁ、相手(ホテル)の気持ち無視の独りよがりってことですが。
でも、コロナ超ド・ピーク時の2020年に生まれたこの企画。
『密を避けて、自然に委ねましょう!』が、テーマ、売り文句でした。
で、数えて今年で4回目。
思い起こせば、振りきったはずのコロナ禍でも、日々紆余曲折。
増えたり減ったりで、、、コロナにずーーと振り回されて、
ある年は、土壇場でお取り消しがあって、
たったお一人で出発していただいた夏もありました。
それでも、今年ふたたび白馬に戻ることができて、はっきりわかったこと。
人は結局のところ密が好きなんだ、よって銀のステッキなんだ。
これは、もはや確固たる哲学。
銀のステッキ存続の意義を知ることになりました。
初年度、この企画に賛同いただいたお客様には感謝しかありません。
ホテルは、やはり閑散としていて、何よりも昼食場所を探すのにひと苦労。
ほとんどのお店がクローズしていました。
ここが観光で持っている場所と知ります。
それでも、高山植物はなんと清らかに迎えてくれたことか。
あの夏はわすれがたい。
少なからず勇気を持って参加くださったお客様のことも。
ホテルにはマニュアルがありました。
当時、誰もが守らなくてはならない旅先の掟がありました。
それなのに銀のステッキにはどうしても譲れない一点がありました。
それが、食事中の衝立ボード。
それを外してくださったんですよね。
あの頃は、なんでもマニュアル、世間体、世のため人のため。
(あっ!今もか)
ホテルが、衝立ボードを外すってなかなかのことだったと思います。
銀ステオリジナル・マスクレードなる
飛沫予防ツールのおかげもあってのことだったかもしれません。
結構ホテル内でも有名でした。
あの食事中の光景、奇異に映ったことでしょう。ふふふ。
懐かしい。
「マスクレード」、、、覚えておられますか?
あかん、泣ける。
うちのスタッフも一生懸命だったってことです。
そうして、迎えた今年。
ホテルのフロントマン。レストランのスタッフ。
相変わらず、スマートな接客後には、年季の入ったバスを運転していた。
コロナ中は、客不足での対応。
コロナ後は、人手不足での対応。
「素敵やなぁ」
東急ホテルマンらしく、ぴしっと黒服スーツ決めて、
そしてすぐにバスの運転手に早変わり。
山岳リゾート地らしく、ホテルから山への送迎をも担っていました。
3年前と変わらず、フル回転。
「皆さん、ほんま一生懸命仕事してる」
やっぱり3年も通うと、無条件に愛情が湧いてくるのですよ。
名前も覚えぬままでも、ずっとおんなじスタッフさんが迎えてくれる。
「辞めなかったんやね」
あぁ、とにかくこの日々を乗り越えた同志、となるのです。
もう一度言うと、相手はなんとも思ってないのですが、、、
今年ご参加のお客様にも
「連泊するには、やっぱり白馬東急さんがいいね」
来年の予約も帰り際にいただき、
また来年戻って来れる、それだけで楽しみができました。
東急ホテルの皆さんお元気で、それぞれ、観光業の渦に呑まれて、
何事もなかったようにスマートな顔して再会しましょう。
ホテルは、結局、、、人です。
銀ステの旅は、結局、、、密でないと愛されない、
これも長かったコロナが教えてくれました。
来年もあの場所に帰れますように…
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