ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

なるほど・・・

2021-06-17 14:41:19 | 日記 博物館・美術館...
15日,久しぶりに電車に乗って,姫路へ。
コロナ,だいぶ減ったし,
緊急事態宣言が終わったら,人がふえるかなあ?
コロナワクチンの兵庫県の大規模接種センターが始まったら,
姫路駅周辺は絶対人が増えるよね!?!
と思い,その前に・・・

久しぶりの姫路城,
歴博側から(北東側)からの写真です。
いつ見てもいいですね。

そして,歴博。
今,特別企画展「広告と近代のくらし」をやっています。

と,その前に,
1階「歴史工房」をのぞきます。
その一つ。屏風。
屏風と言えば,
博物館のガラスケースの中に展示されている,じゃばら折のものを思い浮かべます。
以前,ブログに載せた,「洛中洛外図舟木本」や「朝鮮通信使室津湊御船備図屏風」のように。
が,当然といえば,当然ですが,
屏風は風や視線をさえぎったり,部屋を区切ったりするためのもの。
だから,「L」字型や「コ」字型に置かれたりもするのです。
江戸時代の本などの挿絵にそんな屏風が出てきたりするのです。
ということは,家にある本の浮世絵とかにもあるかも・・・。
今日の「なるほど・・・」の一つめです。

「歴史工房」では,他にも,「兵庫県のはじまり」「あの世とこの世」の企画をしています。
「あの世とこの世」は大好きなんですが,長くなるので,今日は省きます。

2階に上がって,「広告と近代のくらし」
やっぱり書くと長くなるので,
今日の「なるほど・・・」二つめ。
昭和4年の大阪三越のカタログです。
「大阪三越」と書かれています。
が,昭和15年の阪急のカタログは,
「グロタカの急阪」なのです。
なるほど・・・,この時期って,右から書くのと,左から書くのが混在していたんですね。
じゃあ,学校では,どう教えていたんでしょうか。

今日は「なるほど・・・」でした。





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江戸時代の女性

2020-10-11 07:22:04 | 日記 博物館・美術館...

10月9日の姫路城です。

「姫路城の観光客数 前年比9割減」と
10月08日のNHKニュースで見ました。
「ことし4月から9月までの今年度上半期に姫路城を訪れた人の数は,
 新型コロナウイルスの影響で12万人余りと,
 去年の同じ時期よりおよそ9割減少したことがわかりました。」とのこと。
4月9日から5月27日まで入場禁止だったそうですが,
9割減で12万人余りとは,
さすが姫路城!と素人の私は思います。

兵庫県のコロナはあいかわらず,
姫路は駅前のマッサージ店でクラスターとか・・・。

そんな中,久々に姫路に来ました。
目的は,
兵庫県立歴史博物館
特別展「女たちのひょうご ー千姫から緒方八重までー」

「ひょうご」とありますが,
半分は,兵庫と直接的には関係なく,
江戸時代の女性について。

簡単に紹介(私がおもしろい!と思ったもの)

入ってすぐ,
「娘一代成人双六」:おもしろい。見入ってしまった。
「熊野勧進十界図」:仏教における女性観がわかります。
(「熊野勧進十界図」については,今までにどこかに書いています。)
(おおざっぱですね。)

解説もとてもわかりやすい。

「女教大全姫文庫」には,饅頭の食べ方も
「孝女はつ褒状」:両親に孝行をしたはつに米2俵
(これについては次回のNHK学園古文書解読実践コースの「あなたの声」に詳しく書く予定
 課題も同じく,孝行して褒美をもらう話)
もちろん,浮世絵もたくさんあります。
着物に結髪模型もいろいろ

ほんと盛りだくさん!

その後展示は,「ひょうご」関係の
千姫や大石りく,田ステ女,緒方八重,関連。

私としては,最後の方の
庄屋などに残されていた古文書,
女性の手習い手本,書状もよかったです。
女筆は解説があるものは見ながら,頑張りましたが,
解説がなければ,全くのお手上げです。


久々の歴博はいいですね。
そこにいる,
というだけで楽しいです。
ゆっくり見てきました。

気がつけば,2時間弱。

帰りはゆっくり歩いて駅まで。
上の写真は,その時に撮ったものです。
(歴博の展示は,撮影禁止でした。)


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幕末の梛(なぎ)八幡神社祭礼絵馬&角力興業願

2020-08-28 11:45:21 | 日記 博物館・美術館...
7月の何日だったかな?
用事で出かけ,たまたま車で走っていた道に大きな
「梛八幡神社はこっち」っぽい看板。
「確か・・・以前,たつの市立龍野歴史文化資料館で見たような???」
と思い,用事の帰りに寄り道。
けっこう大きな立派な神社でした。
参道には,小さなカエルがたくさんぴょんぴょん。かわいかったです。

確認しよう,龍野歴史文化資料館に行って!

と思いながらも,コロナで自粛。

そろそろ,減ったかな?
と思い,やっと8月26日,龍野歴史文化資料館に!

企画展もやっていたのですが,それは置いといて,
目的の梛八幡神社・・・ありました。
現代にも続く,梛八幡神社神事獅子舞の模型のほか,


梛八幡神社祭礼絵馬,弘化2年(1845年)


梛八幡神社角力興業願,安政6年(1859年)


梛八幡神社角力興業願「口上之覚」を見ると,
「四本柱,幕等も相用不申,行司迚(とて)も別段差入不申」
角力をするから,許可してちょうだい・・・って書いている?

絵馬の方をじっくり見ると,
神社の境内で角力を奉納しており,
四本柱も幕もあります。
行司は・・・絵馬がところどころ剥がれ落ちているので,よくわかりません。
奥には相撲を見ている役人さん?
祭の神輿や幟,それを担ぐたくさんの人々がいるので,
角力ではなく,祭りを見ている?
現在は10月20日が祭りだそうですが,
「梛八幡神社角力興業願」は10月になっているから,
祭で角力を奉納する?
(10月の祭りの角力の許可は10月に願い出ても無理ですよね。いや,旧暦,今の暦・・・?)
絵馬では四本柱も幕もあるのに,
「口上之覚」では,四本柱も幕も用いない,と言っているのは,
絵馬は絵馬,神様に奉納するものだから,四本柱も幕もあっても,
現実には,藩の質素倹約で四本柱も幕もできない?
絵馬と口上之覚の間に14年あるから,藩は厳しくなった?

想像するのは楽しいけれど,実際はどうだったのか・・・
展示されていた「口上之覚」以外の古文書を見ないとわかりませんね。

久々に,古文書で楽しみました。

でも,・・・実は「口上之覚」を全く読み違えていたら,
話になりませんね。

昨日,第1回課題が返ってきました。
前半は,「,」の場所を間違えた以外はパーフェクトなのに,
後半はたくさん間違えていて,
なんとか「A」です。
間もなく第2回提出です。
「あなたの声」はもちろん,
「幕末の梛(なぎ)八幡神社祭礼絵馬&角力興業願」です。
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件(くだん)

2020-07-03 11:39:20 | 日記 博物館・美術館...
何からどう書いたらいいのか・・・

先日,
4か月ぶりに電車に乗り,バスに乗り,
姫路へ。

姫路城を見て,
総社で茅の輪くぐりして,
兵庫県立歴史博物館
特別展「驚異と怪異ーモンスターたちは告げるー」
行ってきました。

日本だけでなく,世界の「想像界の生物」の絵や置物,
大きなモニュメント(?)も展示されています。

ドキッとしたのは,「驚異の部屋」のスペース。
大航海時代,ヨーロッパ人は世界中の民族や生物に関する知識を集め,
珍しいモノを収集。
貴族や富裕層が,城や館の展示室に並べて見せびらかしたそうです。
「驚異の部屋」です。

その一つ,
日本の江戸時代後期,見世物に使われていた「人魚」
実際はサルなどの上半身と魚の尾をつなげた作り物なのですが,
それが,オランダに渡り,このたび「里帰り(?)」です。

でも,
6月28日のTwitterによると,
アンケートでは,いまのところ,アマビエを超える人気はこれ。



「件(くだん)」です。
写真撮影可,「我が姿を写して人に見せよ」と看板が。

件とは,牛のいわゆる「奇形」です。
アマビエ同様,「予言する怪物」です。
写真は剥製ですが,
作り物ではありません。
もともとは,群馬県の興行師が見世物に用いていたものだそうです。

他にも,件の錦絵等,複数残っています。
それどころか,歴博の資料を調査する中で,
安政年間の件の資料も新発見されました。
ほんの,数週間前のことです。

慶応3年(1867年)に板行された「件獣之写真」と題する錦絵には,
牛の腹から,人間のような顔をした
「件」という獣が生まれ,
「当年から諸国は豊作になるが,
秋からは悪い病気が流行する。」と
予言をして,3日のうちに死んでしまったという話を伝えています。

件が生まれて予言を残したという話は,
幕末のほかにも,日露戦争のころ,太平洋戦争のころにもささやかれたそうです。

この度は,1時間ごとのネット予約,
「1時間で出なくてもいいのよ。ゆっくり見てね。」
と言われても,
1時間たつと次の人が入ってくる。
・・・やっぱり,1時間しか見ることができなかった・・・。気分的に。
日曜日は,入場制限も出たらしい。

もう一度,興味のあるものに絞って,じっくり,はりついて見たい・・・。

でも,コロナの状況を見ていると,
「また,閉館してしまいませんように。」と思ってしまいます。

アマビエ様,お願いします。


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何度見ても飽きません,南蛮美術;神戸市立博物館

2019-11-27 10:21:15 | 日記 博物館・美術館...
国芳も好きですが,
国芳ファンになったのは,ここ数年。

南蛮美術ファン歴は,ん・・・40年弱かな?
(年が・・・ばれる?)

学生時代は,毎日神戸に通っていましたから,
帰り道,
阪急春日野道駅で途中下車して,南蛮美術館によく行っていました。
何年生の時だったかな?
南蛮美術館は,ほかの小さな博物館といっしょになり,
りっぱな神戸市立博物館となりました。

その神戸市立博物館が,2年近く休館し,
先日リニューアルオープン!

先週金曜日に,行ってきました。
(ごく一部を除き,写真撮影可でした。)



ロビーです。
床もトイレもピッカピカになっていました。

かつては,2階の喫茶店の前は,段になっていました。
阪神淡路大震災の時にできたものです。
それもきれいになり,
喫茶店の位置もかわっていました。
経営者も。
前のおばちゃん(経営者さん)どうしているかな?
ちょっとさみしい・・・。
(詳しくは,2017-08-19「神戸市立博物館」)

今回は,リニューアル記念「神戸市立博物館名品展」
今まで何度も見たことがある神戸市立博物館の名品ですが,
何度みても飽きません。

国宝の桜ヶ丘銅鐸は,360度見てきました。
これも何度みても好きです。

南蛮美術の数々,
大好きです。

その中の一つ。



この写真では,わかりづらくて,すみません。
「都の南蛮寺図」です。
教科書で見たことがあるような・・・。
よく見ると,
南蛮の帽子屋さんも絵が描かれています。

ほかにも,教科書でおなじみのザビエルとか,南蛮屏風,
江戸初期の地図とか,いっぱいおもしろいものがあるのですが,
書くときりがないので,今回はここまで。

図録も買いました。
家には,以前買った図録
「国宝 桜ヶ丘銅鐸・銅戈」も「南蛮美術コレクション」もあるんですけどね。

でも,今回の記念です。

ゆっくり図録も楽しみます。

また,行きます,神戸市立博物館。
コメント (7)
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