ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

JMOOC「男と女の文化史 」Week2:表現される遊女から表現する遊女へ

2018-06-01 14:42:07 | JMOOC
5月23日に始まったJMOOCの講座です。
東北大学の先生方によるものですが,
毎週毎週,テーマが違うので,
興味ある週だけ受講しようと決め,(修了証を目指さずに)
第1週の「源氏物語」をパスし,
第2週の「表現される遊女から表現する遊女へ」の受講中です。
5月30日にアップされ,6月26日まで自由に学習できるので,
のんびりと,今日は2-0から2-6までのうち,
2-3まで講義を聞き,確認クイズを受けました。

講義は東北大学の高橋章則先生。
JMOOC第1回の本郷和人先生のような有名人ではないけれど,(すみません。)
本郷先生同様,歴史学とは・・・といったお話から始まります。

高橋章則先生の専門は「文芸社会史」だそうです。
先生は江戸時代の狂歌や浮世絵(主に狂歌)といったものから,
普通の人々,「個」に光を当てる。

人々の「個」を「個」として意義付ける歴史を構成する・・・?
ありふれた「個」の中に可能性を読み取る努力・・・?
可能な限り多くの人物を歴史に組み込むこと・・・?

難しそうに見えますが,講義を受けると,なんとなくその意味,
先生の文芸社会史がわかるような気がします。(?!?)

私がやりたいことと似通ったところがあるような気がするのです。
(東北大学の先生と私を同列に書くとは,私は何と厚かましい。)

学習されている方,テストを受ける方もいると思うので,
詳しい内容は控えます。
というか,肝心の遊女は
まだちょっと顔を出しただけです。(笑)

また,6月26日のテスト終了後,詳しく書きたいと思います。


PS.ただ,言えることは,
今回の高橋先生も本郷先生も英雄たちの選択の磯田さんも
みんな同じ,
「歴史学は史料に基づかないといけない」と言います。
(磯田さんはすぐに「古文書」といいます。)
やっぱり,古文書の勉強をしないと・・・と思いました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JMOOC,5月に東北大学の先生による「男と女の文化史」がはじまります。先ずは『源氏物語』

2018-03-07 14:46:03 | JMOOC
大阪市立大学の先生方などの
JMOOC「都市史研究の最前線―大阪を中心に―」
第1週の考古・古代を受講し,今日,第1週のテストを受けました。
バッチリ,満点です!
(講義を聞けばわかる素直な問題,三択です。
 ちなみに,この講座は,JMOOCカテゴリーⅢ,
 大学が提供する特別講義および公開講座相当の講座,企業等が提供する講座等)

テストが終わり,全体の案内を見ると,
なんと,次は東北大学の先生方による
「男と女の文化史」を発見!

第3週以降はドイツ文学や古代ギリシャなので興味がないのですが,
(すみません。)
第1週は『源氏物語』
第2週は江戸時代の遊女を取り上げるそうです。

今回の大阪は「修了証」を取る気でがんばりますが,
「男と女の文化史」の方は,修了証抜きで,
1週と2週だけ受講しようかなあ?と思います。
(ちなみに,こちらの講座はJMOOCカテゴリーⅠ,
 大学が提供する大学通常講義相当の講座です。
 レポート(相互採点方式)も書かないといけません。)

年度末で仕事も忙しくなるころなのに,のんきなことばかり言っていますが,
面白いものは面白いですからねえ。
古文書の次の課題(第3回)できているし。
(第2回の課題が返ってきたら提出する予定です。)

でも,図書館で借りた本をまた読まずに返すことになりそうですが・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JMOOC,「都市史研究の最前線―大阪を中心に―」が3月6日からはじまります。

2018-02-27 11:42:02 | JMOOC
JMOOC「都市史研究の最前線―大阪を中心に―」が3月6日からはじまります。

大阪市立大学の歴史学の先生が中心となって,4週にわたり,
大阪の古代から現代までの歴史の講義を無料でしてくださいます。

第2週:中世―大阪本願寺寺内町と豊臣の大坂―
ワクワクします。

第3週:近世―都市の開発と社会構造―
よくわかりませんが,「安井家文書」という文字を見ただけで,
どんな講義かしら?と思います。


今までたくさん受講しました。

最近では,徳田和夫先生の「妖怪の世界を探る」

一番初めは本郷和人先生の「日本中世の自由と平等」
これは,最初ですし,一番印象に残っています。

本郷和人先生は,バラエティー番組でもお馴染みですが,
この講義は,一般向けとはいえ,
雑学などではなく,
しっかりした歴史学の講義でした。
もう長年,歴史学から遠ざかっている私を目覚めさせてくれたと言っても過言ではありません。

手元にある,テストの解説
たぶん,本郷先生の助手か学生さんかが作ったであろうテストの解答例から

「歴史学は科学である。
 そのため,厳密な資料解釈を行い,
 その結果として得られた歴史事実(史実)を組み立て,
 説得力のある歴史像を構築していくべきである。」

「歴史学とは科学であり,実証主義に立たなくてはなりません。
 (中略) 
 根拠となる歴史資料を提示し,
 その解釈を述べ,史実を積み上げて,論理的に納得できる結論を導き出す。」

本郷先生が講義の中で,
坂本龍馬について,
「司馬遼太郎がつくりだした」というようなことを言っていたと思います。

前回も,歴史学と小説について少し触れましたが,
「歴史学は科学である」を忘れずに,
しっかり史料にあたり,史実を積み上げ,結論を導き出せる“おばさん”でありたいです。

(今日はカッコいいことこと書いてしまいました。)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JMOOC「妖怪の世界を探る ~その伝承とビジュアルテキスト~」修了!楽しかったです。

2017-11-28 13:40:18 | JMOOC
昨日,JMOOC「妖怪の世界を探る ~その伝承とビジュアルテキスト~」,
最終テストまですべて終了。
何とか73点取れました。
修了証書が楽しみです。

最後までおもしろかったです。

「百鬼夜行絵巻」真珠庵本については,
最後の最後で「大どんでん返し」のようでした。
最後の鉄漿(おはぐろ)の妖怪シーンは
闇夜の中で,男の人が見たもの(?)だったんですね。
キツネや貉(むじな:狸の仲間?)にだまされるんですね。
だました妖怪たちはニンマリ笑っているんですよ。

説話に似たようなお話があるんですよ。

可愛い付喪神や猫又もいいですね。


講義の最後に徳田先生はこう言っておられます。
「私たち人間は
 やはり
 闇というものを
 とても恐れたんですね。
 現代でこそ真の闇はなかなか
 ありませんけども
 たった一人で
 暗い世界にいると
 人間というものはいろんなことをイメージする
 観想を持ったりするわけですね。
 というわけで
 妖怪というものは私達の精神文化を考える上で
 とてもとても重要な
 研究対象に
 なっているわけであります。」


『妖怪学の基礎知識』はまだ少ししか読んでいませんが,
徳田先生は「お伽草子と妖怪」の章を書いておられます。

ちなみに,歴博・香川先生は,
「妖怪の思想史」「娯楽と妖怪」の章です。
"香川先生らしい”です。


JMOOCは終わりましたが,
時々講義を聞き直したり,
『妖怪学の基礎知識』をゆっくり読もうと思います。

この講座,12月6日までです。

(講座を聞いていない人にはなんのことだかわからない話,すみません。)



PS.『妖怪学の基礎知識』(読書メーターより)(12月4日筆)
兵庫県立歴史博物館の特別展や,香川学芸員の本の影響で
江戸時代以降の妖怪に関心がありました。
今回,JMOOCで学習院女子大学の徳田教授の「妖怪の世界を探る」を受講し,
もっと以前の妖怪を学び,妖怪について総合的に書かれたこの本を買いました。
まだ,妖怪が見えないもの,畏怖の対象,文では書かれていても,絵画化されていない頃,
それが,百鬼夜行絵巻など絵画化される頃,
江戸時代になり,妖怪はいないと思いながらも,畏れたり,一方で玩具にしてしまった頃
・・・流れがよくわかりました。
妖怪観は人間の精神文化の変化の一面ですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JMOOC「妖怪の世界を探る ~その伝承とビジュアルテキスト~」がおもしろい!

2017-11-21 10:42:18 | JMOOC
11月1日から始まったJMOOCの

「妖怪の世界を探る ~その伝承とビジュアルテキスト~」がおもしろいです。

学習院女子大学の徳田和夫先生の講義です。
先生の穏やかのお話も大好きです。
このブログにも何度も書きましたが,
昨年は妖怪や国芳にはまりました。
この講義の掲示板(第2週)にこう書き込みました。


兵庫県に住むATSUです。
よろしくお願いします。
さて,昨年,兵庫県立歴史博物館で「立体妖怪図鑑ー妖怪天国ニッポンPartⅡー」という特別展がありました。
その中で今回の講義と重なる部分があり,その点からも興味深いです。
「畏怖の念」だった妖怪は,江戸時代には浮世絵・風刺絵になったり,
双六などの玩具になったり・・。
「江戸時代」という時代の「再勉強」です。
(30年以上前の高校時代学んだ江戸時代とはずいぶん違う気がします。)

昨年,もう一つ今回と関係が深い展覧会に行きました。
神戸市立博物館「俺たちの国芳 わたしの国貞」です。
歌川国芳にすっかりはまってしまいました。
今回の講義で出てきた「猫又」,
国芳の浮世絵の猫又のミニチュアをガチャポンであてました。
(この猫又は,家のカギにつけています。)

来週からの「百鬼夜行」楽しみにしています。

スタッフからお返事がきました。
お返事によると,
講師の先生も「俺たちの国芳 わたしの国貞」の公式グッズの猫又ぬいぐるみを持っておられ,
手元に置いておられるそうです。

お返事ありがとうございます。


徳田先生の講義は,妖怪と言っても,説話文学や絵巻の妖怪が中心です。
歴博の香川先生の妖怪は,妖怪と同時に
妖怪を絵画化・玩具化,また,立体表現する人間の思考だと思います。

徳田先生の本がないかなあ(ただし,一般向け)・・・と思い探していると,
面白い本を見つけました。

『妖怪学の基礎知識』
小松和彦編著ですが,
何と,徳田先生も香川先生も書いておられます。

また,本を買ってしまいました・・・・。


講義の方は,明日から第4週,最終週となります。

私の成績は今のところ,7割強。
最終テストが終わるまで,合格できるかどうかはわかりません。

でも,おもしろいです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする